「断捨離」の時期・・・ | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      


最近長年愛用していたノートPCが壊れた。

サポート・センターに電話をし、何度も復旧を試みたが駄目だった。


サポート・センターは中国にあった。



「ハードディスクが壊れています。 ハードディスクからのデータ取り出しは専門業者をご紹介します」

と、たどたどしい無機質な声で私に伝えた。


「いくら費用がかかるのか?」と尋ねると

「8万円以上ですね・・・」と味気ない返答


私は諦めた



そして人件費の高い日本にサポート・センターを置かないDellは二度と買わないと決めた。



このハードディスクには私の様々な「過去」の記憶が詰まっている。



潰してしまった会社の様々なデータ 

利益を与えてくれた「顧客リスト」

徹夜で書いた「企画書」 

公私の大量の受信メールと送信メール

息子と行った「ワールドカップ・ドイツ大会」の写真

溺愛していた9才で亡くなったチワワの写真



綴りだしたら切がない・・・



それでも「諦めた」



神さまのお告げだと感じた  今は「断捨離」の期間ですよ  と・・・




私は会社が順調に成長していた頃「鍵」を沢山持っていた(持たされていた?)



まず「家の鍵」そして「車の鍵」ここまではごく一般的だ。

「会社の入り口の鍵」「机の鍵」「ロッカーの鍵」「会社の車の鍵」

会社の古い書類の保管用に借りた「トランクルームの鍵」

変わったところでは

別居している嫁と息子の「家の鍵」

○○のお姉ちゃんの「部屋の合鍵」・・・・・・・・・



名刺もいろいろ持っていた 

「自分の会社の名刺」と子会社2社の「名刺2種」

仲のよかった社長4人で設立した会社の「専務の名刺」

その会社でハワイに関連会社を創って「マネージャーの名刺」

中国に進出しようと思い、香港に関連会社を創り「会長の名刺」

頼まれて出資した会社の「顧問の名刺」

業界団体の「理事の名刺」・・・・・・・



今は自宅アパート「立体長屋」の部屋の鍵と自転車の鍵の2つだけ。

名刺は諸般の事情で持ってはいない・・・



鍵の数は「所有する物」の多さ、「守るもの、気にかける物」の多さの証・・・



名刺の数は「複雑な人間関係」「受けるストレス」と比例していた。



今はそんな不要なストレスとは無縁である。





皆さん、不要な「鍵」を持ち過ぎてはいませんか?