早いものでもう4月である・・・
ところで香川信司がまたブンデス・リーガで得点した!
シュツッツガルト相手に 4対4の引き分け
後半、両チーム合わせて 7点という ノーガードの殴り合い!!!
彼もチームも絶好調である。
彼の調子が良いのか、チームの調子が良いのか
たぶん両方の「正」のスパイラルだろう・・・
「ボルシア・ドルトムント」 正式名称は「BV Borussia 09 Dortmund 」
創設は1909年 クラブカラーは「黒と黄」 そう 阪神タイガーズと同じである。
ホームスタジアムは「ズィグナル・イドゥナ・パルク」
収容人員は81,708人
現在監督は「ユルゲン・クロップ」
2006年の夏、わたしはドルトムントの町にいた・・・
結果的にあの「ドルトムントの屈辱」を見させられることとなるのだが・・・
ドルトムントの町並みはどことなくゆったりしていて緑の多いのが印象に残っている。
最近欧州のメディアで「香川信司」の株が急騰している。
ドイツのサッカー専門誌キッカーは
「後半はプレーに楽しさが見られた」と評し、今季3度目となる今節の週間MVPに選出した。
スペインの一般紙エルパイスは「香川は日本のメッシ」と報じた。
「技術があり、ネズミのような素早さを持つ選手であることに議論の余地はない。メッシと比較できる選手だ」
FIFAバロンドールを3年連続受賞中のスーパースターと比較された。
現在「ボルシア・ドルトムント」 は年俸大幅アップ提示で慰留に努めているが、まだ契約延長には至っていない。
もともと経営が苦しく、価値が急騰中の香川を引き留めることは難しくなってきている。
キッカー誌も「今ドルトムントで彼ほど希望と不安を提供している選手はいない」と報じた。
香川がゴールを奪うたび、ビッグクラブ移籍が現実味を帯びてくる。
「ボルシア・ドルトムント」 は21世紀に入るとクラブの株式を上場する経営戦略が裏目に出て巨額の損失を抱え込み、2004-05シーズン途中には債務超過による破綻寸前にまで追い込まれた。
(何より問題だったのは成績を見込んで大金を出すことで、見込みが違えば大きな赤字となる)
成績がダイレクトに株価推移に反映される株式上場は成績の良い時ならばクラブ経営の推進力をこの上無く高めるが、少しでも成績が下降すれば人気の有無に拘わらずクラブの経営体力を株価下落と言う形で奪っていく。
(特に痛かったのが2003-04シーズンのチャンピオンズリーグ予備予選敗退を始めとする低調な結果である)。
そして120,000,000ユーロと言われる借金だけが残り、ゲルト・ニーバウム会長、現場最高責任者のミヒャエル・マイヤーがクラブを去ることとなった。
しかし、このような低迷期にあっても数多くのサポーターがドルトムントに対する情熱を持ち続けスタジアムに集う光景は変わらず、スタンドからの地鳴りをも引き起こす熱狂的な大声援はドルトムントを強く後押しし続けた。
2010年夏、クロップ監督の熱烈なラブコールによりJリーグ1部・セレッソ大阪のMF香川真司らを獲得。
香川を始めケヴィン・グロスクロイツ、マリオ・ゲッツェ、ロベルト・レヴァンドフスキらがブレイクし主力の多くが23歳以下、スタメンの平均年齢が22~24歳という若いチームが完成、序盤から勝ちを積み重ねたチームは2010-2011シーズン前半戦終了時点でブンテスリーガ史上第2位となる勝ち点43を達成し首位で折り返し、圧倒的な強さで9シーズンぶり7度目の優勝を飾った。
香川信司は2010年7月1日、育成補償金35万ユーロ(約4000万円)でブンデス・リーガ1部のボルシア・ドルトムントに完全移籍。代理人のトーマス・クロートは以前ドイツでプレーをしていた高原から「香川という良い選手がいる」とアドバイスがあったことがきっかけで、ドルトムント行きに繋がったとしている。
2009年12月にドルトムントのホーム試合に招待された香川は、8万を超える観衆が送る大声援に感激し、早い段階でドルトムントへの入団希望を伝えていた。
わたし個人的には「香川信司」が「FC・バルセロナ」か「レアル・マドリッド」でプレーするのを早く観てみたいのだが、もう少しドルトムントで活躍するのも悪くないと思っている。 まだ彼は若いから。
将来が楽しみな日本代表選手である。