Z級映画のツボ -28ページ目

Z級映画のツボ

 
マニアックな映画紹介、笑えない川柳やコレクションなどを公開しています!

シベリア超特急5 ~義経の怨霊、超特急に舞う~

¥3,591

「3」の次が「5」? 「4」は舞台版なので、これが映画版の4作目となります。


なんたって見所は、次から次への大アクション。も~終わったと思ったらまたアクション。

岡田眞澄さんの遺作ともなりました。そして、ガッツ石松さん、中野良子さん、佐藤允さん、

すごいメンバーが、も~力演に次ぐ力演!


クライマックスはなんと、片岡愛之助くんが万里の長城をね、大階段落ちをやってみせますからね。


これは、今までにないスゴさですよ。

そしてですね、人間愛のすばらしさ!戦争反対のすばらしさ!

これを、じっくりとみなさん、お楽しみいただきたいと思います。(マイク水野監督談)


たしかに“大階段落ち”必見です!こんなの誰もやりません!!



監督:MIKE MIZNO
出演:水野晴郎/西田和晃/片岡愛之助/片岡進之介/岡田眞澄/中野良子/西條三恵



シベリア超特急を待つモスクワ駅で、義経の財宝のありかを書いた地図を狙うアヤシイ馬賊・・・

その隣のブースには、眠り狸のごとき山下閣下が。

「閣下、お休みですか?」

「ばか、起きとる!」


ロシア人、ドイツ人、次々と列車に乗り込む国際色豊かな面々――

「私に用があったら2度ノックしてね。うちへ来る郵便配達はいつも2度ベルを鳴らしていたわ」

(あちこちに散りばめられるパクリ、いや“オマージュ”)


食堂車でウオッカを飲んで、「うっ!」と伏せる閣下。

「誰だ!? 閣下のウォッカに毒を入れたやつは!」ぼんちゃん、大騒ぎ!

すると、

「はっはっはっはっは、佐伯、大仰に言うんじゃない。

 これをやらんとのぅ、飲んだ気がせんようになったんじゃ。クセになってしもーてのぅ」

人騒がせな・・・タチの悪いジョーダンですフグ


隣の客室の女性がナイフで首を切られ絶命。お約束、列車の窓から窓へ乗り移るぼんちゃん。


ガッツの片手を日本刀でたたっ切り、どこで調達したのかガッツは黄金の義手で再登場!


列車の屋根で闘われる武蔵と小次郎の一騎討ち(なんじゃ、そりゃ?!)


なお、ぼんちゃんの妹まで乗ってます。この妹が武術の達人で、サイボーグ並みの強さ!

大皿を2つに割って敵に向かって投げつけると、ブーメランのように戻ってくる。


ヒットラーの放った暗殺者に狙われる閣下。のんびりしすぎです。ドアには鍵をかけるべき。

だいたい、ナイフはどこから飛んできたのか?


すべての謎は閣下が解説してくれますが、この解説がなければまず謎は解けません・・・

まぁ、シベ超のおもしろさは謎解きにはないから、べつにいーんですけど、ねっ。



新太郎くんとぼんちゃんの妹の結婚式。(林家ペーさんご出席、パー子さんは?)

エンドロール後の2人の30年後”が「いらない」のは言うまでもありませんパンチ!







《第20回コニャック・ミステリー映画祭特別賞受賞作品》

シベリア超特急3 ~60年目の悪夢~
¥1,890


監督:MIKE MIZNO

出演:水野晴郎/西田和晃/三田佳子/宇津井健/内藤武敏/真柄佳奈子/江成大輝/岩井志麻子



何がつまんないって、閣下の出番が少なくなってます・・・
誰も本格ミステリーなんか望んじゃあいない、コメディでぜーんぜんかまわないのに~おやしらず

シベ超ファンは、歩くぬいぐるみ・山下閣下の棒読みを、
「閣下はなんでも知っている♪」ベタな解説を楽しみに観てるんだぞ。
なのに、なぜか映画は間違った方向に、豪華に高度になってゆく――


途中から観た人は、宇津井健と三田佳子のツーショットを見て、

“懐かしのドラマシリーズ”かと思っちまうぞ・・・



今回の舞台は、瀬戸内海とニューヨークを強引に結ぶ豪華クルーズ船の中で

60年前、シベリア超特急でおきた事件と同じ手口の殺人事件が発生する。

誰が何のために、事件を再現するのか!?


