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Z級映画のツボ

 
マニアックな映画紹介、笑えない川柳やコレクションなどを公開しています!

 

監督:ロブ・サヴェッジ
出演者:ヘイリー・ビショップ、ジェマ・ムーア、エマ・ルイーズ・ウェッブ、ラディーナ・ドランドヴァ、キャロライン・ウォード、エドワード・リナードほか

コロナ過でロックダウン中のイギリス。6人の友人が集まって、みんなで「ZOOMで交霊会」を開こうということになります。

「誰か(死者)がメッセージを送っているかもしれないから、名前を聞いてみて」と言う霊媒師のセイラン。
しかし、交信途中で、霊媒師との通話が途絶えてしまいます。

「何が起きているのか、さっぱりわかんない…」
フザケ半分で実在しない死者を呼び出したことで、そこからニセの霊が生まれてしまった!?
つまり、成りすましの霊がいると!(大笑い)

「YESの場合は1回、NOの場合は2回ノックしてください」
「あなたは友人ですか?」
お友達なんかじゃない、そいつは悪霊です!

「霊さん、誤解させてごめんなさい」と謝るものの、悪霊の怒りは収まらず・・・
結局、どうすればいいの?

顔認証アプリが、空中に(霊の)顔を認識!
床に粉をまいたら足跡がつくなど、映像が凝ってます。

パソコンを分割した、ZOOMならではの怖がらせ方が秀逸。
くれぐれも、降ろした霊には敬意をお払いください。

 

どんなに名作でも時間が経つと古くなってくるから、影響を受けた映画監督がリメイクします。

しかし、たいていのリメイクものは、オリジナルの名作を超えられないものです。

そこに名作の名作たるゆえんがあります。

最初に見た時のインパクトが強く、比較してしまうからオリジナルを知らないほうが、作品を楽しめるかもしれませんね。

 

 

 

監督:アダム・ランドール
出演者:ヘレン・ハント、ジョン・テニー、ジュダ・ルイス、オーウェン・ティーグ、リーベ・バラールほか

タイトルジャケットのフロッグ(カエル男)は、ただのマスクです。
カエルのモンスターの話ではありません(笑)

田舎街で発生した、少年誘拐事件が発端です。
父グレッグと母ジャッキー、息子コナーのハーパー一家は、母の浮気が原因でギクシャクしていました。
父は刑事で、少年誘拐事件を担当していました。警察署長と、以前に起きた少年誘拐事件について捜査しています。

ハーパー家で、ちょっとした異変が起こります。
消したはずのテレビがついたり、レコードが鳴り出したり、壁にかけられていた写真が無くなっているんですね。
両親は奇妙だと思うものの、息子のせいにして気にとめません。

ハーパー家に、母の浮気相手のトッドが訪ねてきます。
突然、頭上から落ちて来たマグカップでトッドがケガをします。
母は息子を学校に送迎しなければならないことから、トッドに「帰ってから、病院に連れて行くから」と行って、車で家を出ます。
 

しかし、彼女が戻ってくると、トッドは死んでいました。
ここまでが、前半です。

ここから時間が巻き戻り、ハーパー家に起こった怪現象のタネあかし(伏線回収)がスタートします!
トッドを殺したのは、ナニモノなのか?

後半で、(少年誘拐事件を含めた)事件の真相が語られます。

実は、この事件には目撃者がいて、ハーパー一家に起きている怪現象は、男女二人組の侵入者のしわざであることがわかります。
この侵入者を「フロッギング」と呼ぶらしいです。
彼らは住人に見つからないように(家の屋根裏や地下室を利用し)、他人の家から家へと渡り歩いて暮らしています。

さらに、カエル男がハーパー家を選んだのは偶然ではなく、理由がありました。
その理由というのが、少年誘拐事件にからんでいます。

フロッギングの設定を活かした、伏線回収が見事な映画でした。

 

鬱映画と言えど「ラストでスカッと!」的な見方もあるものの、後味の悪さが残ります。

メンタルが落ちてる時に見ると後悔します…。

くれぐれも体調の良い時にごらんください。

 

 

 

監督:清水康彦
出演者:菅田将暉、杏、岡田将生、柄本時生、田代輝、山時聡真、斎藤工、吉田鋼太郎ほか

ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の名作、『CUBE』のリメイク版です。
ナタリ監督がクリエイティブとして協力しているということなので、楽しみでした。

