スタメン
GK : 川島永嗣
CB : 吉田麻也・今野泰幸
SB : 内田篤人・長友佑都
DMF: 長谷部誠・山口蛍
OMF: 本田圭祐・大久保嘉人・岡崎慎司
FW : 大迫勇也
チームスタッツ
日本 - ギリシャ
74% 支配率 26%
495 パス成功数 115
90% パス成功率 64%
18 シュート数 9
4 枠内シュート 4
1 オフサイド 3
22 ファール 18
5 コーナー 7
48% 空中戦勝率 52%
ピッチコンディション
気温29度、雨
試合開始
日本のキックオフで幕を開けた。
OMFは大久保嘉人が右、岡崎慎司は左に位置している、CBも本来の吉田麻也が右、今野泰幸は左。
前半2分
日本、右サイドをFW大久保の突破し、折り返しを中央でMF山口蛍が右足でシュートするもはね返される。
前半8分
大久保嘉人がピッチ中央でパスを受ける、大迫勇也は相手ディフェンスと「1対1」、マークはそれ程きつくない、裏を取る絶好の機会、大久保はパスを出そうとするが、大迫は相手を迂回するような動きをした、結局大久保はパスをせず、ボランチに球をもどした。
その直後、本田圭祐からパスを受けた大久保がポストプレーをしようとした大迫にパスをだしたが、簡単に相手に奪われる。
前半10分
ギリシャ コネがリブルで運びシュート、本田が30m追走し相手にプレッシャーをかける。
前半11分
長谷部誠がマニアティスをつかんでしまいイエロー、その後マークが緩む。
前半18分
内田篤人がゴール前の大久保にグランダーのパス、マークされていた大久保は大迫へのワンツー狙いのパスを出し相手ディフェンスの背後に走る、相手のディフェンスラインは崩れていてオフサイドにはならない… しかし大迫はシュート。
シュートするのが悪いとは言わないが、するなら決めろ!
ワンツーが成功していたら、得点の決定的チャンスだった。
前半20分
今野泰幸が持ち上がり、ポストプレーの大迫にパス、相手ともつれたがかいくぐりゴールへドリブル、本田はゴール中央でマークが緩かったので手を広げパスを要求した、しかし大迫はシュートを選択した。
何度でも言う。シュートするのが悪いとは言わない。するなら決めろ!!
前半25分
長谷部がアーリークロスを入れるが、マノラスと競った大迫がファウル。
前半26分
大迫へのファウルでカツラニスにイエローカード。
前半28分
大久保がファールを受け、絶好の位置でフリーキックをもらう。ボールの前に本田と長谷部が並んで立つ、相手キーパーはディフェンス五人に壁の指示……
しかし、何で長谷部やねん! 何で遠藤保仁がいないんや!!
長谷部だとキーパーは本田圭祐が蹴ると信じている。案の定、本田のゴール右上を狙った左足シュートは難なく止められた……
私は( …タラ…レバ )の話はしたくないが、 遠藤が右足で蹴ったかもしれないし、本田の左足フリーキックが入ったかもしれないのだ。
前半38分
ギリシャ、主将のカツラニスが長谷部を倒し、2枚目のイエローで退場。
ここから試合は観ていて「最低の試合」と化す。
ギリシャは戦い方を「0-0の引き分け狙い」
そしてフリーキックかコーナーキックで得点でき、勝てればラッキー。
ヨーロッパ予選ではこの戦い方で突破した。いわゆる「お家芸」である。
フォーメーションを4-4-1にし、カテナチオ(1)の戦法に…
後半になり、やっと長谷部に代え遠藤保仁を投入する。 遅過ぎるがまだ許せる。
後半6分
日本、左サイドで長友が倒されフリーキック。しかし、遠藤のゴール前への浮き球はそのままゴールラインを割る
後半10分
再び、大久保がファールを受け倒したサマラスにイエローカード。
ゴールほぼ正面25メートルからの絶好の位置でフリーキックをもらう。
今度はボールの前に本田と遠藤が並んで話し合う。
本田が蹴ると見せかけて遠藤が…… シュートは惜しくも壁に跳ね返される。
後半12分