当時少年だった沢島が60年前の事件を振り返る――

60年間、そのことが気になっていたんだ。

 もういいだろ? あの時のことを聞かせてくれよ」

 もういいだろ、忘れろよ~~~


「私がオリビアよ。あなたに告白させようと、長い時間かけてワナを仕掛けたの」

時間かけすぎだってば~~~


回想シーンで閣下登場!

列車から消えた美女が窓に書き残したギリシャ文字の“パイ”


「パイの示す意味は、何かな?」

「円周率の記号ですよね、3.14」

「わしは、ヤーニスが殺害された時刻に時計を見た。3時14分だった」

円周率とかけて・・・その答えは、3時14分って、ゴウインすぎる~~~


ま、ストーリーはあいかわらずだったので安心しましたが(笑)


エンドロールが終わっても、ビデオ止めないように!

ど・ん・で・ん・返・しがありますから~お楽しみに!!



シベリア超特急2 完全版
¥4,441


監督:MIKE MIZNO

出演:水野晴郎/竹田高利/淡島千景/草笛光子/二宮さよ子/加茂さくら/寺島しのぶ/長門裕之
      


「2」の舞台は、ホテル菊富士。
シベリア鉄道線路爆破事件で、急きょ宿泊することとなったシベリア超特急の乗客達。


このあまりにベテランな女優陣が揃っているわけだから、そうそうヘンテコな作品にはならないだろう・・・と

すこ~し残念な気持ちも(笑)。


ホテルは嵐により外界から閉ざされ、
そこで起きた密室殺人事件をこれまた山下閣下が独自の調査をすることになるわけですが、

水野晴郎先生の謎解きというよりは、わかりやすい解説付きの映画だと思っていただければ。
(彼は、探偵ではなく、あくまで「解説者」なのですから!)


ところで、佐伯大尉役の人選に問題があるような・・・これは、水野氏1人が浮きすぎないような配慮?


さて、殺されたのは、部屋を交換しろだの武器の密売を頼むだのと、
山下閣下に対して無礼極まりない田宮(長門裕之)。


全員にアリバイがあることが判明するが、唯一閣下にアリバイがない・・・
(ただし、池波のアリバイが、女風呂ののぞきというのはいかがなものか?)


平和を唱える閣下には、戦争を利用して一儲けしようとする田宮を駆逐するという動機があり、
クローゼットに田宮のピストルを隠し持っていた。


軍人として皆に自決を迫られ、ピストルをこめかみに当てる閣下。

が、すぐに撤回!
「やめたぁ……わしはなぁ、命を日本国家にあずけとるんじゃ、勝手に自決なんかできん」と、
                                 流れをまったく無視した推理が始まる。

 ↑私はけっこう、温情あるセリフ棒読みの山下閣下のキャラが好きですけどねー

  
「部屋のゴミ箱に、鎮静剤のアンプルがなかった」


「わしには、池波君の声じゃとすぐわかった」


「君達がわしの部屋にいたとき、ドクトルの部屋を探索して、輸血用の血液が1本不足していたことを

 発見した」


などと、脚本を書いた者にしかわからないような都合のいい推理が展開する。


が、「さすが、閣下ね……おそれいりました」
そんなに簡単に認めていいのか? ドクトル歌子


罠にはめられたにもかかわらず、
「まちがいじゃった、殺人事件じゃと思ったんじゃがのぅ。アヘンの常習者が錯乱して自殺したんじゃ。

警察官は返してよろしい」と、閣下の粋なはからいによる人情殺人喜劇的結末にクラッカー


シベリア超特急 特別編集版〈豪華愛蔵仕様〉/水野晴郎
¥3,800
Amazon.co.jp


監督:MIKE MIZNO
出演:水野晴郎/西田和晃/菊池孝典/かたせ梨乃 /アガタ・モレシャン/占野しげる


ストーリーは、
第二次世界大戦前夜のシベリア鉄道内で起こる密室殺人事件だそーで、


水野先生の「シベ超シリーズ」 、世間では酷評されてるらしいですが、
ミステリー風味でさえあれば、私は大丈夫です。
(丼にどんな具が乗っていたとしても、「お茶漬けの素」さえあれば食べられます。)


