読売、佐藤記者が記事を掲載しなくなって5カ月経過した。
ご存知の方も多いと思うが、佐藤記者は「アシュトンマニュアル」の存在をいち早く記事にし、『日本語訳』がネットに掲載されたことを誰よりも早く報じた。
また、アシュトン教授のインタビュー記事も掲載された。
今は、寄せられた情報の整理に時間を費やされているようだ・・・
彼のコメントを抜粋転載させていただく・・・
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読売佐藤記者の精神医療ルネサンス
統合失調症の誤診やうつ病の過剰診断、尋常ではない多剤大量投薬、セカンドオピニオンを求めると怒り出す医師、患者の突然死や自殺の多発……。様々な問題が噴出する精神医療に、社会の厳しい目が向けられている。このコラムでは、紙面で取り上げ切れなかった話題により深く切り込み、精神医療の改善の道を探る。
精神医療ルネサンスを始めて1年以上が経ちました。これまで1000件近い情報が寄せられ、対応しきれない状態が続いています。精神医療が抱える問題の根深さを感じます。
こうした情報を整理し、より幅広く発信するため、現在準備を進めています。これから数か月間、更新が滞ることになりますが、取材は継続していますので、引き続き情報をお寄せください。
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ベンゾジアゼピン関連記事の切り口も鋭い。
例えば・・・
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6月7日(2012年Nico注釈)の夕刊からだ面に掲載したベンゾジアゼピン系薬剤(抗不安薬や睡眠薬)の常用量依存(適正量でも起こる薬物依存)について、非常に多くの反響が寄せられた。
医師に「安全」と言われて長く飲み続けてきた薬で、知らぬ間に薬物依存に陥り、服薬を中止するとひどい離脱症状が出る。ベンゾジアゼピン系薬剤の処方量が異常に多い日本では、もともとあった症状よりも、薬物依存のため薬をやめられないケースが目立つ。
50代の女性は「病院では『長く飲んでも大丈夫』と言っている薬ばかりなので、記事を見てびっくりした。友人もこの中の薬を飲んでおり、記事をすぐに読ませたい」と電話で語った。抗不安薬を1日3回、15年近く飲んできたという70代の男性は「副作用のない薬と言われ、いつも大量にもらい、たくさん飲んできた。医師に相談して飲む量を減らしたい」と話した。「減らし方も詳しく記事にして欲しい」など、続報を望む声も多かった。
ベンゾジアゼピン系薬剤は、20年以上前から常用量依存の問題が知られ、処方期間を4週間未満などに限定するガイドラインを設けた国が多い。それなのになぜ、日本の医師たちは「長く飲んでも安全」と言い続けてきたのか。
まず考えられるのは、医師の勉強不足だ。だが、ベンゾの薬物依存や離脱症状の問題は、国内でもかなり前から指摘されてきた。精神科臨床の百科事典ともいえる「臨床精神医学講座」(中山書店)にはこうある。
抗不安薬・睡眠薬(ベンゾジアゼピン)
◎ 軽度であっても日常生活や社会生活に影響を与える可能性のある副作用については情報を提供する
◎ 薬物依存に関する知識を高めるとともに、離脱症状については具体的な説明が必要である
にもかかわらず、「事典」にはっきりと書かれている離脱症状を、「起こらない」「すぐに治まる」と強弁する医師もいる。
こうした医師がいう「安全」とは、一体何を指すのだろうか。患者が自殺衝動にかられて大量服薬しても、死ぬことはないという意味での「安全」なのだろうか。患者の健康よりも、自分の立場が「安全」という意味なのだろうか。
さらに気になるポイントがある。右に掲載した写真は、ある国立精神科病院(現在は国立病院機構)が2003年度に作成した報告書の一部だ。ベンゾの利点と欠点をまとめた表で、下記(原文→写真の下部、アンダーラインの部分)に注目して欲しい。
ベンゾジアゼピンの医師にとっての有用性
医院経営への影響
常用量依存を起こすことにより、患者が受診を怠らないようになる
患者を薬物依存に至らしめ、薬欲しさの受診を続けさせる。その結果、医者はもうかり万々歳、と言いたいのだろう。
精神科医を「白衣を着た売人」と呼ぶ人もいるが、まさにこれは犯罪的ではないか。
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健常者の主催する、訳の分からない「反精神医療活動」に巻き込まれるより
佐藤記者に「情報提供」した方が
私は、「精神医療の闇」を知らない一般紙の読者にとって、意識改善のきっかけになると思う・・・
もう一度情報の送り先を貼っておきます。
送られた情報が、2000. 3000. 10000.になった時
何か変化が生まれると感じている・・・
佐藤記者の今後の記事に期待している。
Nico