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Z級映画のツボ

 
マニアックな映画紹介、笑えない川柳やコレクションなどを公開しています!



監督・脚本:福田雄一
出演:山田孝之、山本裕典、小柳友、白石隼也、ムロツヨシ、佐藤二朗、戸田恵梨香

茨城の大洗にある海の家で、クリスマス・イブに男6人が次々と集まってきます。

彼らは夏に海の家でアルバイトをしていた面々ですが、そのとき彼らが憧れていたマドンナ・江里子(戸田恵梨香)に手紙で呼び出されたからです。

海の家のマスター(佐藤二朗)をはじめとして、ナルシストの杉本(山田孝之)、サメオタクの松山(山本裕典)、お調子者の仁科(小柳友)、天然の林(白石隼也)、浮気願望のある猫田(ムロツヨシ)らが、あーでもないこーでもないと妄想を口走るのです。

そんな彼らに、海の家の解体指示書を持って現れた弁護士の関口(安田顕)が加わって、男達の妄想劇が繰り広げられます!

これまでに多くの離婚訴訟を手がけてきた関口は、彼らが語る江里子との妄想や勘違いの真実を、あらゆる状況証拠から推理していきます。


ほとんどが、彼らの“妄想”で成り立っている映画ですね。

海の家の中だけで展開する、低予算な舞台劇ですけど、男達の濃いキャラが面白く、最後まで楽しく見れます。

「クリスマス・イブの夜、海の家で会いたいラブラブという手紙をもらい、「自分こそ江里子の本命だ!」とヒートアップする男達。

しかし、江里子は一向に現れません。その理由がオチとなっています。


真冬の海に向かって、「この大洗にも、湘南と同じ星はふってきてるんだよ」とつぶやく杉本。

一堂は深くうなずきます。

翌年も、全員海の家に集まってのバイトがすっごく楽しそう~かに座

監督:長谷部安春
出演:六角精児、萩原聖人、紺野まひる、市川染五郎、伊武雅刀

 

人気ドラマシリーズ『相棒』の鑑識、米沢守が主人公のスピンオフ映画。

 

東京ビッグシティマラソン参加者の中に“元女房”を発見した米沢は、

別れた妻・知子(紺野まひる)の居所を突き止めます。

 

しかし、数日後、知子は死体となって発見される…死因は、青酸化合物による自殺で、遺書も発見される。
「くやしい。こんな結果に終わって、残念でならない」
   ↑こんな遺書、書かんやろ!

 

てっきり、別れた女房がらみの事件に巻き込まれる話だと思ったら・・・

米沢の元女房はB型、死体はO型で、別人だった。

 

知子の元夫だと言う所轄の刑事、相原(萩原聖人)が米沢をたずねてくる。
別れた妻と、マラソン大会の翌日に会う約束をしていた相原は、自殺なんかするわけがない…と、独自に捜査を始める。

しかし、あまりに配慮の足りないこの人物は、刑事に向かないように思うフグ
米沢がサポートしながら、二人は捜査を進める。

 

知子が勤めていたという、警察の外郭団体・青少年防犯協会で、

彼女が理事長(伊武雅刀)にセクハラにあっていた、という噂を入手。
また、汚職に関する容疑で、天野課長(市川染五郎)も捜査線上にあがってくる。

 

右京さんと薫ちゃんの出番はほとんどなく、顔見せに出ている程度です。

 

米沢さんの自宅マンションの公開と、

大きな事件が起こって、二週間ぶりに家に帰ったら、離婚届けが置いてあって妻は失踪…

という離婚の理由がわかりました。
また、趣味で、ギターの路上ライブも行っているらしい。


ところどころに、元女房への彼の妄想映像が入ります(笑)
「私の女房は、まぼろしみたいなものですから」

刑事コロンボの「うちのカミサン」みたいなものでしょうか・・・

 

 

監督:沖田修一
出演:堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、豊原功補、古舘寛治、黒田大輔、小浜正寛

標高3810メートルの南極ドームふじ基地に派遣された西村(堺雅人)の任務は、観測隊員8人分の食事を用意すること。
平均気温-54℃。ペンギンはおろか、ウイルスさえ生存できない極寒地。
食材は冷凍・乾燥・缶詰が基本で、食材が足りないからといって近所のスーパーに走ることもできない。

南極は低気圧のため、お湯が85℃とやや低い温度で沸騰するらしい。
おやつのドーナツは寒さで固まり、かじるとガリガリと音がする。

食卓には和・洋・フレンチと、西村が腕をふるった見事な料理が並んでいるが、
煮魚にしょう油ドボドボかけちゃったり、バターまるかじりしたりと、食べさせがいのないメンバーである。

