写真家のnicoです。
これまで露出の測光方法について説明してきました。
今回はそれを踏まえた上での、【露出補正】にについてお話したいと思います。
様々な方法の測光方式によって【露出】を決定したとしても、
それはあくまでカメラが提案したアイデアの一つに過ぎません。
もしかしたら、意図と全く違う【露出】を提案しているかもしれません。
実際にシャッターを押して見て、
それから落ち着いて考えてみても良いのではないでしょうか?
もっと全体的に明るい方が良いのでは?
とか、
逆に
暗い方が良いのでは・・・など。
というか、まあそのどちらかしかないのですが(笑)。
カメラが提案してきた【露出】、
すなわち【こんな明るさで撮りますよ】という設定を
鵜呑みにするか、調整するか、
ということが【露出補正】の前提にあります。
では、具体的にやってみましょう。
ケータイなら多くの場合、
右ボタンと左ボタンで調整可能です
デジタルカメラの場合は
こんなボタンが背面にあることが多いです。
このボタンを押して、
左右にダイヤルを回してやると、シャッターを押した後の明るさが変わります。
【+側】に設定すると【明るく】、
【-側】に設定すると【暗く】なります。
では実際にどう変わるのか、
お見せします。
まず、
【露出補正】していない、状態の写真。
背景の露出の影響を受けて、メインの被写体が暗く写ってしまいました。
白い背景をカメラが『眩しい』と判断した為です。
では、【露出補正】してみましょう。
ここでは【+】に【1.3】ステップ補正します。
これを【プラス補正】する、と言います。
ちなみにカメラによって違うのですが、
【1/2】ステップか、【1/3】ステップずつ設定可能です
そして撮影したものがこちら。
【+1.3補正】
綺麗に撮れました。
次に、【マイナス補正】について。
この写真はどうでしょう。

黒い背景に騙されて、カメラは『暗い!』
と判断した様です。
ですので必要以上に明るく撮られてしまいました。
では【露出補正】します。
ここでは【マイナス補正】します。
【-】側に【2】ステップカーソルを動かし、撮影。
【-2補正】
如何でしょう?
バランスの取れた明るさになりました。
このようにして、【露出補正】は行います。
フィルムカメラの場合はこうもいかないので、
ポラロイドフィルムを使ってテストして補正したり、
勘で判断して補正したりします。
もちろんベストなのは露出計を使う事ですが。
なかなか仕事以外で使ってる方は少ないのではないでしょうか?
『背景が黒いから、1段半下げておこう』
とか、
『花嫁のドレスが白だから、1段上げておこう』
とか。
こうしたコントロールをするようになると、撮影がもっと楽しくなります。
いかなる撮影でも気にする必要のあるこの【露出補正】。
是非自分でも試して見てくださいね!
nico.



