スキーマの作り方・・・ | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      

減薬・断薬期間のリハビリには「扁桃体」を興奮させないことが重要だと既述した(1)

そしてそのためには「ゆるゆるのスキーマ(絶対的信条)」(2)が必要だと書いた・・・

そこを「修正」しておかないと、せっかく復職などを果たしてもまた再発してしまう。


Nicoは「自問自答」という手法で「ゆるゆるのスキーマ」を考えました・・・

この手法で「思考して」よけいな物を削ぎ落として辿り着きました

過程をみんなの参考になると思いプロセスの要約を書きます・・・

Nicoのスキーマ・最初(発病前)

「男は仕事に人生をかけるべきだ、成功して沢山売上をすれば家族も社員も幸せにしてあげられる、そしてそれが自分の幸せに繋がる」

(ホリエモンみたいでしたね・・・)


リーマンショックと連帯保証債務でギブアップ → うつ病と診断される

途 中

「仕事の成功だけが幸せを測る「物差し」ではない、また「お金」なんか持って死ねる分けなどない、良かれと思っても相手にとっては嫌なこともあっただろう、このまま死んだらきっと後悔する」

でっ ざくざく削ぎ落とす


最 終

「死ぬまでになにか良いことしてから死ぬ」




Nicoは今から「他の人A」をイメージして「うつ状態からの克服」のために必要なスキーマを考えてみます・・・



Aは、派遣社員で契約満了が近づき、ストレスを感じてうつ状態になった」と仮定して考えてみます。


おそらくストレスを感じるということは・・・

「私はもっと価値のある人間だ、こんな誰でも出来るような、会社という機械の小さな歯車みたいな仕事をするために生まれたんじゃない・・・」

みたいな思考が頭のなかで「グルグル」と蠢いていたんだと思います・・・


想像するとAさんの現在の「スキーマ」は

皆から認められる価値のある仕事は人生を充実させるものである、ビジネスの成功は私の人生を豊かにする・・・』

みたいなものでしょう・・・


Nicoが思うにこのスキーマは「あそびのないハンドル」みたいなもんですね・・・

最近のキーワードで言えば「リダンダンシー・冗長性(3)」がないスキーマと言えるでしょう。

特に赤文字の 皆から認められる価値  人生を充実  成功  人生を豊かにが「うつ状態」からの脱却には「曲者」の言葉です・・・




皆から認められる価値 
→  価値って他人が決めるものですか?
    あなたの人生の価値は「あなた自身」が決めましょう・・・
人生を充実  
→ 人生を充実させる、これってとても難しいことで、だから人類は宗教や哲学を発明した訳です。


   それに、人間には本能的に「欲望」っていうやっかいな感情があって

   充分生活できるのに「もっとお金が欲しい」

とか「もっと美味いもん食いたい」とか考えてしまいます。

今の生活が北朝鮮の人たちよりは充分幸せかも・・・ 

みたいな視点も必要じゃないでしょうか

成 功  

→ 失敗しても、後からよく考えたら「成功」のきっかけだったという話はごまんとあります・・・

   「成功した」「失敗した」に一喜一憂しないことが肝要では・・・

人生を豊かに 

→ 成功は貴方の人生を豊かにする「要素」ではありません

   QOLを高めるために、是非ともスキーマ(絶対的信条)を見直してみませんか・・・

   みたいな感じで「自問自答」して・・・


途 中

『価値を決めるのは自分自身だ、仕事は大事だがよく考えたら人生の一部分、成功・失敗はその時々の状況次第だ、死ぬ時に「俺の人生おもしろかったな・・・」って思えるように生きたい』

でっ ザクザク削ぎ落とす・・・


最 終

『成功・失敗は時の運、俺の人生自分で決めて「おもしろい」人生を生きてやる・・・』


まだ「ゆるゆる」じゃないと感じたら、修正します・・・


修正後

『生きてりゃいろんな事あるさ、でも俺は「楽しい・面白い人生にする」と決めました』





参考になれば幸いです  Nicoでした





(1)うつ病とは何か? そして その治し方(3)

http://ameblo.jp/nicolas2012/entry-11263394659.html



(2)スキーマ(Nicoブログ)

http://ameblo.jp/nicolas2012/entry-11192056262.html



(3)リダンダンシー・冗長性

じょうちょうせい【英名】redundancy

本来であれば「余剰」(無駄とも言えるかも)となるものを付加することによって、可用性が高められている状態。

一例として、ハードディスクを2台用意してデータを二重に保存しておけば耐障害性が高まることになる。

情報システムの分野では、障害に備えて機材や回線などを複数用意し、並列に使用したり一部をすぐ使える状態で待機させたりすることがある。このような余裕を冗長性と呼び、システムをそのように設計・配置することを冗長化という。

情報科学の分野では、何らかの情報を伝送・記録する際、その情報の表現に最低限必要な情報量よりも、実際に伝送・記録するのに使われる情報量がどのくらい多いかを冗長性という。

Wikipedia抜粋)