読者からの情報で
「奈良にどうしようもない精神科医がいる・・・」ということで
ちょっと調べてみた。
しかし「宮田雄吾」の世代で次から次へと
まるで「雨後の筍(タケノコ)」のようにこの手の輩が湧いてくる・・・
どうしようもない、分かり安い例を奈良の精神科医のブログを「無断引用」して
いつもの青文字でNicoの意見を書きます。
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きょうクリいんちょうのブログ
http://blog.livedoor.jp/kyoclinic/archives/4312821.html
精神医学の専門家としてどうしても言いたいこと。きょうです。
最近ツイッターやフェイスブックでタイムラインやウォールをにぎわしている話題のひとつに、反精神医学問題があります。この話題をとりあげるのに、僕は迷いました。
いきなりですか、私は「精神医学の専門家」宣言(笑)
なぜなら、専門家が実名で真正面からこの問題と取り組むにはリスクが大きすぎるからです。
しかし、日々ツイッターやブログで時事問題などもとりあげている専門家としては、黙って見過ごすわけにもいかない。どうしてほかの専門家や学会は、何も言わないのでしょうね。
専門家が実名で真正面からこの問題と取り組むにはリスクが大きすぎる
どうしてほかの専門家や学会は、何も言わない
↓
おバカだね、先生
まともな精神科医は、君たちの主張する仮説が「理論崩壊」している事に気が付いているからです。
たとえオカルトと言えるような団体からの批判でも、真摯に向き合って、専門家として何らかの意見表明をすることは大切なことです。
ただ、一個人として僕があえて火中の栗を拾うことをしても仕方ない。
オカルトと言えるような団体
↓
きましたね「十八番」のフレーズ
なんでも反精神医療はCCHRがらみにしたがる。
私はCCHRとは無関係の、普通のオッサンですよ。
なので、ここではざっくり抽象的に話をしたいと思います。特定の人や団体と僕個人は戦うつもりもありません。ただ専門家として僕の意見を表明します。
ざっくり抽象的に話をしたい
↓
まずここから間違い。
医者なら、科学的に論理的に話しなさい・・・
反精神医学問題って何か、というと、うつ病や発達障害は存在しない、という主張を繰り広げる方々とそれに賛同する方の問題です。
発達障害は存在しない、親の養育で防げる。
うつ病は存在しない、新型うつは社会に適応できない若者の甘えだ。
こういう論調を目にするたびに悲しい気持ちになります。
うつ病や発達障害は存在しない、という主張を繰り広げる方々とそれに賛同する方の問題
↓
うつ状態、発達の差異は存在します。
また他の疾病が原因の精神障害もあります。
『うつ病や発達障害は存在しない』というのは、現状の「反精神医療」の論点ではありません。
ここでは二つの間違いがあります。
・疾患概念の取り間違い。
・治療的アプローチの取り間違い。
・疾患概念の取り間違い。
まず、発達障害は存在しない、というのは発達障害を取り違えています。
二つの間違い
↓
先生、三つありますが・・・
おそらく、反応性愛着障害や被虐待児症候群のような二次的障害を、発達障害と取り違えている。親の育て方によって二次的に生じてくる問題なのだから、生まれつきのものではない。生まれつきの発達障害は存在しない。
というむちゃな論法なんですよね。これはひとえに臨床経験の少なさと、勉強不足によるものです。
うつ病は存在しない、新型うつは社会に適応できない若者の甘えだ、っていうのも、内因性うつ病(原因不明におこる生物学的うつ)と、適応障害によるうつ状態をごちゃまぜにしています。
臨床経験の少なさと、勉強不足
↓
あなたもね・・・
内因性うつ病(原因不明におこる生物学的うつ)
↓
生物学的うつ???
