ペテン師や詐欺師などの詭弁家の手法とその対処法  | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      


一か月ほど前 「ニコ動」の維新の会と国会議員&有識者の討論会生中継を観ていた・・・


議論は橋下氏の思惑通りに進行する、改めて彼のディベート能力には恐れ入った



河村名古屋市長東国原氏が発言しても全くインパクトはなかった・・・



橋下氏とまではいかないが、過去に交渉上手や説得力のある人に何人か出会った・・・

漠然と思うのだが、彼らは基本的な「論理学」の知識があるのだと今 感じている



ヘーゲルの弁証法については古いブログで書いているので興味のあるかたはぜひ覗いてください

弁証法とは・・・ http://ameblo.jp/nicolas2012/entry-11189209128.html



有名な テーゼ(命題) →  アンチテーゼ(反命題) →  ジンテーゼ(合)

いわゆる 「正→反→合」 の理論展開です



ところで先日「論理学」に関するネットサーフィンをしていて興味深いサイトを見つけた・・・

以下、部分抜粋です・・・



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人はしばしば議論を行います。そういう場において議論の正常な進行を妨げる詭弁家の存在はやっかいなものです。 本来は物事の本質をついた議論こそが詭弁を排するものなのですが、詭弁家の手法を知り、その対処法を身につけておくことも、議論の進行の正常化に役立ちます。 

そこで、ここでは詭弁家の代表的手法のいくつかとその対処例を紹介します。



背理法の欠点をつく

手法 → 正でなければ負というような二項対立ではなく、複数の事例や仮説が存在するような場合などに、不適切な相反する論理を使用し、背理法の欠点をついて誤った証明を行います。



対処例 → 相反する論理が一つでないことを示すなどして、逆や裏の使用が不適切であることを示します。

 相手の言葉に惑わされて、あたかも二項対立であるかのような錯覚(二項対立の罠)に陥ることなく、幅広い視野を維持することが肝要です。



演繹(えんえき)的手法の欠点をつく

手法 → ある命題を持ち出し、その命題に適合する事例だけを示すことで、命題が真であるかのように装います。よくあるペテンの手口です



対処例 →  命題に適合しない事例を示すことで、命題が必ずしも真ではないことを示します。



言語表現の欠点をつく(開き直り)

手法 →  言葉というのは使用する条件によってその意味合いが変わったり、言語自体が慣用的に矛盾した表現を内包していたりするのですが、そういった言語表現の欠点をついて開き直る人もいます。



対処例 → その議論における言葉の定義を明確にして、以降、同じ手は使えないようにします。

 最初から誤解の余地が一切無いような言語表現をするのが一番望ましいことですが。



言い逃れ

手法 →  命題に対する真偽の検証に対して、別の論理を持ち出します。



対処例 →  詭弁家が持ち出した論理が命題の答えになっていないことを指摘します。



論点ずらし

手法 →  議論において、解答に窮すると、別の事例や仮説を持ち出すことで論点をすりかえようとします。



対処例 →  事例や仮説が論点からずれていることを指摘し、論点を戻し、解答を求めます。



曲 解

手法 →  議論において、相手の言を曲解し、その曲解した内容に対して言い返します



対処例 →  曲解していることを指摘し、必要ならば、本質に基づいたきちんとした解答を求めます。



揚げ足取り

手法 →  議論において、相手の言葉尻を捕えて、議論の本質から離れた批難をすることで、形勢不利な議論からの逃亡を図ります。



対処例 →  そもそもそういうことをされないように言葉を選んで発言するのが最上。ミスリードできる(あるいは、してしまう)ような発言をしてしまったであれば、自分の責任のほうが大というものです。やむを得ずそうなった場合は、相手の批難が的外れであることを指摘するか、不適切な言葉の使用を謝罪するかした上で、本題に戻るようにします。



おしまい 参考になりましたか・・・



Nico