大迫に代え、やっと香川信司がピッチへ、岡崎がワントップの位置、香川は左サイドに入った。しかし鍵のかかったギリシャを崩せない。
後半23分
ゴール前に切り込んだ内田に香川が絶好のパス。内田はダイレクトで折り返し、大久保にクロスを入れる……
しかし大久保はシュートをふかしボールは大きく枠を越える。合わせて押し込むだけで良かったのに……
後半27分
長友が左サイドを崩しクロスを入れる。香川のヘディングのこぼれ球を岡崎が相手ディフェンスと取り合い縺れボールは、走り込んで来た内田の方へ転がる。思いっきり足を伸ばしてシュートするが、ボールの芯を蹴ることは出来ず右に逸れる……
あと10cm、ボールが内田の方へ転がっていれば…… これがサッカーである。
試合残り時間が20分を切っても、ザックは残り一枚の交代カードを使う気配はなかった。
明らかに鍵を掛けたギリシャには、攻撃の枚数が足らないし、前半から飛ばし過ぎた大久保は切れがなくなってきた。
大久保に代え柿谷。リスクはあるが山口に代えサイドバックの酒井を入れ、長友を前に張り付かせることも可能だ……
とにかく得点しなければ「後はない」のにザックは動かなかった。
ボールを支配し続けるが明らかに枚数が足らない。蹴り込むクロスはことごとく跳ね返される。
後半32分
香川が本田にパスをだすが、本田は股の間をスルーし、ボールは走り込んできた内田へ……
岡崎、大久保、ワンツーで入ってきた香川がいるが相手ディフェンスの数が上回り、クロスは難なく跳ね返される。
これでもザックは動かない。何故だ⁇
それどころか、センターバック吉田を攻撃に参加させるパワープレーを選択する。
血迷ったか ザック!!
後半42分
吉田は上がったままでパワープレーが続く日本、長友のクロスに吉田が飛び込むが、ヘディングはクロスバーを大きく越える
後半44分
切り返した岡崎に対し相手ディフェンスがボールを手で止めイエロー、絶好の位置でフリーキックをもらう。
本田と遠藤が並んで話し合う。2010デンマーク戦の再現だ。
本田が蹴ると見せかけて遠藤が右足シュート、ボールは枠に行くがキーパーの攻守に阻まれる。
ロスタイム4分
ザックは頭を掻きむしるが交代カードは切らない。
吉田は最後まで敵陣ゴールに留まり、ザックの意に応えようとするが空回りし反則を二度犯し、結果はでない。
そして終了の笛が響き渡った。
ギリシャ戦の後、どうしてもザックに訊きたい「3つの疑問」が数日間、頭から離れない・・・
1.なぜ 長谷部誠、大迫勇也を先発起用した???
コートジボワール戦で懲りたのではなかったのか?
守備的な長谷部誠が先発? 結果の出せない大迫勇也が先発??
2.なぜ 香川信司が途中出場なんだ???
香川信司は「背番号10」である。
代表監督は「背番号10」を中心に何年もかけチーム創りをする、これが世界標準。
このチームは本田圭祐と「背番号10」香川信司のチームではなかったのか?
確かに香川信司はコートジボワール戦の状態は良くなかった。途中出場させるなら先発で使え!!
「背番号10」と心中する覚悟がザックにはなかった・・・
3.なぜ 交代枠3人を活用しないのだ!?!?
背の高いギリシャディフェンスに対しパワープレイ????????
全く理解不能だ・・・
ザックに訊きたい「3つの疑問」に 続く…
nico
(1) カテナチオ
ほとんどの選手が自陣に引いてしっかり守るという堅い守備で、前線の数人だけで素早く得点を取るというイタリアのカウンター・サッカーの戦法をこう呼ぶ。あまりにも守備を重視した戦術であったため、それが転じて、現在ではイタリア・サッカーの守備的な戦い方そのものを表す。カテナチオという言葉自体は、イタリア語で「掛けがね」、「閂(かんぬき)」という意味である。
実際このシステムは1960年代の内に消滅しており、イタリア人は自国の守備陣がそう呼ばれることに対して少々辟易しているようである(Wikipedia抜粋)