さくらんぼ計算から子どもを守る方法 | 朝霞のどんぐり式算数文章題教室 学び処『にこまる』のブログ

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高速反応ができることを頭がいいとか勉強ができると勘違いしないでくださいね。
じっくり自分の頭で考えられることを大切にしてください。
子育ても学習も、「ゆっくり・じっくり・ていねいに!」
12歳まではこれが基本です。

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1年生が繰り上がり、繰り下がりの計算をやる時に、悪名高い「さくらんぼ計算」を強要される場合があります。
これで、混乱して、計算が苦手になってしまう子も多くいます。

これを防ぐには・・・

 

こんにちは。

朝霞のどんぐり式算 数文章題教室 

学び処『にこまる』

平松 あかね です。

 

《さくらんぼ計算》

1年生で習います。

この単純な計算をやるのに、さくらんぼ計算で書かせると、考える行程がたくさんあるのが分かりますよね!

【足し算の場合】

1.9にいくつたせば10になるかを考える(10-9=1)

2.4を1と3に分ける(4-1=3)

3.10になるペアを赤で囲む(9+1=10)

4.10と3をたす(10+3=13)

 

わ~めんどくさ~い。

足し算なのに引き算もやらなきゃ~。

ん?どこで引き算する??

どことどこをたせばいいの????

 

【引き算の場合】

15を10と5に分ける(15-10=5)

10と8を赤で囲む

10から8を引いて答えを8の下に書く(10-8=2)

5と2を足して7(5+2=7)

 

えっ、とりあえず、15を10と5に分けたけど、その後どうすればいいんだっけ??

 

足し算・引き算とやってきて、また足し算を出すと「あれ、どうやるんだけ?忘れちゃった。」となります。

足し算と引き算の混じったプリントをだされようものなら、混乱しまくりです。

 

 

とうわけで、サクランボ計算で混乱を招かないためには、

 

①先生に、「うちはサクランボでさせると混乱するのでやらせません」または「別な方法でできているのでやらせません。」とはっきり言う。

 

②まず、答えだけ好きな考え方で子どもに書かせて、サクランボの部分は親が書く。

 (聞き手じゃないほうの手で書くとうまくなり過ぎずグッド)

 

③まだサクランボ計算を習っていない子は、その前に、サクランボを書かずにに計算できるようにしておき、習っている間はできる限りサクランボ計算をやらせないようにしましょう。

 

頭の中でサクランボと同じやり方でやる子もいると思いますが、それを数字で書かせると混乱のもとになってしまうのです。

 

5のまとまり、10のまとまりがイメージできればサクランボなしでもできます。

また、指を十分に使わせてあげることも大切です。

10以上の数の時は、親の手を貸してあげてください。

慣れてきたら、親の手は実際に見ないでイメージでできるように。

 

サクランボの軸の部分をわざわざ定規で書かせる先生も日本にはいるようですので、そういう先生に当たってしまったら親が対処してあげないと子どもが可愛そうです。

サクランボ計算はとくに引き算が混乱しやすいです。
数字だけをいじってやるより、視覚的なイメージで計算するほうが間違えません。

 

 

どうか、子どもたちを混乱させないようお願いいたします。
 

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