ドリーム・オン・アイス2013、7/7放送のBS181版は
リアルタイムで観たのですが、7/10放送のBS298版を観られたのは
昨日でした…後者は、選手のインタビューが新しく入ったり、
滑走順が変わったりして、放送されなかった選手達もいましたね。
本当に遅ればせながらですが、7/7日版の方に基いて、
ぼちぼちと感想を述べて行きたいと思います。
最初のオープニングの選手紹介。そして本田太一・加藤利緒菜
田中刑事・本郷理華選手の演技。この辺り、BS298では
カットされていたような…個人的に田中選手のは、放送して
欲しかったですが。
本田選手、若いのに丁寧で、安定感のある滑りですね。
加藤選手は、ひたむきで女性らしさが増したスケートだなと
思いました。二人共、もう15歳なんですね。
田中選手、ドクトル・ジバゴのショー・ヴァージョンでしたが、
倉敷の時よりジャンプが安定して来て、良かったです。
背が伸びて、スケール感のある音楽が似合いますね。
彼の、上半身の使い方、美しいと思います。
本郷選手は、長い手足にドン・キホーテの華やかな
プログラムがぴったりでした。ジャンプも3-3を
決めるなど、本当に期待の若手(高2に見えない位
大人っぽいですが)なので、頑張って欲しいです。
次は宇野昌磨選手。高校生になり、背も伸びて
男性らしさが増したような。V.メイの大人っぽい
難曲の世界観を表現出来る所、流石です。
これからは高難度ジャンプにも挑戦して、
世界に羽ばたいて欲しいですね。
次も期待の若手、宮原知子選手。
しっとりと大人っぽい曲で、女性らしさを
表現していました。
小柄だけど、身体を大きく使った演技と、高いジャンプを
跳ぼうという意志が伝わってきて、応援したい気持ちに
させてくれます。
日野龍樹選手(とシンクロと、後半の西野友毬選手も)は、
BS298ではカットされていたと思いますが…新プロを
披露してくれました。衣装は間に合わなかったみたいですが。
先シーズンのロビン・フッドも良いプロで、彼に合っていましたが
今季はプロコフィエフのロミジュリ、ロシアンなプロでいいと
思います。もう少し情感を込めて滑ってくれれば、更に
良くなると思います。
後、田中選手共々、4回転が課題になってきますね、
頑張って下さい。
今井遥選手。メンデルスゾーンの曲が似合って、
彼女の持ち味である女性らしいたおやかさや、
強さ、美しさが十分に表現されていて、良いプロ
だと感じました。
今季は実力を発揮出来ますように。
前半の最後?ですか、シンクロナイズド・スケーティング。
神宮アイスメッセンジャーズ&グレースの皆さん。
名前通り、優雅で息の合った群舞でした。
個人的に、オリンピック種目に入れるなら、団体より
シンクロの方が良かったのにと思います。
西野友毬選手。彼女ももう、20歳なんですね。
黒いコスチュームに身を包み、演技も大人っぽく
なった感じです。少しジャンプが不調なようなのが
残念でした。頑張って下さい。
織田信成選手。EXのラスト・サムライ、格好いい
プロですね。座頭市やStormもそうでしたが、
彼には和のプロが本当に似合います。コンペ用に
してもいいのにと思います。
高橋選手の長年の好敵手である彼も、今期を
一応の区切りと考えているようですが、春からは調子も
良いようですし、ラスト・シーズン、恐いライバルに
なりそうです。
どの選手も、怪我などの影響なく、全力を出し切って
悔いなく終われる事を、願います。
キャシー&クリス・リード姉弟。彼等も陰陽師という
和プロでした。日本語も上達し、チーム・ジャパンに
無くてはならない存在となった彼等に相応しい
プロだと感じます。ダイナミックさも、よく表現
出来ていたと思います。
ケヴィン・レイノルズ選手。4CCチャンピオンに
なって以来、演技に自信と貫禄が感じられますね。
格好良いプロだし、表現力も一段と
増した気がします。
鈴木明子選手。「カー」って、矢張古代エジプトの
精霊的なもの…なのでしょうか。
彼女はこれを情念と捉えたそうで、静謐の中にも
存在の本質を感じさせる様な滑りが出来ていると
思いました。
インタビューでは、最後のシーズンとなる今季、
滑りたい曲を自分で選ばれたそうで、オペラ座とか、
他のプロも楽しみですね。
無良崇人選手。岡山国際スケートリンク所属、と
コールされ、感慨深いです。今治タオルの会社ですか、
スポンサーも付いて、良かった。
新SPのジャンピン・ジャックは、似合ってはいますが
もう少し男性らしい曲でも良かったような。
村上佳菜子選手が2010-11シーズンのSPに
使用していた印象が強いです。
でも3A始めジャンプの調子もいいし、本当に
伸び盛りの勢いを感じます。
安藤美姫選手。最近マスコミでは渦中の人的な
彼女でしたが、出産後3ヶ月少々でここ迄滑れるのは
凄いですね。ボレロとアメージング・グレース、2プロ
というのは、平常時でも大変だと思います。
3Sも、綺麗に降りた回もあったそうですし、この人の
運動能力って、ずば抜けたものがあると思うだけに…
でも、危うさと母性的なものが、彼女の魅力でも
あるのですよね。
ソチを目標と定めたからには、他の女子選手と
一緒に、頑張って欲しいです。
ハビエル・フェルナンデス選手。
シリアスも充分似合うのに、敢えてコミカルな
ハビエルマンプロ。水までかけられて、ハードなプロ
ですが、観客を楽しませようという、彼のサービス精神と
いうか、エンターテイナー振りが良いです。
インタビューを聞いても、性格のいい人という感じで、
好感が持てますね。
村上佳菜子選手。BS298のインタビューで、
今シーズン満足出来たら選手を辞めると
言っているのを聞いて、ショックでした。
まだまだ若いし、平昌のエースと思っていたので…
残念ですが、スケートの先生になりたいという、
彼女の意志は固そうなので、その夢に向かって
頑張って欲しいとは思います。
EXのマスク・オブ・ゾロは以前2010-11シーズンの
FSにも使っていた曲ですね。
若々しさと大人っぽさが共存した、そんなプロを
よく表現出来ているなと思いました。
トリは羽生結弦選手。この時はジャンプの調子は
今ひとつだったようですが、段々と調子も上げてきて
いるようで、流石です。特に、トウループとアクセルは
凄い安定感ですよね。
パリの散歩道、高い評価を得られたので、持ち越そう
と言うコーチの意見に反し、新しいプロをやりたいとの
羽生選手の気持ち、若者らしいチャレンジ精神で、
好感が持てました(あくまで個人的に、余り持ち越しが
好きではないので…勿論、やむを得ない場合もあるので
一概には言えませんが)。
高橋選手が出ていなくて、淋しかったのは確かですが、
他の選手の方々の熱演に、充分楽しませて頂きました。
皆さん、今シーズンも頑張って下さい!