1938年、モスクワから満州へ向けて走るシベリア鉄道には、

山下奉文陸軍大将
佐伯大尉
青山一等書記官
の3人の日本人と、


契丹人女性の李蘭
ウイグル人女性のカノンバートル
オランダ人女優のグレタ
ドイツ軍ナチ中佐のユンゲルス
ソ連軍大佐のポロノスキー
ポーランド人商人のゴールドストーン
の9人の乗客が乗り合わせていた。


各々の部屋には鍵が付いており、完全な密室状態。
1人また1人と乗客が殺されていくのでありますが、


冒頭から交わされる交換殺人の会話、


かたせ梨乃に変装って・・・外人と見間違えないだろう?!


列車の窓から窓へ移るシーンの不自然さ(とくに、佐伯大尉のロープ業には笑った!)


あまりにあっけなく殺される乗客達(その中でも、顔洗ってる最中の感電死って・・・)


部屋から1歩も出ずに次々と事件の謎を解き明かす、眠り狸のごときマイク水野氏。


二重三重のどんでん返しというよりは、ふたつのおまけな結末。


と、ツッコミどころ満載です。


そうそう、丁寧な字幕が付いているので、英会話用教材にいいかもしれません。


登場人物がやたら多いのと、これでもかこれでもかという伏線は、水野先生の作戦だと思います。

もっとすごいのは、この「シベリア超特急」この後も、続々と続くんですね!
(たぶん、水野先生がお亡くなりになるまで・・・)



↑上の文章は、私がこのブログを書き始めた最初の頃に書いたものですが、

  水野先生は本当にお亡くなりになってしまいました・・・心からお悔やみ申し上げます。



映画評論家の水野晴郎氏が
10日午後3時5分、肝不全のためお亡くなりになりました・・・。

76歳でした・・・勝手ながら、百歳越え確実と思っていただけに残念です。


なんと、水野先生、本名を水野和夫から

シベ超の役名山下奉大(やましたともひろ)に変えてしまっていたそうです!


「シベ超ファイナル」を製作する予定だったそうで、

閣下の部分は、CGでも・アニメでも・サイボーグでも・ぬいぐるみでもいいので、

ぜひぜひ完成させてほしいものです!


遺作は、河崎実監督『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』

http://guilala-movie.com/


「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」
が最後のセリフであってほしいとふと思いました流れ星




 

監督・脚本:オーレ・ボールネダル
主演:パプリカ・スティーン、ウルリク・トムセン、ヨナス・バントゥシュナイダー、ニコライ・フォルケンベア・クロク

 

養鶏場に謎の物体が飛来し、おばさんの体に何かが入り込む。


一方、小学6年生のカールのクラスに、臨時教師のウーラ先生がやってきます。

「こんなバカな生徒達受け持つの、私初めてよ。驚くほど無能で、小さな子達」と生徒達を罵倒し、「みんなに約束するわ。この私があなた達を世界で一番優秀な生徒にしてみせる」と、ウーラ先生は自信満々。


「なんでも聞いて」と言うウーラ先生に、子供の一人が「634×967は?」と言うと、「61万3千とんで78よ」と即答。生徒達は我も我もと質問する。

「ウチの弟は?」には、「ヨナス」と、ウーラ先生は、なんでもまるっとお見通しである。


体育の授業では、バク転の連続ワザを見せ、母親のいないカールに「天国のお母さんに会いにゆけ」と言って、ロープを昇らせる(笑)


「ひどすぎる…こんなの先生じゃない、魔女よ!」と子供達は反発し、学校に父兄が押しかけるが・・・

そこに、なぜか文部大臣が登場し、「子供達のことは、ウーラ先生にまかせておけば大丈夫」と説得する。

しかし、文部大臣がウーラ先生の持つ銀色の球体から出てきたのを、カールは見ていた。


「先生はエイリアン」と意見が一致し、クラスの子供数人でウーラ先生の家に忍び込むと、部屋にはたくさんのニワトリが。さらに、先生がニワトリを食べる場面に遭遇する。

ギョーテンの子供達は、再び親を連れてウーラ先生の家に乗り込む。しかし、ウーラ先生は先手を打って、部屋を劇的大改造!


