日曜日、「遺伝子診断」に関する番組を放送していた。
タイムリーな話題だけにご覧になった方も多いと思う・・・
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あなたは未来をどこまで知りたいですか ~運命の遺伝子~
2013年7月7日(日) 午後9時00分~9時49分総合
ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、乳がんのリスクを減らすためとして、乳房を切除する手術を受けた。その鍵となった「遺伝子診断」が、今大きな注目を浴びている。実は、遺伝子診断は、ここ数年で急速に私たちの身近に広がり、様々な分野で活用され始めている。
遺伝子は“生まれ持った人生の設計図”とも言われている。一体何が分かり、私たちにどんな未来がもたらされるのか。最先端の研究現場を訪ね、ひもといていく。大きな成果が出ているは医療現場だ。肺がんの原因遺伝子が発見され、新薬によって、この遺伝子を持つ患者の9割が回復を見せている。更に、認知症や糖尿病など、これまで漠然と体質で片付けられてきた病気のリスクを未然に知り、対策を取ることも可能になり始めた。更に、遺伝子診断があぶり出す私たちの「運命」は、病気だけにとどまらない。中国では、学問・芸術・スポーツの世界で開花する才能があるか否かを遺伝子で判断。それを元にエリートの養成が行われている。アメリカでは、受精卵から180ほどの遺伝子疾患の有無を調べるサービスが開始された。数年後には、受精卵から、遺伝子疾患以外の病気のリスクや、容姿、才能などの情報を知ることもできるようになるという。最先端の遺伝子研究に密着しながら、私たちが自分の「運命」と直面させられる“すぐそこの未来”に迫る。
(NHK・HP抜粋)
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メディカル・リテラシーを高める上で、「遺伝子治療のリスクとベネフィット」の両面から切り込んだ評価できるドキュメンタリーだと感じた。
偶然にもNicoと同じ名前の難病を患って、口からものを食べたことのなかったニコラス君が美味しそうにチーズの揚げ物を食べるシーンには感動してしまって、泣きそうになった・・・
食べている間、彼は「恍惚」の表情をしていた。
想像するに、彼は人生で初めて「好きな食べ物」を堪能するという経験をしたのだろう。
味覚障害を克服した私も、こんな顔をして食べているのかな・・・
外食する時は注意しよう(笑)
ところで、一か所どうしても見過ごせない場面があった。
それはアルツハイマー症の「リスク」を知る場面で
「現在の医学はアルツハイマーの治療法はありません、それでもあなたは発症リスクを知りたいですか?」と
簡単には発症リスクデータにたどり着けないようにしていた・・・
治らない病気の「発症リスク」なんて知りたくもない、
癌の告知にしても、今は「癌は治せる病」だから広まったのだと思う・・・
アルツハイマー病の治療薬として、まず、アリプセト(1)があげられる。
これは、脳内に、記憶の伝達にかかわる物質「アセチルコリン」を増やすことで、中核症状の進行を遅らせることができる。
また、周辺症状に対しては、精神安定剤、抗うつ剤、抗不安薬、睡眠薬などを処方するそうだ。
幻覚、うつ、徘徊等の周辺症状に対応するには、薬物に頼るのではなく、介護環境を整えることが大事になってくる。
それでも無理な場合に、症状に合わせて薬を使用するのが一般的である。
この事例はほとんどの「精神疾患」に該当する。
現在、「精神科理療薬」と呼ばれているクスリは「向精神薬」のように直接「脳」に作用し、一時的に症状を和らげるものです。
つまり、「鎮痛剤」や「解熱剤」と理屈は同じ。
一般的に「鎮痛剤」や「解熱剤」を何カ月も飲まないですね・・・
しかし、精神科医は世界的に「4週間を超えての服用は推奨されていない」のにもかかわらず、数カ月
酷い場合は、何年にも渡り処方し続けます・・・
こんな素人でも分かることを、多くの精神科医は何の疑いもなくやっています・・・
故に、Nicoは「精神科」には行ってはいけません・・・
と日々呟いているのです。
Nico
引用・転載
アルツハイマー病の症状と治療方法
(1) アリセプト
ドネペジル (donepezil) は、アルツハイマー型認知症(痴呆)進行抑制剤の一種。エーザイの杉本八郎らにより開発された。ドネペジル塩酸塩は、アリセプトという商品名でエーザイから発売され、かつては海外市場おいてはファイザーとの提携により、同名(Aricept)で販売されている。「新薬開発におき、欧米企業に後れをとる」と批判されがちな日本の製薬業界であるが、アリセプトは日本国外市場でも市場占有率8割以上を誇る。