監督:アリ・フォルマン、原作:スタニスワフ・レム『泰平ヨンの未来学会議』
出演者:ロビン・ライト、ハーヴェイ・カイテル、ダニー・ヒューストン、ポール・ジアマッティ、コディ・スミット=マクフィーほか
原作はスタニスワフ・レムが書いたSF小説ですが、このタイトルではどんな映画なのかわからないと思います。
40代の女優ロビン・ライトは、ミラマウント映画会社のジェフ・グリーンからある提案を持ちかけられます。
CG女優になる契約を結び、ミラマウント映画会社の所有物になるというものです。
ジェフは、「すでにキアヌ・リーヴスも契約している」と言います。
マトリックスを実践してるわけですね(笑)
「俳優だった人は何をしているの?」という質問には、「ゴルフでもしていればいい」と。
ロビンは「自分で作品を選ぶ選択の自由がなくなるわ!」と反論。
ジェフの「君は、いつだって最悪の選択をしてきた。目を覚ませ!」の暴言に、「CG女優になるぐらいなら、あなたと寝たほうがマシだわ」と毒を吐きます。
しかし、「君に永遠の若さを約束する」との言葉に気持ちが揺らぎ、ロビンはついにCG女優になる決断をしました。
20年後、映画は実写からアニメに変わります。
ロビンはアニメの中で、コングレス未来学会議に参加するために車を走らせていました。
アニメの世界では誰もが何にでもなれますけど、ロビンは現実の姿のままアニメ化されています。
そこでロビンは、自分のCGアニメをずっと担当してきたディランという男性と知り合います。
サブタイトルに「世界がどんなに変わっても揺るがない愛」とあります。
ロビンには、アーロンという難病の息子がいました。
幻想の世界からロビンは子供に会うために、ディランに「現実世界に戻りたい」と言います。
アニメの世界では楽しい毎日が描かれていましたが、現実世界は過酷なものでした。
コロナ過で映画づくりが難しくなってきている今、タイムリーな題材だと思います。
俳優にもポルノやバイオレンスものなど、出たくないジャンルの映画というのがあるかもしれません。
CG契約を結びたいと願う女優は、多いのではないでしょうか?
アニメなら表現が自由だし、低予算ですみます。
俳優も、自分の好きな年齢でどんな役もこなせるでしょう。
セリフを台本を見ながら話せますしね(笑)
スタニスワフ・レムがこの小説を書いたのは、1971年というから驚きです!
SF作家は、どれだけ未来を見すえて生きているのでしょう。










