家族経営で「林業」と「製材業」を営んでいる友人がいる
ある日「林業の秘訣」ってなんだと尋ねた事がある
その友人は少し酔っていたが北陸の方言を交え
「そだな・・・ 息子に何本 いい木を残すかだな・・・
そんで 孫にいい木を残すことを息子に教えることだな・・・」と言った
解説すると、確かに良質のヒノキなどは一本 数百万円するそうだ、しかしその木は先祖が代々育んでくれた大切な「木」である
それを自分の「代」で切り倒して「大金を得る」選択肢もあるかもしれないが、そんなことをすれば、自分の世代で「林業」を辞めてしまうことと同じことだという・・・
「なるほどな・・・」と思った そして 昔読んだ本(タイトルは忘れたが)の一節を思い出した
「今を生きている私たちは、未来の子供たちから、かけがえのない そして 限りある地球を借りているだけです。 だから 必要以上に地球の資源を消費してはいけない・・・」というニュアンスだったと思う
「トイレ」のないマンションと揶揄される「原子力発電」
何年もの間 私たちは「原発は安全」と刷り込みをされていたことに気付いた・・・
全国規模で「反原発運動」が沸き起こっている
事故当日のSPEEDI(1)の情報さえ隠そうとしたこの国の政府・・・
何百万年間も危険だといわれる「核廃棄物」はどうするのだ・・・
今が良ければいいのだろうか・・・
このままだと、22世紀のころの私たちの子孫は、「20世紀から21世紀の先祖はなんて馬鹿な事をしてくれたんだ・・・」ときっと思うに違いない
向精神薬もきっと
「なんて危険なクスリを呑まされていたんだ、かわいそう・・・」と未来の子孫は呟くんだろうな・・・
Nicoでした
(1)SPEEDIの公表されなかった6,500枚の放射能拡散試算図