ヴェイパーロック現象
または
ベーパーロック現象
(vapor/vapour lock)
ネット記事では、
ペーパーロック現象
(paper lock)
と呼ぶヤカラが多い。
下手をすると教習所でも教える。
名は体を表す。
名前を間違えると、
脳内に描くイメージ始め根底から勘違いを起こす。
事の本質を知らないで耳コピーをするから、
特にライターはこういう事をやらかす。
言う側が原理をどれだけ丁寧に説明しても
聴く側は脳内イメージと一致しないから、
覚えられない。
正しくは
- フットブレーキを踏み続ける。
- ブレーキパッドが過熱する。
- その熱でブレーキフルードの中にある水分が沸騰する。
- ここで蒸気(vapor)が発生する。
- フットブレーキを踏んでも蒸気を圧縮するだけで
ブレーキパッドに力が伝わらない。 - ブレーキが効かない。
要約すると、
vapor が発生してブレーキが lock したようになる現象を指す。
(詳細な解説は上記リンクを参照)
チョッとニュアンスは違うけれど、
うまい棒
を
うまか棒
と呼ぶおバカも居る。
パッケージにデカデカと
うまい棒
と書いてあるにも関わらず。
うまい棒はスナック菓子で
うまか棒は棒アイス、
どっちも実在するからこそタチが悪い。
どんなに「うまい棒」の話をしても、
ソイツが間に入ると
「うまか棒」の話と交雑して煙に巻かれる。
正しく名を呼べば誤解は生じにくい。
前者の教習所で言えば、
黒板?ホワイトボード?に
ベーパーロック現象
vapor lock
と書けばイイ。
後者はいくら文字を見ても読み間違える確信犯だから、
○○に付ける薬は無い。