メンバーは、雪氷学者(生瀬勝久)、雪氷サポート(高良健吾)、気象学者(きたろう)、車両担当(古舘寛治)、大気学者(小浜正寛)、通信担当(黒田大輔)、医療担当(豊原功補)。
このメンバーなので、アメリカの南極観測ドラマのような緊迫感は、まるでない。
 

メンバーの楽しみといえば食事ぐらいで、ある日、夜中にラーメンを食べる人が続出したため、ラーメンのストックが切れた。
西村の所に気象学者が来て、「ラーメンが食えないとなると、僕はこれから何を楽しみに生きていけばいいんだろう……麺とスープだけでいいんだ。チャーシューはいらないから」と懇願する。

西村は、手製のラーメン作りをすることに(笑)
堺雅人が、エプロンをかけた給食のおばさんに見えてくる楽しい映画でした。

 

 

監督:吉田大八
出演:堺雅人、松雪泰子、満島ひかり、中村優子、新井浩文、児嶋一哉、安藤サクラ、内野聖陽

事実は、小説より奇なり。
実在の結婚詐欺師、自称「ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐」の笑える話である。
いつか映画になるかもしれないと思っていたが、やはり映画化された。

クヒオ大佐を演じているのは、“つけ鼻”をつけた堺雅人。バリバリの日本人なのに、カタコトの日本語を話し、アメリカ空軍のパイロットと偽っている。

「日本語、お上手ですね」
「父がハワイ人だから、よく日本人に間違えられるのです。だから、日本語を勉強しようと思って」
「努力家なんですね、クヒオ大佐って」
父はカメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこと、ウソで固めた人生である。

電話をかけるときは、四畳半の部屋で、ラジオのノイズを大音量で流して、 「今、イスラエルの上空でーす」などと戦闘機からの通信を装う。

ターゲットとする女性には、「私と結婚すれば、軍から5000万円の結納金が支給される」などと言って近づいている。
また、「ウェディングドレスは、ダイアナ妃のドレスも手がけたデザイナーに依頼して製作してもらう」と言って、製作費として100万円を騙し取っている。
バレないのが不思議なぐらいのクヒオ大佐であるが、愛は偉大だ。

最初の被害者は、弁当屋の女社長・永野しのぶ(松雪泰子)。社交界デビューを目指して英会話の特訓をし、『沈黙の艦隊』の漫画を読んで軍人の世界を理解しようとするけなげな女性である。

しかし、しのぶの弟(新井浩文)が詐欺に気づき、クヒオ大佐をおどしてくる。
クヒオ大佐は、これをどんな方法でかわすのだろうか?
 

 

監督:佐藤祐市
出演:小池徹平、マイコ、品川祐、田辺誠一、中村靖日、田中圭、池田鉄洋、森本レオ


「もう、限界だ…」路上にパッタリ倒れる大根田真男(小池徹平)。

この映画は、ニートだった真男こと“マ男(ハンドルネーム)”が、インターネットの巨大掲示板「Bちゃんねる」に立てたスレッドがタイトルになったものだ。

マ男の「もう、限界だ…」に対して、「最初に調べなかったお前が悪いw」とのレスが付いている(笑)


【ブラック会社の罠を見破る!6つの法則】

 

法則その1:残業が当たり前。

法則その2:何日も徹夜が続く。

法則その3:社内に情緒不安定な社員がいる。

法則その4:必要経費が一切認められない。

法則その5:同僚のスキルが異常なほど低い。

法則その6:従業員の出入りが激しい。


真男のデスクの引き出しに入っていたノートに、びっしりと書かれた「殺される」の文字。
入社1週間で行方不明になった前任者のものである。

 

「バーカ!」が口グセの横暴なリーダー(品川祐)。

ガンダムオタクの無能な先輩(池田鉄洋)。

気弱でワキガの同僚(中村靖日)。


劣悪な環境の中で、真男はこき使われる。

しかし、この映画はその中から這い上がる真男の奮闘記である。

Bちゃんねるの住人もマ男を応援しているので、観た後はすがすがしい気分さえしてくる映画だった。

 



監督:キム・ギドク
出演:オダギリジョー、イ・ナヨン、パク・チア、キム・テヒョン

前回、スペインの鬼才ペドロ・アルモドバル監督の、キテレツなラブストーリーを取り上げたので、
今回は、アジアの鬼才キム・ギドク監督の、それに輪をかけて「なんじゃ、こりゃ!」なシネマをご紹介します。