この映画の見どころは、トラップの内容と人間ドラマです。
素数を考えながらトラップをかわす方法は、元祖CUBEとまったく一緒です。
トラップは元祖CUBE同様、よくできていると思います。


後藤裕一(菅田将暉)が目覚めたら、「CUBE(謎の部屋)」の中でした。
閉じ込められた男女6名が、謎の部屋からの脱出を試みて死闘を繰り広げます。

元祖CUBEと比べて、ラストはどうなるのか?
タイトルが、ネタバレではありませんかね(笑)

トップバッターとして柄本時生が、殺される人のサンプルを演じています。
柄本時生はこの役だけでキャスティングされているのか、かわいそう!

杏は、よくわからない役でしたけど、キャラクター的には合っているかと。
岡田将生はイカれた役でわりと良かったです。

今後、この手の役のオファーが舞い込むかも(笑)

 

 

監督:マチュー・テュリ
出演者:ガイア・ワイス、ペーテル・フランツェーンほか

この映画は「CUBE(キューブ)」じゃなくて「TUBE(チューブ)」です。
全体的に近未来的なオシャレな雰囲気で、ライトが点灯しているTUBEに緊張感が高まります。

主人公のリサがナニモノかに連れ込まれたのは、狭くて曲がりくねったTUBEの中。
なぜかボディタイツのような衣装と、メタリックに光るブレスレットを腕にはめられています。
ブレスレットがカウントダウンを始めたことから、リサは出口を求めてTUBEの中を這い回ります。

TUBEの中にはトラップが仕掛けられていて、炎に焼かれたり水攻めにあったりして、息も絶え絶えのリサ。
所どころに設けられているシェルターのようなスペースに身を隠すことで、トラップから一時的に逃れることができます。
すでに何人かの犠牲者が脱出に失敗しているらしく、TUBEの中には死体がゴロゴロ・・・。その死体をどけながら進まなければなりません。

さらに、得体の知れない怪物も襲ってきます。あきらめたら、即死!
はたしてリサは、TUBEから脱出することができるのか?

 

CUBEはチーム戦でしたが、このTUBEは一人で戦わなければいけません。
途中、自分と同じように捉えられている男に出会いますが、これも味方ではなく、避難用の狭いスペースを奪い合って格闘します。

犠牲者は、どうやって選んでいるんだろう?
太っていたりすると、TUBE内で動きにくそう(笑)身体能力と精神力が試される映画でした。

 

 
監督:アーニー・バーバラッシュ
出演:ステファニー・ムーア、ザカリー・ベネット、デヴィッド・ヒューバンド、マイケル・ライリー
 
キューブシリーズの完結編である。
キューブを作ったのは誰で、どんな意図があったのかについて描かれている。

実は、キューブは処刑施設で、被験者は刑を逃れるためにキューブを選んだ死刑囚だった。
たぶん死刑に手間がかかりすぎるため、死刑囚に同意書をかかせ、このような施設に放り込むといった手口だと思われる。

一作目で、ただ一人カザンが出口から脱出に成功しているが、『CUBE ZERO』では、 「この出口もやっぱりトラップ」というオチのようだ。
出口から脱出できた者も再び捕らえられ、 「全能の神を信じるか?」との問いに「NO」と答えて、焼き殺されている。
「YES」と答えた場合、どうなるかは本編には描かれていない。

今回は、キューブの技師で天才的な記憶力を持つエリックが、途中からゲームに加わる。

生き延びるのはレインズという女性だが、彼女は手違いにより入れられてしまったということで、冤罪扱いといった感じだ。

「このゲームをクリアできたら、助けてあげるよ」という甘い誘い。刑務所で長生きするより、ゲームに失敗して死ぬほうがいいような気がするのは、私だけだろうか(笑)
 

1作目がヒットすると、続編もしくはシリーズ化されたりしますが、
『CUBE2』は「もっと前作の流れを組め!」とドツキたくなるような映画でした(笑)

 

 

監督:アンドレイ・セクラ

出演:ケリー・マチェット/ジェラント・W・デイビス/マシュー・ファーガソン

   グレース・L・カン/ニール・クローン/ブルース・グレイ/バーバラ・ゴードン

 

 

