今回も、前回に続いてジドニ流「ニコラス分析」(2)をジドニさんのブログを引用させていただきます・・・
なおジドニさんのブログはこちらから・・・
http://profile.ameba.jp/africa-jidoni/
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さて今回は、最上悠医師が書かれた本から解説をしてみたいと思います。
最上先生は、実は、日本国内の精神科医師のお1人なのですが、ところがこの先生、国内のみならず、欧米の最新の精神医学にも、とても詳しく、いわば精神医学の分野では世界にも視野を広くお持ちの先生なのです。
離脱症で、お困りの多くの方々にとっては、精神科医師・・・と聞いたり、その文字を見たりするだけでも、瞬間的に、緊張やストレスを、強く反応して感じておられる人たちもいる事はジドニも知っております。
実は、この先生は、日本国内での「うつ病」に対しては、薬物治療しか選択方法がない・・・という日本国内独自の医学文化を知っておられ、それに対して「欧米ならば、このような豊富な、色々な選択方法がありますよ・・・・」という事を、この本で公表をしているのです。
全く同感、医者は選択肢など一言も示しませんでした
よって、その先生が書かれた最新の新刊本、【「脳の炎症」を防げば、うつは治せる】(永岡書店 1000円)から、今回は、抜粋し引用をさせてもらって、少し解説をさせて頂きます。
1.【うつ】を引き起こす元凶は、「脳の慢性炎症」にあった(ジドニ注・・・最上医師によれば、この考え方は欧米の専門家の間では、世界最新の見方・考え方が、既に中心となっている・・・とのことです)。
2.【うつ】は、体全体の「ネットワーク異常症候群」。
3.欧米の医者やカウンセラーは、「Action comes before motivation」と言って、患者さんを励ますのだそうです。
その英語の和訳は、「動けば、ヤル気がついて来る」です。
やる気は、行動に遅れて、付いて来るのですね。
うつを治すコツの1つは、元気になってから、動こうとするのではなく、「動きながら、元気になって行く」ことなのです。
うつは、休養をしているだけでは、治りません。
そうですねNicoの場合もリオと散歩ができるようになってから急激に回復に向かいました
4.うつの改善効果が期待出来るのが、有酸素運動です。
うつの患者さんを集めて、1つのグループは、「抗うつ薬を使わずに有酸素運動のみで過ごす」。
もう1つのグループは、「抗うつ薬を飲む」。
以上、2つのグループたちを、経過観察していったら、両者ともに、全く同じ成績であった・・・と。
ところが、その後も長期的に良好な状態を維持するのは、有酸素運動のみのグループだという報告もあります・・・・と。
なるほど理解できます、抗うつ剤服用者には薬の副作用と断薬後の離脱症状がありますからね・・・
そして、欧米には、「薬より早い効果。少ない副作用。低い再発率」という有酸素運動の利点が注目され、特に軽いうつに関しては、治療の柱にまでなってきています・・・・と。
日本も早くそうなって欲しいです
(ジドニさんありがとうございました)
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両者ともに、全く同じ成績だった
に関してのNicoの意見だが、この場合プラシーボ効果があるため、説得力のある説明のためには「抗うつ剤」「偽薬(砂糖)」「有酸素運動」の比較をみせて欲しいと思った・・・
過去のアメリカのデータであれば「抗うつ剤」と「偽薬」の効果はほぼ同数という試験結果が多数ある
「脳の慢性炎症」の意見には賛成します
実は今「心の病は脳の傷」(田辺功 著)を読んでいる途中なのだがうつ病患者の脳にMRIで確認できる「傷」が証明されています(近日中にブログで呟きます)
「炎症」「傷」と微妙に表現は違うがアメリカ精神医学会の仮説である「セロトニン取り込障害」を否定する「医学者」の立場からの貴重な意見だと思った
身体の表面の「炎症や傷」つまり「外傷」であれば「化膿止め」を塗って「自然治癒」を待つのが常道です・・・
自分の脳には「化膿止め」を塗ることは不可能だから・・・
であればNicoの言う「時間薬」つまり「規則正しい生活・偏食をしない食生活(ジドニさんはマグネシウムをお勧め)」→「外出できる状態になれば有酸素運動(散歩)」→「時間をかけて発病前の状態に戻す」のが一番の完治への道だと思ってしまう
またまた「向精神薬」を否定する事実に出会ってしまった・・・