ある夜。ジンは、交通事故に遭うリアルな夢を見ます。
あまりにリアルだったので現場に出かけてみると、先ほど見た夢そっくりの事故が起こっていました。

犯人はランという女で、事故が起こった時間は寝ていたと言いますが、彼女の車はグチャグチャで、監視カメラにも車を運転している姿が写っています。

女は逮捕されますが、ジンは警察までついていって、「夢の中で事故を起こした。犯人は彼女じゃない!俺だ!」と主張します。

「つまり、あなたが夢を見て、この女性が行動を!?」
次は、ジンが別れた恋人の夢を見ると、夢の中で何者かに殴られます。
ランに会ってみると、彼女も顔を殴打されていました。

ジンは元カノに未練がありますが、ランの方は元カレを憎んでいるというのが悲劇のはじまりでした。

二人は眠らないように互いを監視し合いますが、
夢はどんどんエスカレートしてゆき、ランは「あなたの夢が怖い・・・」とおびえ、
「だから、眠らないで!」と懇願するランに、ジンは「努力してみます」と。

頭にノミを突き刺し、カナヅチで足を叩きながら、睡魔に耐えるジン・・・

オダギリジョーは日本語をしゃべり、ほかの登場人物は韓国語をしゃべって会話が成り立つという、ヤリタイホーダイなギドク監督です・・・

この監督の作品にはセリフがないことなど珍しくないので、言葉はたいして重要ではないのでしょうか?

ラストで、ランはジンに「どんな夢でも、もう恨まない」と言います。
どん底で別れるカップルがいますが、どん底で見えるのが、本物の愛だと思いました。

それと、ランと元カノが同室に収容されていますが、あれは、ジンの中でランへの愛が元カノと同等になったというメッセージではないでしょうか?

 

監督・脚本:リチャード・ケリー、原作:リチャード・マシスン『死を招くボタン・ゲーム』
出演:キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、サム・オズ・ストーン、フランク・ランジェラ

 

その朝、玄関でチャイムが聞こえたのでドアの外に出てみると、差出人不明の箱が置かれていました。

いやいやいや、フツーそんな得体の知れない箱、怖くて開けられないでしょう!?

 

ノーマとアーサーが箱を開けてみると、そこには中央に赤いボタンのついた奇妙な装置が入っていました。

一通の手紙が添えられており、その手紙に書かれていたのは「スチュワードが午後5時にうかがう」というメッセージ。


5時になると、顔の左半分にヤケドの跡のあるスチュワードという不気味な老人がやってきました。

スチュワードは、「この装置のボタンを押せば100万ドルを手に入れることができる。しかし、世界のどこかに住んでいる誰かが死ぬことになる」と言います。

ボタンを押さないという選択もありますけど、その場合は権利がほかの人に移ります。

 

ルイス夫妻は迷いますが、足に障害を持つノーマは手術を受けるためのお金が必要だったことから、ついにボタンを押してしまいます。

アーサーは真実を探ろうとして謎の老人の車のナンバーを調べますが、警察が調査している殺人事件と夫妻に届けられた装置に関係があることを知ります。

とここまではサスペンスタッチで話が進みますが、原作がSFであることからストーリーは急展開!


アーサーは出口のない謎の図書館に迷い込み、そこで老人の正体を知ることに・・・元の世界に戻る3つの扉を老人の妻に案内されて、自宅の寝室へと戻ります。

まさかの宇宙人ものでした(笑) 宇宙人は、何が目的で装置を配り回っているのでしょう!?

 

よく考えれば、100万ドルを受け取ってただですむわけはなく、ルイス夫妻はその代償を払うことになるんですよね。

ラストは、別の夫婦が運命のボタンを押そうとするシーンで終わります。

 

まったく見知らぬ他人の命であれば、ボタンを押してもそれほど罪悪感はないかもしれません。

でも、死ぬのが自分の身近な人だとしたらどうでしょう?

「金か!他人の命か?」

あなただったら、運命のボタンを押しますか!?

 



監督:オリバー・パーカー 原作:オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』
出演:ベン・バーンズ、コリン・ファース、ベン・チャップリン、レイチェル・ハード=ウッド

オスカー・ワイルドの小説『ドリアン・グレイの肖像』を、イケメン俳優のベン・バーンズ主演で映画化したものです。

ロンドンで社交界デビューした美貌の青年ドリアン・グレイは、有名画家のバジルに肖像画を依頼します。

このとき出会ったのがバジルの友人のヘンリー卿で、彼との出会いがドリアン・グレイの人生を狂わせるんですよね。


同じ頃、芝居の『ハムレット』を観てオフィーリア役のシビルに一目ぼれ、愛し合う二人。

しかし、ヘンリー卿にそそのかされて快楽に溺れるドリアン・グレイは、シビルを適当にあしらったことから彼女は自殺。


「誘惑に打ち勝つには、それを受け入れることだ」とはヘンリー卿のセリフですが、
もし、この世に悪魔がいるとしたら、こんな感じでしょう。

それにしても素質があったのか、純真だったドリアン・グレイの変わりっぷり。師匠を軽く超える悪徳さがgood!