とにかく個性的なウーラ先生がオモシロイ映画だったクラッカー


チラッと身の上話をするシーンがあるが、ウーラ先生の星では、結婚して子供を産んだら、夫を食べるという。そして、やもめのカールの父に接近する。「あんなママハハはヤダ!」とカールは反撃。


最終的に、ウーラ先生は修学旅行に行くと親達をだまし、子供達を自分の星に連れてゆこうとする。

「みんな、地球にさよならしなさい」

子供達をむりやり送り出した親達が全員後悔するハメに陥ったであろう、ウーラ先生の修学旅行騒動であったヒヨコ

 

1作目が「女のエイリアンの生殖」がテーマのエロチックSF路線で当たったので、

2作目は「男のエイリアンの生殖」で当てようと企てたんだと思いますが、

 

ところがどっこい……

監督:ピ-ター・メダック、 脚本:クリス・ブランケート 

出演:ジャスティン・ラザード/ナターシャ・ヘンストリッジ/マーグ・ヘルゲンバーガー

 

宇宙飛行士のパトリックは、火星でエイリアンのDNAに感染します。

エイリアンの目的は「地球上に子孫を残す」ことなので、パトリックは片っ端からナンパしまくる。(ジャンルが違えばレイプ魔の話だけど、エイリアンだと許せてしまうのが不思議)

 

途中、パトリックがいると思われる黒塗りのワゴンが揺れているのを発見!

「いたぞ! パトリックが交尾中だ」とワゴンのドアを開けると、

 

そこにいたのは、ただのカップルだった……と、

観客の下心は肩透かしをくらわされます。

 

しかし、ここまでは、エロチックSF路線の流れを組んでおり観客をまだ期待させますが、

ここから少し様子が違ってきて、

 

エイリアンの子供は、数分で妊娠した後、一晩で10歳児ぐらいに成長(速っ!)、

その子供達(大勢)の手を引くパトリックの後ろ姿がなんともアワレです。

 

そして、ラストにいたっては、

女エイリアン・ジルとの壮絶なからみ(もはや、エロでもなんでもなし)

私には土偶のプロレスに見えました。

 

おもしろかったのは、「遺伝子疾患を武器にする」というアイデア。

それにしても、子供を生むことで続編に繋げるというのは、いかがなものか?(笑)

 

 

さて、

さらなる続編『スピーシーズ3/禁断の種』では、さらに妖艶な女エイリアン・サラの登場!

 

 

最も注目すべきは新ヒロイン、サニー・メイブリーが

大胆かつエロティックに熱演!

って、あなたは「スピーシーズ」にまだエロを期待しますか?

 



監督:ニール・ラビュート
出演:ニコラス・ケイジ、ケイト・ビーハン、エレン・バースティン、モリー・パーカー

1973年に製作された、カルトとして名高い同名映画のリメイクです。

人情味あふれる警官のメイラス(ニコラス・ケイジ)は、失踪したかつての恋人に、自分の娘を捜してほしいと頼まれます。

この恋人ウィロー(ケイト・ビーハン)はサマーズアイルという島国の生まれで、現在はその島で暮らしています。

サマーズアイルは、携帯の電波の届かない、セスナで渡るしかない孤島で、メイラスは単身で調査しに出かけるんですね。

その島はシスター・サマーズアイル(エレン・バースティン)の私有地で、島民は農業と養蜂を営んでいます。

“私有地”ってのがなんともイイですね。島の名前は自分、ルールも自分ルールでオッケー!なんですからね。

メイラスは島民に、ウィローの娘ローワンの写真を見せて探しますが、不思議なことに島民も、ローワンが通っているはずの学校の教師やクラスメートさえ、ローワンを知らないと言い張ります。

