昨日、日曜日の「新報道2001」ご覧になった方は多いのじゃないでしょうか・・・
キャスティングが個性的な面々
大阪市長・大阪維新の会代表の橋下徹さんを筆頭に「ミスター年金」といわれた長妻昭、「自民党・元厚労大臣」舛添要一、「元大蔵省官僚」榊原英資等とどの様な展開になるのか興味深く見ていたが、やはり元弁護士・ディベートの達人橋下徹市長が議論をリードし、榊原英資さんなどは殆ど出番はなかった。
テーマは「生活保護不正受給」問題が中心テーマだった。
議論途中のインサート映像で大阪・西成区の取材ビデオが流された。
そこには捨てられている山のような薬、そして路上点で売られている薬、ボカシは入っているのだが見覚えのある「向精神薬」と思われる薬もあった。
生活保護の実態は無料で薬を貰い放題である。1割負担にでもすれば相当ブレーキがかかるとも思うが厚労省は「憲法25条」を理由に一部負担も認めようとしない・・・
2010年度データの大阪市の生活保護費の総額は2910億円、医療扶助はその内の44.4%の1291億円、本来の目的である生活扶助費35.4%の1030億円より多い、これっておかしくはないか???
特に精神疾患は本人が「眠れない」「不安だ」と言えば医者は検査で証明のしようがないので、永遠に無料で大量の薬が処方される・・・
住人の1/4が生活保護受給者といわれる西成区では、ホームレスの人たちを無理やり生活保護申請をさせ指定するアパートに住まわせ、家賃や諸経費を徴収する。所謂「貧困ビジネス」が問題となっている。そして診断基準があいまいな精神科医に行かせ、転売闇市場で人気のある「睡眠薬」や「安定剤」を大量に処方させ闇ルートに流す・・・
驚いたのは「西成でまかれていたチラシ」
そのチラシのキャッチコピーは「不要な薬買います!!」その内容は薬品名・買取価格・そして各々の薬を処方してもらう問答集まで書かれていた。
持病のない生活保護受給者もこれさえあれば薬が処方され、転売すればお金になる・・・
血液検査や尿検査さえしない精神科がターゲットになるのは明白である。
処方の際、精神科医たちは何の疑いも持たないのだろうか
一部の精神科医は「貧困ビジネス悪徳業者」とグルになっているという。
番組は「悪物は不正受給者」という制作スタンスであったが、もう一度言う
医療扶助費が生活扶助費より多いのは明らかに異常である。
病気かどうかも疑わしい状態で病院で薬を大量に処方してもらい、それを転売する。
そんな不正受給者は「悪い」と思うが、Nicoはそれより悪いのはこの制度を「金儲け」に利用してる精神科医を含めた医者が「一番の悪人」だとあえて言う