純真なベン・バーンズより、鬼気迫るベン・バーンズの方が魅力的です。イケメン俳優が“イイ人”演ると、ほんとつまんないです。


ドリアン・グレイはまったく年を取らず、その放蕩ぶりはどんどん肖像画の方に現れていく・・・叫び
というのが『ドリアン・グレイの肖像』のテーマです。

彼は、屋根裏部屋に醜く変貌してゆく肖像画を、「人には見せたくない」と言って封印します。


周囲はどんどん年老いてゆくので、年を取らないドリアン・グレイは罪悪感に苛まれ、晩年を生きることになります。

「腐敗し、悪臭を放ち、毒された魂を救ってほしい・・・」と教会で許しを請うドリアン・グレイ。

ドリアン・グレイの気持ちの中の繊細な部分と悪魔的な部分を、ベン・バーンズは上手に演じ分けていたように思います。

ただ、ラストが小奇麗にまとまりすぎてて・・・もうちょっと意外性がほしかった、かなクマ

 

監督・脚本:アグニェシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー
出演:リーアム・ニーソン、クリスティーナ・リッチ、ジャスティン・ロング


死体の胸にそっとバラの花を添えてから写真を撮る、粋な葬儀屋のディーコン。

「死んでない」と言い張るアンナに、ディーコンは死亡診断書を見せる。

「みな、そう言う」そーなんだ(笑)

ディーコンは死者と会話できる死神のような男で、この映画にはもうひとり、ディーコン同様に死者が見える少年が出てきます。


アンナは恋人のポールと食事中にケンカをして、ひとりで家に帰る途中の事故でした。

ポールはアンナにプロポーズし、転勤先のシカゴに連れて行くつもりだったのに・・・。

「嘘よ・・・」

「悪い夢だわ」

「起こして!」

とアンナが言ったところで、目を覚ましたのはポールの方だった。


どう説明したら、アンナは死んだことを納得してくれるのか!?

死んでいることを映画を観る人に隠してオチにする映画は多いけど、

死後のアフター・ライフそのものを扱った映画というのは珍しいでしょう。


ラストも、気がきいています。

アンナは生きているのか、死んだのかがあいまいなままで話が進みます。

ディーコンは実は殺人鬼で、事故にあった人を生きたまま埋葬している殺人鬼とも取れる映画です。

ディーコンは死神なのか、それとも殺人鬼なのか!?

この映画を観る人が決めてください。

 

 

監督:本木克英

出演:山田孝之、栗山千明、濱田岳、芦名星、荒川良々


二浪した安倍(山田孝之)が京大に入ってノリノリだったのは、5月の頭まで・・・
その後、京大清竜会との出会いがありました。


安倍と高村(濱田岳)は、怪しげなサークルに「新歓コンパに来ない?」との勧誘にあい、

「何のサークルですか?!」と質問すると、
「ふつうのサークルです。どこにでもあるありふれた」との答えが返ってきます。

しかし、それは、ワナでした!


「彼女のハナスジには気品があった…楚々として、高からず、低からず」 (安倍談)

清竜会のメンバーである早良京子(芦名星)にヒトメボレした安倍は、

むりやり高村を誘って清竜会に入会します。


安倍と高村は、京都にばくぜんと漂っておられる不特定多数の神々を、
若者の酔狂でおなぐさめする真夏の祭典『鴨川ホルモー』に参加することになります。
 

それは、京産大「玄武組」、立命大「白虎隊」、龍谷大「フェニックス」との戦いでした!


鴨川ホルモーのルールは・・・
1人が100匹ずつのオニを従え、チーム(10名)合計1000匹のオニを操って闘うというもので、
オニが全滅、または代表者が降参したら負け。


新入はまず、オニを操るための「オニ語」をマスターしなければならない(大笑い!)


我に続け!⇒アイギュウ ピッピキピー

退却せよ!⇒カイダー ピッピキピー

ぶっつぶせ!⇒ゲロンチョリー!


わけがわからないまま…結局、ホルモーへの好奇心に負け、
誰一人退会することなく、彼らは練習を続けます。


なお、退会してもオニがつきまとうため(オニ・ストーカー)、脱会した者はいないそうです。

そして、立命大キャンパスにて初戦が行われ・・・
 

チビオニ同士がこん棒などの武器を駆使して戦い、
メンバー達は奇妙な動作とオニ語を叫んで、オニらを指揮します。

闘ってる最中、戦闘オニに、救護オニがレーズンを与えると、回復する!


ヘタレ高村を狙い討ちされて、清竜会は破れます。

まぁ、戦闘能力の低い人を入会させちゃいけないと思いますね。