恋人のウィローはおびえていて頼りにならず、メイラスは島中をくまなく探すことに。

そのうち、ローワンは収穫祭のときの“いけにえ”にされるのではないかという疑惑が出てきて・・・叫び

ちなみに、ウィッカーマンというのは、収穫祭のときに用いる巨大な木の人形のことです。


そうとう悲惨な状況だというのに、主演がニコラス・ケイジなせいかところどころで笑える映画でした。

教師役のモリー・パーカーがとても美しく、やたら美人が多い島なんですけど、その理由は後で判明します。

「オスバチは死ぬのだ!」

男はたまったもんじゃないラストです・・・おやしらず

 

監督:ゲイリー・ロス

出演:トビー・マグワイア/リース・ウィザースプーン/ジョーン・アレン/ジェフ・ダニエルズ

 

高校生のデイビッドは、50年代のモノクロ・ホームドラマ『プレザントヴィル』の大ファン。

「バットとメアリー・スーが、猫につけた名前は?」

友達に『プレザントヴィル・クイズ』を出題しては喜んでいる。

 

コギャルな双子の妹ジェニファーは、ダサいデイビッドとは正反対。

「別人格よ」

「イケてる遺伝子を、あんたが独り占めしたのね」

 

 

さて、ある日、テレビが壊れて頼みもしない電気屋が来て、デイビッドに特製リモコンを渡す。

おかげで、兄妹は『プレザントヴィルの世界』へ――

 

「キャッ、見てよ 白黒!」

『プレザントヴィル』を知り尽くしているデイビッドは違和感ナシ。

 

が、2人が入り込んだことで、モノクロの世界が徐々にカラーに変わってゆく。

(恋した人々がカラーに変わる粋な演出。色気づいたってことらしい。笑)

 

「どうしましょう・・・こんな顔では外に出られないわ」

カラーになってしまったママに、デイビッドはモノクロの化粧をしてあげる。

 

         ―― 有色人 お断り ――

 

プレザントヴィルの世界の変化を快く思わない人々が暴動を起こす。

保守的な人々はモノクロで、目覚めちゃった人がカラーに変わる設定。

「ママを見て。キレイでしょ。まるで初めて出会った頃と同じくらいに。白黒に戻したい?」

 

ある日突然、変化はやって来て、人はカラーに変わる・・・

心の変化をモノクロとカラーに分けて表現している映像が秀逸です。

 

それにしても、プレザントヴィルはどーなっちゃうんだろう?!

「次はどうなる?」

「あなた 分かる?」

「いや さっぱり・・・」

 

 

監督:降旗康男/原作:浅田次郎
出演:妻夫木聡、笛木優子、佐々木蔵之介、鈴木砂羽、西田敏行、赤井英和ほか

時代は激動の幕末――
しがない下級武士である別所家の次男坊・彦四郎が主人公。

旧友榎本と再会した彦四郎は、榎本が軍艦頭へと出世したのが「三囲稲荷(みめぐりいなり)」のご利益と知って、自分も福にあやかろうとします。
しかし、酔った彦四郎が願掛けしたのは、「三巡稲荷(みめぐりいなり)」だった!

彦四郎のもとへ最初にやってきたのは、西田敏行の“貧乏神”
「実は、あたくし、貧乏神でございます」
彦四郎はこの貧乏神を、離縁された井上家に“宿変え”することに成功!
“宿変え”というのは、災いを知り合いに振る方法らしいですね。

次ぎに、彦四郎のもとを訪れたのは、赤井英和の“厄病神”
なぜか厄病神は、相撲取りの格好をしています。
彦四郎は厄病神を、今度は兄に宿変え。
 

このノーテンキな兄を演じているのが、佐々木蔵之介。
ホスト役より、こういった役のほうがよっぽど適役だと思う
また、そば屋のおやじの香川照之、似合うなぁ・・・町人をやらせたら右に出るものはないね
 

そして最後に、やって来たのが“死神”
死神はかわいらしい女の子のおつや=お通夜(笑)だった。

「死神のおまえに出会ってはじめて、わしは自分が何をすべきか、生きる意味を探し求めるようになった」
と、原作が浅田次郎なので、邪神達はみな人が良い感じ(神が良いか?!)で、ちょっといい話に仕上がってますが、もっとどーしようもないラストを期待していたので、少し残念な気も(笑)

また、ラストに何を思ったのか?!浅田次郎氏が登場しています???
大不況まっただ中の日本列島、すべてのツイてない人に贈るそーです『憑神』
ごっつぁんス!