W杯、グループリーグ初戦まで10日となった。
日本とコスタリカの国際親善試合が6月2日に行われた。
前半に先制点を許した日本だが、後半に遠藤保仁、香川真司、柿谷曜一朗の得点で3-1と逆転勝利を収めた。
前半はコスタリカの1点リードで折り返す。
後半、日本代表は大久保と青山を下げ、岡崎慎司と遠藤保仁を投入。
60分、日本は左サイドの浅い位置から香川が逆サイドへ展開。ファーサイドで受けた本田が中央にグラウンダーのパスを出すと、内田がスルーし、遠藤がゴール左へ決め、同点とする。
香川信司 → 本田圭祐 → 内田篤人(股スルー)→ 遠藤保仁
直後に日本は今野に代え長友佑都がピッチへ。
80分、山口蛍が香川に縦パス。そして香川がドリブルで持ち上がると、柿谷とワンツーを二度繰り返す。
そして飛び出したGKナバスの位置を見つつ、ゴール右へ流し込み逆転に成功。
山口蛍 → 柿谷曜一朗 → 香川真司 → 柿谷曜一朗 → 香川真司
さらにロスタイムには、柿谷が岡崎慎司の相手ディフェンスと競り合ったこぼれ球を蹴り込み、ダメ押しの3点目を決めた。
遠藤保仁 → 香川真司 → 岡崎慎司 → 柿谷曜一朗
得点の「仕方」が良い! 選手の意識が「統一」されている・・・
試合後、ザッケローニはキャプテン長谷部誠がベンチ外になったことを問われると、
「トレーニングで少し疲れが見えた、監督の判断で今日は休ませることにした」と、判断理由を明かした。
前半の青山敏弘と山口蛍のボランチコンビは、なんとか及第点の出来。
長谷部誠の体調次第で、彼を本大会でフルに使えない場合、前半・長谷部誠、山口蛍、後半・遠藤保仁、山口蛍で充分戦える。
前半ザッケローニは、今野泰幸を左サイドバック、大久保嘉人を右サイドで先発起用。
普段はセンターバックで吉田麻也とコンビを組んでいる今野についてザックは、「酒井高徳がベンチ外にいるので、今野を左で試してみようと考えた」と話し、
5月27日のキプロス戦で1トップとして起用された大久保に関しては、「右でのプレーというものを見たことがなかったので、それを見てみようと思った」と、それぞれ起用法の意図を語った。
森重真人CB,今野泰幸SBのコンビは機能しない事が分かった。そして大久保の右サイドも岡崎慎司ほどの脅威を相手チームに与えることはなかった。
これをテストできた試合前半の意味は大きい。
本田圭祐に対してはキプロス戦、コスタリカ戦のプレー内容を不安視する声もある。
解説者のセルジオ越後氏は、問題なのは本田圭佑と名指しで批判しているが、本田と山口蛍が中央で起点となり、多彩な攻撃を組み立てていたし、本田は得点にも絡んでいる。
思い出して欲しい。
W杯予選を突破し、少し「浮かれ気味」の日本代表に対し
各々チームに戻り『個』を磨け!! と一喝したのは誰だったのか…
みんなチームのため、そして自分自身のために「個を磨いて」集まった・・・
代表発表後の得点者は内田篤人、遠藤保仁、香川真司 柿谷曜一朗。
ヨーロッパで注目されている本田圭祐、岡崎慎司へのマークは当然厳しくなる。
しかし今の日本代表は、センターバック(CB)以外の8人に得点の可能性がある。
そしてセットプレーではCBの吉田麻也も名を連ねる。
C組一位通過との予想が多い「コロンビア」の監督も
「日本戦はタフな試合になるだろう」とコメントしている。
ザックジャパンは楽しみなチームに成長したものだ・・・
nico
参考・引用 SoccerKING
日本、コスタリカに逆転勝利…先制されるも香川弾など3得点
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140603/196028.html?view=more
3得点で快勝のザック、ベンチ外の長谷部は「監督の判断で休ませた」
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140603/196120.html?view=more
コスタリカ戦勝利もセルジオ越後氏「出来が悪くても本田の代わりはいない」
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140603/196152.html