危険、子供は渡るな!(精神医療という名の交差点) | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      

 

下記の記事は2014年07月30日(水) 掲載の

危険・子どもは渡るな!! (精神医療という名の交差点)に加筆修正したものです。

 

 

意見の対立があるとき、多くの場合相手の意見を「否定」します。

 

あることを「否定する」とは、「そのこと以外の全て」を含んでいます。

 

「全問正解」の否定は、「全問不正解」ではありません。

 

「不正解の答えもある」が正しい「全問正解」の否定です。

 

「あなたを愛している」の否定は、「あなたを憎んでいる」ではありません。

 

「あなたの全て対して『愛している』という感情はもっていない」が正しい否定です。

 

「あなたを尊敬しています」なども「あなたを愛している」の否定に含まれるということです。

 

私は「向精神薬処方反対」の立場ですが、正しくお伝えすると

「向精神薬は効果がある」の否定をしているので「向精神薬は効果がない場合もある」という見解です。

 

「反精神医療」は精神医療を否定する立場の意見ですが、

「精神医療は科学的である」の否定ですから「精神医療は科学的でない場合がある」

 

そして、「精神医療は患者にとって有用な正しい医療である」の否定ですから

「精神医療は患者にとって効果のない場合があり、正しくない精神医療もある」という見解です。

 

また成長期の子供たち、特に脳の発達にとても大事な時期の子供たちに

効果が検証されていない向精神薬の処方には反対の立場です。

 

「反精神医療」は、一部分を「誇張」し、「歪曲化」し、

精神医療を「全否定」しているという意見がありますが、そうではありません。

 

「脳」も身体の「一部位」である以上「病む」ことはあります。 

 

病むのであれば、専門医は必要だと思います。

例えば「脳神経外科」や「神経精神科」などです。

 

「飲酒運転反対」の見解の方々は、運転する人の全体数から見れば飲酒運転をする人は一部分ですが、

極少数ですが看過できない「飲酒運転事故」の事例を出して「飲酒運転の危険」を啓蒙しています。

 

「反精神医療」も同様に、「誇張」や「歪曲」ではなく、全体に占める割合は不明ですが、

「医療」とは呼べない見過ごせない「誤診」や「処方」に対して「注意しましょう」と啓蒙しているのです。

 

精神科以外の医療行為にも「誤診」や「誤処方」はあるのも事実です。

 

しかし、精神医療は崩れ去った「仮説」に基づく「作用機序」の曖昧な

「副作用」の発現率がとても多い「向精神薬」を簡単な問診だけで処方し、

「副作用」の症状を「病状の悪化」とみなし、更に不要な「向精神薬」を増薬します。

 

例えれば、

通常では考えられない件数の「スピード違反」「信号無視」そして「飲酒運転」が横行する交差点に、

子どもたちや土地勘のない通行人の為に

 

「死亡事故多発注意!」「青信号でも、もう一度左右確認!」「危険・子どもは渡るな!!」

 

などの「注意看板」を立てることと同じなのです。

 

これが「誇張」し、「歪曲化」し、「全否定」しているということですか!?

 

科学とは実験、検証、証拠に基づいた論理的な考えに成り立ちます。

 

また「医学(医療)」とは、人体の構造や機能、疾病について研究し、疾病の診断、治療、そして予防法を開発する学問です。

 

「医学」とは、「科学」基づいた学問でなければなりません、決して迷信や妄想、「誤った仮説」によるものであってはならないのです。

 

うつ病の原因は

「モノアミン仮説」に始まり「血流障害説」「自律神経失調症節」…

 

そして最近では

「ストレスホルモン・コルチゾール説」「受容体機能亢進説」、「セロトニン説」、「ノルエピネフリン説」(1)、

「ドーパミン説」(2)、「GABA不均衡説」(3)、「二次メッセンジャー不均衡説」(4)… 

 

極めて曖昧な多数の仮説が登場しています。

 

いったいどれが正しいのでしょう!?

 

向精神薬の「抗うつ効果」とは、何を意味するのでしょうか…?  

 

「鎮静効果?」それとも「覚醒効果??」

 

精神科医は「クスリ」には効果があると、まるで宗教のように頑なに信じ、

患者が副作用や減薬を訴えても、聞く耳を持たない精神科医が多くいるのは事実です。 

 

世界標準では、4週間を超える処方は推奨されないとされているのに、何カ月も、何年も処方し続けます。

 

私の場合…

睡眠剤は「眠り」というよりは「気絶」に近いものでした。 そしてそれは「悪夢」を招きました。

 

抗うつ剤は副作用が酷く、食欲減退、便秘や寝たきりなので入浴もできずゾンビ状態に貶めました。 

 

そして多剤処方は「希死念慮」を招きました。

 

デパスは依存症を招き、止めようとしても様々な離脱症状で私を何年も苦しめました。

 

精神科医は「悩める人」と、脳の病気としての「うつ病」とを区別することができません。

 

区別も出来ない精神科医が「副作用」の症状を「病状の悪化」とみなし、

更に不要な「向精神薬」を増薬し「悩める人」を薬漬けにしてQOL(生活の質)を奪い去ります。

 

確認しておきましょう

「向精神薬」とは中枢神経に作用し、精神活動に何らかの影響を与える薬物のことです。

 

悪い影響のことを「副作用」と言います。

 

副作用があることは製薬会社も精神科医も認めています。

 

何度でも呟きます…

「悩める人」そして脳の成長期の「子供たち」に向精神薬という名のクスリは必要ではありません…

 

nico

 

参考・引用

 

「うつ病治療のポイント」 平井孝男 著 115P

 

(1)ノルエピネフリンの機能低下がうつ病と関連しているという説

 

(2)精神運動抑制を主体とする抑うつ状態にドーパミン機能不全が関与しているという説

 

(3)抗うつ薬にはGABA放出促進の作用があるので、うつ状態にGABAが関係するという説

 

(4)シナプシス部受容体のcAMPが代表的な二次メッセンジャーで、このcAMP生産の減弱が関係しているという説