何じゃそれ??? ちゃんと説明しろよ! 原因不明だから説明できないよね・・・
適応障害によるうつ状態が増えているのは若者の甘えのせいでもなんでもなくて、社会構造の悪化に伴うものです。不況などの経済状況悪化は確実に自殺の増加に結びついています。
で、この論法でいけば社会構造を改善すればうつは減るのですけど、あくまで「適応障害によるうつ状態」が減るだけであって、「内因性うつ病」は減りません。バブルの時代から、うつ病の人はいましたから。
バブルの時代から、うつ病の人はいましたから。
↓
お前は馬鹿か! 大昔から「うつ状態」は存在する。「病気」にしたのはお前ら「精神科医」だろ!!
・治療的アプローチの取り間違い
内因性うつ病に対しては、抗うつ薬による薬物療法は必要です。この患者群に対して、食事療法や生活環境改善だけでは、改善には至りません。食事療法、生活環境改善にもエネルギーが必要なのです。重度の内因性うつ病の人を目の前にしたら、「食事で治りますよ」「運動で治りますよ」なんて安易な言葉は出ないはずです。
もちろん、食事や生活環境は大切です。抗うつ薬だけ飲んで休んでいたらうつは治る、ってわけでもないです。内因性うつ病において、抗うつ薬の服用と、精神療法の併用が一番治療効果が上がるのは、学術的にもデータ的に証明されていることです。
内因性うつ病に対しては、抗うつ薬による薬物療法は必要です
↓
もう聞き飽きたね、このフレーズ
誰か頼むから私に「論理的」に「科学的」に説明してくれんかな・・・
特に「子ども」に飲ませる理由を・・・
学術的にもデータ的に証明
↓
その「論文」や「データ」教えてくれますか?
「野村総一郎」の書いたのだったら怒るけどね・・・
発達障害についてもそう。
親の育て方ひとつで予防できる、っていうのは反応性愛着障害や二次障害であって、生まれつきの生物学的疾患による発達障害が予防できるわけではありません。
あえて言うと。
生まれつきの生物学的問題である発達特性が、社会不適応となって顕在化するのを、親や周囲のかかわりによって予防できます。
なら、正しい表現となるでしょう。
生まれつきの生物学的問題である発達特性が、社会不適応となって顕在化する
↓
あえて訊きます先生
生物学的問題である発達特性が、社会不適応となって顕在化する事を「脳科学的」に証明できますか?
そして、気合や周囲の努力で、治りますよ!っていうのは治療的アプローチとしては間違っています。
構造的な問題をはらんでいる場合は、構造からの修正(就労時間の短縮化、周囲の疾患理解)などが必要になります。
構造からの修正(就労時間の短縮化、周囲の疾患理解)などが必要になります
↓
だから「クスリ」なんかじゃ治らない。
発達障害で言えば、親の対応を正しくしましょう!っていうまえに、親の負担を減らさないといけません。
正しい子育てなんてないのですよ。
そのような「子育てとはこうあるべき」という「べき論」は、多くの親を追い詰め、若年世代の諦めを生みだし、少子高齢化を加速させることになるでしょう。
正しい子育てなんてない
↓
お前は馬鹿か!!
正しい子育てはあるに決まっているではないか・・・ あなた自身は「正しく子育て」していないのか!!
多くの親を追い詰め、若年世代の諦めを生みだし、少子高齢化を加速させる
↓
こうさせているのは、安易な「病名」というレッテルを貼る
あなた達「精神科医」ではないか!!
最後に、もう一度付け加えますけど、特定の人や団体に対して書いているものではありませんので、そのへんは悪しからず。
そのような土壌を無抵抗で受け入れようとしている、我々専門家に向けて、この記事を書いたつもりです。こころある専門家なら同意してくださると信じています。
(以上 無断引用)
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はっきり言います
あなた自身が「こころある専門医」なら
小生ブログ わたしの場合 を読んでから
http://ameblo.jp/nicolas2012/entry-11511009661.html
上記の私の「突っ込み」に対して反論しなさい。
Nico