Z級映画のツボ -17ページ目

Z級映画のツボ

 
マニアックな映画紹介、笑えない川柳やコレクションなどを公開しています!

 

監督:アリ・フォルマン、原作:スタニスワフ・レム『泰平ヨンの未来学会議』

出演者:ロビン・ライト、ハーヴェイ・カイテル、ダニー・ヒューストン、ポール・ジアマッティ、コディ・スミット=マクフィーほか

原作はスタニスワフ・レムが書いたSF小説ですが、このタイトルではどんな映画なのかわからないと思います。
40代の女優ロビン・ライトは、ミラマウント映画会社のジェフ・グリーンからある提案を持ちかけられます。
CG女優になる契約を結び、ミラマウント映画会社の所有物になるというものです。
ジェフは、「すでにキアヌ・リーヴスも契約している」と言います。
マトリックスを実践してるわけですね(笑)

「俳優だった人は何をしているの?」という質問には、「ゴルフでもしていればいい」と。
ロビンは「自分で作品を選ぶ選択の自由がなくなるわ!」と反論。
ジェフの「君は、いつだって最悪の選択をしてきた。目を覚ませ!」の暴言に、「CG女優になるぐらいなら、あなたと寝たほうがマシだわ」と毒を吐きます。
しかし、「君に永遠の若さを約束する」との言葉に気持ちが揺らぎ、ロビンはついにCG女優になる決断をしました。

20年後、映画は実写からアニメに変わります。
ロビンはアニメの中で、コングレス未来学会議に参加するために車を走らせていました。
アニメの世界では誰もが何にでもなれますけど、ロビンは現実の姿のままアニメ化されています。
そこでロビンは、自分のCGアニメをずっと担当してきたディランという男性と知り合います。

サブタイトルに「世界がどんなに変わっても揺るがない愛」とあります。
ロビンには、アーロンという難病の息子がいました。
幻想の世界からロビンは子供に会うために、ディランに「現実世界に戻りたい」と言います。
アニメの世界では楽しい毎日が描かれていましたが、現実世界は過酷なものでした。

コロナ過で映画づくりが難しくなってきている今、タイムリーな題材だと思います。
俳優にもポルノやバイオレンスものなど、出たくないジャンルの映画というのがあるかもしれません。
CG契約を結びたいと願う女優は、多いのではないでしょうか?

アニメなら表現が自由だし、低予算ですみます。
俳優も、自分の好きな年齢でどんな役もこなせるでしょう。
セリフを台本を見ながら話せますしね(笑)

 

スタニスワフ・レムがこの小説を書いたのは、1971年というから驚きです!

SF作家は、どれだけ未来を見すえて生きているのでしょう。

 


 

監督:デヴィッド・ゲルブ、脚本:ルーク・ドーソン

出演者:マーク・デュプラス、オリビア・ワイルド、ドナルド・グローバー、エバン・ピーターズ、サラ・ボルジャー

 

あなたに、生き返らせたい人はいますか?

愛する人を失った者は、悲しみのどん底で「あの人を生き返らせたい・・・」などと思ったりするようです。

フランク(マーク・デュプラス)と婚約者のゾーイ(オリビア・ワイルド)は、死者を蘇らせることのできる「ラザロ血清」の研究をしていました。

ある日、ゾーイが感電死してしまいます。ラザロ血清をゾーイで試すフランク。


ゾーイは見事蘇りますが、そこからがエグイ!

まさに「死ぬより怖いのは生き返ること」を体験することになります。

超能力を身につけ、凶暴化したゾーイに次々と殺されていく研究員達。

死んだのが、もともと凶暴な性格の恋人だったとしたら、ラザロ血清を打って生き返らせようなんて考えなかったはず。

 

ところで、ゲルブ監督は『二郎は鮨の夢を見る』という映画を撮っているようだけど、こちらは90歳まで長生きした銀座の鮨屋の店主を主人公にしたドキュメンタリーらしい。

ゾーイの感電死は鰻に関連があるのかどうかが、気になるところ(映画のヒラメキなんて、しょせんそんなものなのかも)。

 



監督:堤幸彦 原作:乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
出演:松田翔太、前田敦子、森田甘路、木村文乃