ある日突然、数々の立方体の部屋で出来あがった異空間に閉じ込められた6人の脱出劇。

彼らは集められた理由や目的がわからないまま、罠の仕掛けられた部屋を、

出口を探して次から次へと移動する。

しかも、メンバーの中に知的障害者が混じっているために、移動はいっそう困難に……

 

↑ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の『CUBE(1997)』を絶賛した観客は多いです。
この1作目から5年……『2』を期待して見た人も多いと思いますが、

それは、トンデモ作品だった!(笑)

 

『1』と『2』を比較すると、『1』は、

 

1、殺人トラップ(罠、このステキな響き♪)

2、脱出に向けて、部屋の仕組みが解明されてゆくゲーム的なおもしろさ。

3、ドロドロの人間ドラマ(エゴイストの警官の存在があったからこそ、あれだけの緊迫感に

  仕上がったと思われるんですね。人が死ぬ恐怖だけでは、あそこまで盛り上がらない)
4、登場人物にその道のエキスパートが集められている。

 (もっとも期待していた脱獄のプロがまっ先に罠にかかったのには、脱力したけど。笑)

 

しかし、
『2』は、四次元立方体のハイパーキューブというわけのわかんないシロモノで(笑)、
移動先の部屋にはパラレルワールドが存在し、時間速度が変わったり、重力が反転したり

する。(死んだ男が何度も現れたり、年老いた自分や、自分の後ろ姿を見かけたり)

 

1、CGトラップ(「いかにも」って感じのCGだったのが、残念!)
2、国防総省の大佐が残した数式にあった「60659」とは何なのか?
 (『1』に比べると、その謎に対する解説がカンタンすぎるよーな……)
3、前作の足手まといは知的障害者だったが、今回は盲目の少女とボケたおばあさん。
  カニバリズムの男に、毎度食料にされてしまう男などがキャスティングされているが、

  前作ほどの緊迫感には及ばず……まあ、これはこれで私的には十分おもしろかったけど。

4、兵器メーカー『アイゾン社』の関係者が集められているらしい。
 (メンバーがミスキャスト……登場人物のキャラクターに説得力がないような……
  あれで伝説的なハッカー?)

 

ちなみに、『3(Cube Zero)』は2004年に完成しています。
監督は、『2』の製作・脚本を書いたアーニー・バーバラッシュ。
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督は、どのような気持ちで続編を見ているのでしょうか?

ナタリ、カムバ~ック!!

 

 

監督:松木創、原作:五十嵐貴久『リカ』
出演者:高岡早紀、市原隼人、内田理央、水橋研二、岡田龍太郎、坂辺一海、山本直寛、尾美としのり、マギー、佐々木希ほか

高岡早紀主演でドラマにもなった『リカ』の映画版です。
自称28歳の看護師、雨宮リカが主人公。妖艶な高岡早紀の怪演が話題にのぼり、当たり役となっています。

幼少時に虐待を受けて愛情に飢えているリカは、好きになった男を執拗に追い回すストーカーとなります。
愛する者を手に入れるためなら手段を選ばない、純愛モンスター。それって“純愛”なんでしょうか!?

ドラマの最終回で逮捕されましたが、収容されていた警察病院の職員を殺害して逃走しました。

警視庁捜査一課の奥山次郎(市原隼人)は、精神病院に入院している同僚の見舞いに訪れていました。
奥山は犯人がリカと知って、彼女を追いつめるために出会い系で連絡を取ります。
 

リカは案の定、「28歳 元看護師」のプロフィールで登録していました(笑)
30歳を超えた見た目ですが、「自称28歳」と言い張ります。

奥山は「真実の愛」という花言葉を持つマーガレットの花を贈りたいと言って、リカをおびき寄せます。

何がスゴイって、リカの超人的な身体能力がお見事!
クルマの後ろを走り全速力で追いかけてくるし、スパイダーマンのように壁をよじ登る(大笑い!)

リカ、怖いんだけど、笑えるキャラクターです。

 

私のイチオシは、ジャッキーチェンやブルースリーではなく、ジミー先生!

小ぎれいなCGより、力の入ったワイヤーアクションが好きです。
現代はテクノロジーが進化しすぎていて、映画が薄っぺらくなっており、力強さが足りないように思えます。

というわけで、迫力満点のカンフー映画をご案内します。