「ニコ呟・・・」で伝えたいこと | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      

まず、最新の「厚生労働省」発表の「精神疾患による患者数」をご覧ください・・・



精神疾患による患者数

精神疾患により医療機関にかかっている患者数は、近年大幅に増加しており、平成23年は320万人と依然300万人を超えています。



内訳としては、

認知症(血管性など):血管性及び詳細不明の認知症 (14.6万人)

認知症(アルツハイマー病):アルツハイマー病 (36.6万人)

統合失調症など:統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害(71.3万人)

うつ病など:気分[感情]障害(双極性障害を含む) (95.8万人)

不安障害など:神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害(57.1万人)

薬物・アルコール依存症など:精神作用物質使用による精神及び行動の障害 (7.8万人)

その他:そのほかの精神及び行動の障害 (17.6万人)



引用 : 平成23年 厚生労働省データ  註釈 (1)





薬物依存やアルコール依存症に関する治療、アルツハイマー病などの脳の画像診断で明らかに脳の縮小などの異変が認められる場合は適切な治療は必要だろう。



脳内に発生した腫瘍が原因の「片頭痛」や「気分障害」はあるだろう。



抗血栓や脳梗塞につながる、脳内の血流障害に起因する「記憶障害」や「手足の痺れ」はあるだろう。



これらは「早期発見」が必要だ。



しかし行くところは「精神科」ではない



しかし、うつ病(95.8万人)、統合失調症(71.3万人)、不安障害(57.1万人)の合計224.2万人に関しては本当に精神科での治療が必要な「疾病」なんだろうか・・・?



そして最近激増している、子どもに対しての「ADHD」や「発達障害」などの疾病は薬物治療が必要な「病気」なんだろうか・・・?



「精神疾患による患者数」のデータが示す

統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害、うつ病などの気分・感情障害(双極性障害を含む)、不安障害などの神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害は長期間の薬物摂取が必要な「精神疾患」なのだろうか・・・



早期受診、早期発見というプロパガンダにのせられ、「精神疾患」とは言い難い人たちが「精神科」に送り込まれる。



そして「薬因性」の精神疾患者が作りだされる。



私の場合も、プライマリードクターの紹介状を手にし、2,3カ月は自力で精神科に通院できた。

しかし、服用するクスリが増えるごとに誰かの助けがなければ通院できない状態になってしまった。



例えばベンゾジアゼピン系睡眠導入剤で有名なハルシオン(2)



この眠剤の怖さを知りたければ、先日紹介した「うつから帰ってまいりました」(一色伸幸著)の134Pから161Pを読めば分かる。



記憶喪失、嘔吐、幻覚、ゾンビ状態・・・  そして希死念慮。



批判を覚悟で述べれば

『精神科に行かなければ、224.2万人は限りなくゼロに近づく!!』



百歩譲って、仮に精神科を受診したとしても

『向精神薬を4週間以上服用しなければ、時間薬と生活改善でうつ病は治る!!』



これが「なぜニコラスは精神医療を批判するのか」の原点なのです・・・



Nico





(1)註釈

○平成23年の調査では宮城県の一部と福島県を除いています。

○この統計は、医療機関に受診している(入院・外来を含む)患者数を推計したものです。ここでの精神疾患には、ICD-10で「精神及び行動の障害」に分類されるもののほか、てんかん・アルツハイマー病を含みます。

○この患者数の総計と、各疾患群の患者数は別に計算しているため、一致しません。



(2)ハルシオン

トリアゾラム (Triazolam) は、第3種向精神薬の超短期作用型ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤

商品名は、ハルシオン (Halcion) として米国アップジョン社が開発・販売した。その後、合併・買収を経て2003年よりファイザーから発売されている。

日本では薬事法に基づく要指示薬・指定医薬品・習慣性医薬品である。入手には医師の処方箋が必要である。

製薬会社アップジョンは、1982年にトリアゾラムのFDA承認を受けた。

トリアゾラムは重大な副作用(主に精神的な)を懸念して市場から回収された国もあるが、アメリカ食品医薬品局(FDA)などは低用量での使用を許容していて、他にも認める国が存在する。

研究では、トリアゾラムは0.125 mgの低用量使用の場合でも精神障害(ときおり重度)と高い関連性を持つことが発見され、さらに患者がトリアゾラムをたった3週間だけ使用しただけでも、著しく不安を起こす人が多いことが分かった。重度の精神障害が頻発する事が判明し、 イギリスとブラジルはトリアゾラムを禁止することを決めた。オランダ1979年に禁止し、ノルウェー・バミューダ・ジャマイカ・フィンランドでも禁止された。

医学文献では、トリアゾラムははるかに他のベンゾジアゼピンより、精神的・暴力反応などの奇妙な現象が発生していることを示している。トリアゾラムによる副作用の発生率の増加は、トリアゾラムの超短半減期と受容体への高親和性結合性(高力価)といった薬理学的特性によるものである。トリアゾラム短半減期と非常に高い力価が、昼間の不安リバウンド・記憶喪失・混乱・精神症について、他のベンゾジアゼピンより多く発生し、また重篤な理由である。睡眠薬で多くの論文を発表しているあるアメリカの精神科医によると、低用量でもトリアゾラムのリスク/ベネフィット比によって、トリアゾラムは米国で市場に残るかどうか、彼は疑問を呈している。トリアゾラムが暴力を扇動することは、いくつかの試験では受け入れられている。(特に暴力犯罪の被告人に傾向が高い)

Wikipedia抜粋)