新薬は研究段階から様々な治験や臨床データに基づいて承認される
今、アメリカではパキシルに関する「治験・臨床データの捏造」が問題となり数えきれない訴訟が進行中である
夢の薬と呼ばれた「ペニシリン」でさえ発見から実用までに10年以上の年月を要した・・・
…………………………………………………………………………………………………………………………
ペニシリン(Penicillin)
1929年にイギリスのアレクサンダー・フレミングによって発見された、世界初の抗生物質である。
発見後、医療用として実用化されるまでには10年以上の歳月を要したが、1942年にベンジルペニシリン(ペニシリンG、PCG)が単離されて実用化され、第二次世界大戦中に多くの負傷兵や戦傷者を感染症から救った。以降、種々の誘導体(ペニシリン系抗生物質)が開発され、医療現場に提供されてきた。
1980年代以降、日本国内においては主力抗菌剤の座をセファロスポリン系抗生物質やニューキノロンに明け渡した感があるが、ペニシリンの発見はこれらの抗菌剤が開発される礎を築いたものであり、しばしば「20世紀における偉大な発見」の中でも特筆すべき一つとして数え上げられる。
(Wikipedia抜粋)
………………………………………………………………………………………………………………………………
ではSSRIのパキシルは「対症療法の薬」と「原因療法の薬」どちらなのであろうか・・・
それがどちらとも言えないのである・・・
理由は「生化学的不均衡などというものは存在しないし、副作用というものはなく 全てが「作用」だから・・・
苦しめられた症状(Nicoの症状→頭痛・便秘・下痢・震え・記憶障害)は向精神薬の「作用」であった・・・
再取り込み口をブロックするというのもあくまで仮説であり、そうすることが「原因療法」と断言できうるデータが存在しないから・・・
患者にとって「向精神薬」が必要との根拠があり、結果的にその効果が市民権を得ているから
私の主治医は正確に診断ができており、その結果必要な処方がなされている
こういう方には私の意見は痛いでしょう
現実を受け入れて下さい 受け入れることはとても辛いことなのは分かっていますよ
2年以上「向精神薬」の服用を続けている方、貴方は残念なことですが間違いなく「向精神薬依存症」(薬ちゅう)に主治医にさせられてしまいました(私がそうでした・・・)
薬物療法そのものを完全否定するような些末な議論
と言われるかたも居るでしょう
人のブログは正しく読んでください私は「大量多剤投薬」と「SSRI → パロキセチン塩酸塩水和物(パキシル) ルボキサミンマレイン酸塩(ルボックス) 塩酸セルトラリン(ゾロフト・ジェイゾロフト)ミルナシプラン塩酸塩(トレドミン)」を否定しているだけです
そしてベンゾジアゼピン系の薬を否定しています(ベンゾは種類が多すぎて書ききれません)
いずれ他の向精神薬も否定しますが・・・
まずは抗うつ剤のメカニズムのおさらいです・・・
話を簡単にするためセロトニンだけに絞って書きます(ノルアドレナリンに対してもだいたい同じと考えてもいいと思う)
いろんな書籍やネットの情報で使われるいつもの「イラスト」
そう神経細胞の間でセロトニンが出入りしているイラストで、途中で戻ってきてしまうセロトニンがある。これを再吸収といって、これが起きると信号が伝わらないため、「安心してよい」という情報が途切れてしまうらしい・・・
この再吸収があるから「安心してよい」という精神状態になれなくて不安や憂鬱が起きるのだ、というのが抗うつ剤の大事な前提(Nicoのいう仮説)である。
ご存知の通り、抗うつ剤 はこの再吸収側の穴をふさいで邪魔をする薬だ。セロトニンのUターンを邪魔して一方通行にすると、信号がうまく伝わって精神状態が安心するという理屈である・・・
そんなに都合よく「再吸収側の穴」にピタッと嵌るんだろうか・・・???
「再吸収側の穴」のサイズはみんな同じだろうか・・・
年齢・性別で違いが生じると考えるのが「合理的」じゃないのだろうか・・・
そしてその「訳の分からない化学物質」はどうなるんだろう・・・
分解されたのだろうか・・・
体内から排出されたのだろうか・・・
そのデータは一切明らかにされていない・・・
怖くないですか・・・
Nicoは怖いと思う・・・
私の呑んだ「プロザック」や「パキシル」の化学物質はどうなったんだろう・・・
検査する方法もないのだろうか・・・
「抗うつ剤は本当に効くのか」アービング・カーシュ
171P
不眠に対するプラシーボ効果を調べた
不眠に悩む学生にプラシーボ錠剤を「リラックスさせる作用」があると言って呑ませたグループと「目を覚ます」作用があると言って呑ませたグループを比べると「リラックスさせる作用」があると言って呑ませたグループのほうが眠りにつくまで時間がかかった・・・」
薬をのんだという事実がマイナス思考を増幅し「自分にはどれくらい欠けているものがあるんだろう」と考えるようになる。「安定剤を呑んだのに眠れない、ものすごく調子が悪いに違いない」当然こんなふうに考えれば眠るのはさらに難しくなる。
アービング・カーシュが伝えたかったことは製薬会社が唯一の拠り所としている治験データが検査官の一言にさえ影響を受けるということだろう
そして製薬会社は都合の悪いデータを抹消するか改ざんさえ行った、故に数えきれない訴訟が進行中である
にも関わらず日本においてはその実態が精神科医には伝えられていない・・・
つまり精神科に通院する罹患者たちは精神科医の思い付きで決めた「病名」に惑わされ、次々に処方される薬に一喜一憂することとなる・・・
確かなことはその薬の副作用だけなのに・・・
次回からNicoと私の主治医との関係を呟いてみようと思う・・・