
監督・脚本:バラン・ボー・オダー
出演者:トム・シリング、ハンナー・ヘルツシュプルンク、エリアス・ムバレク、ヴォータン・ヴィルケ・メーリング、アントニオ・モノーJr
主人公は、天才的なハッカーのベンヤミン・エンゲル(トム・シリング)。
ピザ屋のバイトをしていた彼は、初恋の女性マリ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)のために大学の試験問題を盗もうとします。
警備員に捕まって社会奉仕活動を命じられた先で、マックス(エリアス・ムバレク)と知り合います。
彼はマックスの友人達と共にピエロの仮面をかぶり、ハッカー集団「CLAY(クレイ)」を結成。
彼らは手あたりしだいにハッキングを仕掛け、連邦情報局のサーバーに浸入するまでになります。
しかし、殺人事件が起こり、命を狙われたベンヤミンはユーロポールの捜査官ハンネに泣きつき、証人保護プログラムで守ってもらおうとするんですよね。
ピエロがお前を嘲笑うは、二重のどんでん返しが楽しめる映画です。
このような複雑などんでん返しが仕掛けられた映画を、「マインドファック・ムービー」と呼ぶそうです。
ドイツの映画ですが、すでにハリウッドでのリメイクが決まっていると言いますから、脚本の良さが高く評価されたということでしょう。
「人は見たいものを見る」というセリフが出てきますけど、この映画の観客は「オダー監督が見せたいものしか見せられません」。
ネタバレしてしまうと話がまったく面白くないため、レビューするのが難しい映画のひとつです。よって、ここで詳細は説明しません(笑)
「この映画のトリックは100%見破れない!」がキャッチコピーです。
あなたも見事に騙されますから、とにかく映画を見てください。
個人的な感想ですけど、10年前だったらスゴイ映画だったと思います。
ですが、どんでん返し系の映画を見すぎている私には、すでにどこかで見た感がありました。
脚本はいいとしても、この映画の最大の欠点はキャスティングに難があることです。
主人公のベンヤミンとマリ、その仲間の全員のキャラがイマイチ・・・でした。
イケテナイキャラのために、なんだか地味なドイツくさ~い映画になってしまっています(ドイツの方ごめんなさい)。
ハリウッドが最高のキャスティングでリメイクすれば、もっと面白くなりそうな予感がします。
というわけで、派手めなキャスティングによるハリウッド版に期待します!