※注意:Chromeのアップデートにより、
このハックが使えない可能性あり。


Windows11(or Windows10)で
Google Chrome を複数プロファイルで
運用するヒト向け。


この環境だと、
最初に登録した(第1)プロファイルが
チョット使いにくいんだよね。
第2プロファイルを開いているときに、
第1プロファイルを開く方法が、
Chrome右上の「プロファイル切替」だけ。
「Google Chrome」ショートカットだと、
いま使ってるプロファイルの別ウィンドウが開く。
第2プロファイル以降の方が使い勝手が良くて、
第1プロファイルは醜いアヒルの子?

特にタスクバーの方は厄介で、
全プロファイルをピン止めしてると、
Google Chromeは
第1プロファイルのショートカットっぽく振舞うくせに、
「確実に第1プロファイルを開け」ない
ってヘンな現象が起きる。
感覚とのズレが生じて
イライラMAX!

それを解消しちゃおうってのが、
今回のお題。
注意:当ブログお約束の画像無し。
 



【手順】
ポイントは2つ。

  1. ピン止めの実体はドコにあるか
  2. 第1プロファイルを直に開くショートカットとは


1. ピン止めの実体はドコにあるか


実体は(上記解説の)
“TaskBar”フォルダ内の各ショートカット。
 

2. 第1プロファイルを直に開くショートカットとは

ショートカットの名前を
<プロファイルを識別する名称> - Chrome
に変更する。

ショートカットのプロパティを開いて、
リンク先の後ろに
 --profile-directory="Default"
(重要:先頭に半角スペースを忘れずに)
を追加する。

アイコンの変更(C)...
を押して、
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Google Profile.ico
を選択する。
「アイコンの変更」は「OK」をクリック、
「~のプロパティ」は「OK」をクリック。
(ショートカットの編集が終了)

サインインしなおすか、
explorerを再起動すると、
タスクバーの表示にも反映される。

以上。


デスクトップにも同じショートカットが欲しければ、
編集後に“TaskBar”からコピーしておく。

チョット便利で、
チョット幸せになれるかな。
 



【解説編】
キモは
「第1プロファイルもパラメータを指定して起動」

Chromeのショートカットと
第2プロファイルのソレを比較すると、
後者には引数(起動パラメータ)があって、
--profile-directory="Profile 1"
つまり
Google Chromeのショートカットは、
プロファイルを指定しないで起動する。
動作的には、
Chromeが動いていなければDefaultで、
何かが動ていれば同一プロファイルで、
新規ウィンドウを開く。

更に複数プロファイルの仕組みを観察する。
例えば、
example1@gmail.com
example2@gmail.com
example3@gmail.com
の順にプロファイルを作成すると、
内部的には次のように処理される。
example1@gmail.com -> Default (≠Profile 0)
example2@gmail.com -> Profile 1
example3@gmail.com -> Profile 2

各プロファイルは同列のフォルダとして分離しており、
フォルダ名は上記内部処理名で、
ショートカット用のアイコンは
各プロファイルのフォルダに存在する。


ここで更なる疑問。


1. “TaskBar”フォルダにあるのはショートカットなんで、
他所からコピペすりゃイイんぢゃね?
→やってみるとわかる、
コピペではタスクバーが上手く動かない。
タスクバーでピン止めして、
そのショートカットを編集するのが唯一の方法。
同様に、
“TaskBar”フォルダから削除すると不具合が起きる。
推測だけど、
“TaskBar”フォルダとレジストリが連携して
タスクバーを管理している。
(並び順はドコに記録してると思う?)

2. 第2プロファイル以降のショートカットが“TaskBar”に無い。
ドコ?
→こいつらは近傍の別フォルダに有る。
興味があるなら観察するとイイ。

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