ベンゾジアゼピン断薬20日目(離脱症状はいつまで・・・) | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      


完全断薬 20日目の朝を迎えた・・・



実は3日前から「風邪」の症状に悩まされている。

熱はないのだが「咳」「鼻水」が酷い・・・



咳をする度に「肺」に痛みが走る・・・



服用中の離脱症状と明らかに異なるのは「筋肉痛」である。



相変わらず、右手の「人差し指」と左手「中指」は固まって動かなくなる。



そして今回は身体のいたる所の「筋」が張っている。特に「首」の痛みが酷い・・・



首を回すと「ミシミシ・・・」と音がする。

それが頭痛の原因だと解った。

カチカチに固まった「その筋」をマッサージすると「頭痛」が治まるのだ・・・



久しぶりに「アシュトンマニュアル」のファイルを開き、関連事項を読んでみた・・・



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離脱後(断薬後 : Nico注)、ベンゾジアゼピンはいつまで体内に残留するのか?



症状が長期化している人からこの質問をよく受けます。遷延性の症状をきたす原因のひとつは、ベンゾジアゼピンが、おそらく脳や骨の組織内深部に潜伏したまま、何ヶ月経過しても体内に残留していることである可能性はあるだろうか?

こういう部位からのゆっくりとした排出が離脱症状を持続させている可能性はあるのだろうか?



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胴体、顔、四肢、指などの、ピリピリ感、“針でチクチク刺すような感覚”、部分的な痺れなど、いくつかの不快な体性感覚が、離脱後持続することがあります。これらは、時に筋肉あるいは骨の深部に発するように感じる灼熱痛や疼きを伴うことがあります。

“内部の震え”やバイブレーション感覚を訴える人もいます。

他には、奇妙な感覚を、身体の上を水やスライムが流れていると表現したり、頭皮上を蛇のようなものが身をよじっていると表現したりする人もいました。

長期化することがある運動症状には、筋緊張、筋脱力、こむら返り、ミオクローヌス*、筋痙攣、震えの発作などがあります。[*訳註:「ミオクローヌス」とは、筋肉の突然の収縮により、身体の一部が瞬間的に動く不随意運動のこと。入眠時によく起こる。]





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ベンゾジアゼピンの血中濃度を計測したところ、治療用量から離脱した人においては、断薬後34 週間で検出不可能なレベルに達することが示されました。

脳および他の組織内のベンゾジアゼピン濃度に関する情報を得ることは、特にヒトの場合は困難です。

ベンゾジアゼピンは確実に脳内に入り込みますし、また、体中の貯蔵脂肪をはじめ、全ての脂肪組織(脂質含有組織)内に溶け込みます。血中濃度が検出不能になった後もしばらく、そのような組織内に残留する可能性はあります。

しかしながら、ほとんどの身体組織は、絶え間なく組織を潅流(かんりゅう)する血液と平衡状態にあります。

また、ベンゾジアゼピンが、脳のような組織内に“閉じ込められる”可能性を示すメカニズムはまだ分かっていません。

脂肪含有量は低いですが、細胞の入れ替わり速度(ターンオーバー)が遅い骨の内部に、ベンゾジアゼピンがいつまで残留するかについてもデータがありません。



それでもやはり、離脱後のベンゾジアゼピンの体内組織への残留濃度は、非常に低いはずです。

そうでなければ、薬剤が検出可能な量で、血中に漏れて戻ってくることが考えられます。

このような濃度が、臨床的影響を引き起こすほど十分なレベルであるとか、何らかの直接的影響が、何ヶ月あるいは何年も持続し得るとは想像しがたいことです。

しかしながら、たとえ低濃度ではあっても、そのごく少量のベンゾジアゼピンによって、脳内GABA/ベンゾジアゼピン受容体が服薬前の状態まで回復することを妨げられる可能性がないわけではありません。

もしそうであるなら、受容体はGABA の自然な鎮静作用(第Ⅰ章参照)に対して耐性を持ち続けることになり、その影響で神経系の過興奮状態を長期化させる可能性は有り得ることになります。



エピローグ

この章は未知な点を多く残したまま終了します。ベンゾジアゼピン離脱のストーリーは未完のままであり、今後も様々な側面において、大きな注意を払う必要があります。

全ての医師およびその他の医療従事者は、ベンゾジアゼピンの処方(短期間限定)、ベンゾジアゼピンの有害作用(特に依存)、そして離脱方法(適切なサポートと併せた緩徐な漸減法)について、より豊富な知識を得て、より良い訓練を受ける必要があります。このような教育を受けるべきは、家庭医(ホームドクター)、精神科医、他の専門家、依存症治療施設のスタッフ、薬剤師、心理士、他のセラピスト、地域看護師などです。



世間の認知と一般市民からの圧力を高めることで、この方策を加速させることが出来るでしょう。



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「教育を受けるべき人たち」「離脱症状」に苦しむ人たちの訴えを



いつまで「症状の悪化(うつ病の悪化)」と「念仏」のように言い続けるのだろうか・・・



Nico