面白いことをしなければならないなどと言うツマラナイ考えはおやめください。 | コイツの物欲が止められない

コイツの物欲が止められない

ビジネスプロモーションの悩みからカメラ物欲処理まで。


あけましておめでとうございます。

nicographyのニコです。

 

正月休みっぽい時間で、ぼちぼちブログネタをピックアップしていました。

が、新年一発目っぽい記事をどれにしようか逆に悩むというめんどくさいスタート。

とりあえず、常日頃気にしていることを書き連ねてみようと思います。

 

 

まずは、「発想力と企画力」について。

 

 

いきなり何スカって言われそうですけど、一応、広告業界の端っこに存在してまして。

ウチのクライアントのジャンル、カテゴリーはそれこそ無造作に散らばっております。

車屋さんから飲食店、経営コンサルタントからモデルから服飾デザイナーまで。

 

で。

何かしらの相談・依頼を頂くわけです。

シンプルにいうと、

「もっと儲けさせろ」と。

 

 

通常営業でうまく行っている、これ以上は売りたくないし知られたくないっていう方からはもちろん依頼は存在しません。

あ、儲けすぎたので宣伝広告費を使いたいっていうネタはあるのかもしれませんけどね。

ウチのクライアントには今んとこまだいないな。

 

 

 

さてここで問題が。ウチに来る案件で、

『●●をこのように売るので、△△に撮ってください』

というオーダーはまずありません。ホントにない。

 

 

じゃあどういう形かと言うと、


『なんか新しいことしたい(言いたい)』

『(ふわっと)売上伸ばしたい』

『イメージアップをしたい』


みたいな抽象的な感じで頂きます。

 

 

もちろんウチは一応写真業なので、なんか一応撮りますけども、

「人様にわざわざ目を留めさせて訴求する」以上、

何かしら見た人にメリットがないと華麗に「スルー」されます。

 

「頑張って撮った」とか、「頑張ってデザインした」とか、視聴者には全く関係ありません。

 

 

そのため、今現状のサービス・商品で不満がある以上、見せ方か、伝え方か、売り方に変化をつけないと多分、顧客の変化は生まれません。

 

 

その際に必要となるのが、そのビジュアルの「切り口」である、「企画力」なんです。


その企画ありきで撮影を行うと言う、

釣り船屋さんが営む寿司屋さん的な会社がウチなんです。わかりやすい!

 

なんか難しそう(いや美味しそう)に見えますが、企画力自体はロジカルに考えるだけでも鍛えることができます。

 

ワタシが企画を考える上で、何を気をつけているか。だいたいこの3つです。

 


①現状の問題点(個の視点)

②異業種近縁者の打開策(素人の視点)

③同業強者の打開策(大資本の視点)

 

この3点をくるくる回しながらそのサービス・商品について視点を転がしてると、ピタッとハマるとこが出てきます。

 


何より一番大事なのが、①の個の視点です。

私が何者であろうと、日本国の中流中年男性のバカな一市民であることは間違いありません。

「自分はどう思うのか」と言う主観を客観視すると言うなんだか哲学的な思考で引き出していきます。

 

「俺はそこでその金額では買いたくない」

→「なんでやろ」

→「●●やからか」

→「△△なら話は別やな」

→『てことは★★が欲しいんか俺」

 

みたいな流れで一市民として抽出して行きます。

 


無論、ターゲットと性別や世代が大きくずれている場合も多いですからその際はリサーチが必要となります。


が、大方の場合、「顧客のニーズの核」すなわち「インサイト★★)」を把握できていない場合が多々なので、

ある程度辿っていく事で大きな問題点は抽出することができます。


一回その道のプロ(販売側)目線から離れないと、絶対見えません。

 

 

そこでをチェックです。

その問題って、だいたい他の業界でもあったりとか、近所の他店でも持ってる悩みだったりします。

どう解決してるか、トライして失敗したか、地域・関連性があれば意外とすぐわかります。

 

『隣の常識はウチの非常識』ですからね。

意外と目からウロコな情報もあったりします。

 

 

で、でやられていないことをしないと全く勝ち目はありません。

ここは言わずもがなだとは思いますが。

意外と良い方法思いついたー!と思った矢先にどーん!って大企業が乗っかって来ることは余裕でありますから。

 

逆に資金が潤沢なら逆張りでこのパクリ手法が美味しいです。

まあだいたいのメジャー企画はどこかの色付け直しとか海外のパクリとかだったりします。

(もちろん全部とは言わんですよ)

 

 

 

私は幸運にも20代の頃に趣味は転職ですって言うくらいいろんな業界を見てきました。

そのおかげでいろんな業界視点を持つことができたので今とても役に立っています。

 


どなたも職業以外にいろんな肩書きがあるはず。

「夫」だったり「妻」だったり「30代男性」だったり「バツイチ子持ち」だったり「経営者」だったり。

その肩書きを堂々と振りかざして判断した「主観」は、必ず役に立ちます。

 


 

ワタシよく訊くんですよ、相談者本人に。

「あなた(もしくは配偶者)それ買います?って。

 

 

結構、核心的な答えがくることが多いのですごく面白いです。

企画に悩んだら、ぜひ答えて見てください。

 

 

◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️

 

いろんな職業視点を持つことで、意識だけは一人前に。

結果、プロ向けな道具・スペックにのみ反応してしまうようになってしまったのです。

そんな通販の申し子ニコですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️