W杯ブラジル大会開幕まで約1カ月となりました、日本の初戦は6月15日の「コートジボワール戦」です。
明日(5月12日)14:00からブラジルW杯に出場するメンバー23名の発表が行われます。
過去のW杯メンバー発表がそうであったように、ザッケローニ監督が都内ホテルで行われる記者会見で、一人ずつ選手名を読み上げていくそうです。(1)
今日は、ザッケローニ監督が主に使っている4-2-3-1のシステムをベースに出場メンバーを予想してみたいと思います。
先ず、今大会の「目標」ですが、本田圭祐君の言う「優勝」はよほどのミラクルがない限り無理でしょうね。
やはり前回大会(Best16)以上の成績、Best8かBest4が妥当でしょうか…
とにかく、グループリーグを突破しないかぎり先には進めません。
では、グループリーグ「突破の条件」を考えてみましょう。
私は「1勝、2分け、0敗」の勝ち点「5」か、最低でも「1勝、1分け、1敗」の勝ち点「4」は必要だと思います。
FIFAランキングから考えると、3戦目の「コロンビア」は善戦しても「引き分け」狙いが順当。
1勝はしないと「突破」は不可能ですから、初戦の「コートジボワール」か、第2戦の「ギリシャ」のどちらかで勝たなければなりません。
私は「初戦」の「コートジボワール」に勝たなければ突破は難しいと考えています。
ちなみにC組のFIFAランキング(5月8日付け)はコロンビア・5位、ギリシャ・10位、コートジボワール・21位、日本・47位です。
2002年の日韓大会で、前回大会優勝国のフランスは初戦でセネガルに敗れ、まさかのグループリーグで敗退しました。
初戦に敗れチームが崩壊した例はいくらでもあります…
反対に2010年W杯南アフリカ大会では、日本代表が初戦「カメルーン」相手に勝利を収め、グループリーグを突破しました。
「ギリシャ」の初戦対戦国は「コロンビア」ですから、ギリシャが負ける公算は大きいです。
日本が初戦の「コートジボワール」に勝っておけば、「初戦で敗れたギリシャ」の第2戦(日本戦)のプレッシャーは大きいでしょう、日本は「引き分け」でも想定内の範囲ですから…
ギリシャ戦にも勝利すれば、勢いに乗って、第3戦のコロンビア戦も「引き分け」て、勝ち点「7」の首位通過も夢ではありません。
つまり、初戦の「コートジボワール戦」に勝つためのメンバーを選ぶことが肝要だと思います。
「コートジボワール」の戦力を分析すると、身体能力のある選手を揃えた「アフリカサッカー」をするチームです。
要注意選手は、マンチェスター・シティのヤヤ・トゥーレ、元チェルシーのサロモン・カルー、そして2度のアフリカ年間最優秀選手、2度のプレミアリーグ得点王など数々の栄誉を手にしたディディエ・ドログバの3名ではないでしょうか。
この3名に「仕事をさせない」戦術で挑めば、勝算はあります。
予選大会及び国際親善試合で実績のある「先発フォーメーション」は
GK : 川島
CB : 吉田、今野
SB : 内田、長友
DMF: 遠藤、長谷部
OMF: 本田、香川、岡崎
FW : 柿谷(大迫)
だと思います、しかし怪我の治療で戦列を離れている選手が3名もいます。
吉田麻也(左膝じん帯負傷)、内田篤人(肉離れ)、長谷部誠(右膝負傷)の3名です。
調整が順調で初戦の「コートジボワール戦」に間に合えばいいのですが、そのような「運頼み」は危険です。
この3人は長く試合をしていませんから「試合勘」にも不安が残ります。
つまり控え選手を含めた「23名」は吉田麻也、内田篤人、長谷部誠が「間に合わないこと」を想定して、「コートジボワール」の主力3名を押さえこめる選手を選考するべきです。
ブラジルW杯メンバー予想 その2 に続く…
nico