「頭字語」とは、アルファベットにおける「略語」の一種。
つまり複数の単語から構成された文字の頭文字を繋げて作られた「語」のことです。
その読み方によって2種類に分類されるそうです。
頭文字を一字ずつアルファベットの名のままで読む「イニシャリズム (initialism)」
例: USA(ユー・エス・エー)、WHO(ダブリュー・エイチ・オー)など。
USAを「ウサ」、WHOを「フー」と読む人はいないですよね…
そして連なったアルファベットを通常の単語と同じように発音して読む「アクロニム (acronym)」
例: NASA(ナサ)、OPEC(オペック)、NATO(ナトー)など。
「ニコ呟…」でも、IC(インフォームド・コンセント)やQOL(クオリティ・オブ・ライフ)は度々登場します。
向精神薬でもありますね、イニシャリズムとアクロニムが
イニシャリズム → SSRI(エス.エス.アール.アイ)
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)
アクロニム → NaSSA(ナッサ)
ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬
「頭字語」には、その他に「バクロニム」と呼ばれる造語もあります。
バクロニム(back + acronym = bacronym)とは語呂のよさそうな頭字語や構成単語をこじつけて組み合わせた「造語」です。
「マルボロ」という煙草のブランド名の由来については「諸説」ありますが、「バクロニム」によるという説もありました。
「諸説」とは…
●フィリップモリスの工場があったロンドンのグレート・マールバラ・ストリートに由来するとの説。
●米墨戦争の英雄マールボロ将軍にちなむという説。
そして
●"Man Always Remember Love Because Of Romance Only"の「バクロニム」という説。
「マルボロ」のスペルは「Marlboro」、
「Man always remember love because of romance only.」の頭文字を並べたもの…
「男は、常にロマンスのためだけに愛を覚えています」
「上田正樹」の世界だ 渋いですね…
そう言えば、寄席の「大喜利」でも観客から「お題」を頂戴し「文」を作る、似たようなのがあります。
例えば「ニコラス」だと
ニ 二年前
コ 向精神薬を止めました。
ラ ラビリンスを抜け出して
ス すこぶる体調の良い ニコラスです。
座布団 一枚!!(笑)
話しを「頭字語」に戻します。
若い方の使う「頭字語」… JKが「女子高生」までは知っていますが、
TKGは、「玉子 かけ ご飯 」だそうです。
ここまでくると、「おじさん」はついて行けません。
Nico
(1)マールボロ