監督・脚本:アグニェシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー
出演:リーアム・ニーソン、クリスティーナ・リッチ、ジャスティン・ロング
死体の胸にそっとバラの花を添えてから写真を撮る、粋な葬儀屋のディーコン。
「死んでない」と言い張るアンナに、ディーコンは死亡診断書を見せる。
「みな、そう言う」そーなんだ(笑)
ディーコンは死者と会話できる死神のような男で、この映画にはもうひとり、ディーコン同様に死者が見える少年が出てきます。
アンナは恋人のポールと食事中にケンカをして、ひとりで家に帰る途中の事故でした。
ポールはアンナにプロポーズし、転勤先のシカゴに連れて行くつもりだったのに・・・。
「嘘よ・・・」
「悪い夢だわ」
「起こして!」
とアンナが言ったところで、目を覚ましたのはポールの方だった。
どう説明したら、アンナは死んだことを納得してくれるのか!?
死んでいることを映画を観る人に隠してオチにする映画は多いけど、
死後のアフター・ライフそのものを扱った映画というのは珍しいでしょう。
ラストも、気がきいています。
アンナは生きているのか、死んだのかがあいまいなままで話が進みます。
ディーコンは実は殺人鬼で、事故にあった人を生きたまま埋葬している殺人鬼とも取れる映画です。
ディーコンは死神なのか、それとも殺人鬼なのか!?
この映画を観る人が決めてください。