今回は原作が、乾くるみの『イニシエーション・ラブ』というトリック小説なので、映画の内容をネタバレしています。

まだ見ていない人は、先入観なしで見た方が楽しめるので、このレビューは映画を見てから読むようにしてください。

なお、タイトルの「イニシエーション・ラブ」とは、通過儀礼の恋愛だそうです。


ストーリーですが、話は「Side-A」と「Side-B」に分かれています。

「Side-A」は、恋愛下手のさえない大学生タッくんと歯科助手マユとの出会いを描いたパートです。

「Side-B」では、二人の関係が東京と静岡の遠距離恋愛となり、破局するまでが描かれています。

話自体は、ありふれた恋愛ものですが、独特な構成を取っており、観客を大きくミスリーディングするトリック映画となっています。

時代が80年代で、当時流行っていたスポーツシューズなどの懐かしいグッズがたくさん出てきます。

映画の中で流れるBGMも、「ルビーの指環」をはじめとする80年代のヒットメドレーです。


「Side-A」で最初に登場したのが、太ったキモオタ風の鈴木君(「タッくん」はニックネーム)だったため、それが「Side-B」で松田翔太に変わったときには違和感がありました。

マユのためにタッくんは努力して、松田翔太並みに痩せることができた・・・という設定です。二人が微妙に似ているので、配役については成功していると言えるでしょう。

それぞれのパートで共通しているのは、成岡繭子役の前田敦子だけです。

ネタバレすると、前田敦子は二人のタッくんに二股をかけており、松田翔太も前田敦子と木村文乃で二股かけているという構成になっています。

イケメンの松田翔太との恋愛で懲りたから、モテなさそうな森田甘路を選んだということなのでしょう。

伏線として、タッくんに借りた小説が出てきたり、ルビーの指輪が小道具として使われています。

最後の5分でアッと気づかされる映画となっています。

映画化が難しいとされていた乾くるみのトリック小説ですが、堤幸彦監督はうまく映画に仕上げました。合格

 

監督・脚本:ローワン・ジョフィ、原作:S・J・ワトソン『わたしが眠りにつく前に』
出演:ニコール・キッドマン、マーク・ストロング、コリン・ファース、アンヌ=マリー・ダフ

 

ベッドで目覚めた女、隣りには見知らぬ男が寝ている。

「ここはどこ!?」

「私は誰・・・」状態の女。


自分が誰だかわからない女に、男は自己紹介。

「私は、君の夫のベンだ」

どうやら妻の記憶は一日しか持たず、自己紹介が毎朝の日課となっているらしい。

 

夫の説明によれば、妻の名前はクリスティーン。

自動車事故の後遺症により記憶障害を患い、毎朝目覚めるたびに前日までの記憶をすべて失ってしまっていると聞かされます。

ベンは結婚したこと事態を忘れてしまう妻の世話をしており、10年以上献身的に支えてきたと言います。


しかし、夫が出勤した後に、クリスティーンの担当医だと名乗るドクター・ナッシュから電話がかかってきます。

クリスティーンは、ドクターの指示により自分が残した映像メッセージを見ます。

映像を見たクリスティーンは、自分が事故ではなく何者かに襲われたことが原因で記憶障害を患ってしまったことを知ります。

 

クリスティーンを襲ったのは誰なのか!?

ドクター・ナッシュは信用できるのか!?

というサスペンスです。


記憶が一日しか持たないことから、犯人がわかったとしても翌日には忘れてしまう・・・

というのがなんとも・・・自分が残した映像メッセージも、犯人により削除されてしまいます。

絶体絶命のクリスティーン!今度こそ、殺されてしまうのか?


主演の女優が、ニコール・キッドマンに似ていると思ったら、ニコール・キッドマン本人でした(苦笑)

あぁ、きのう食べた晩ごはんの内容が思い出せない・・・。

 

クローゼットからしか出現しないモンスターの話です。
(なぜ、クローゼットだけなのか?というツッコミはナシで)

こ、この怪物の顔がぷぷぷ・・・

 

 

監督・脚本:ボブ・ダーリン

出演:ドナルド・グラント/デニス・ドュバリー/ヘンリー・ギブソン

 

さて、カリフォルニアの小さな町に、犠牲者がクローゼットに引きずり込まれて殺される

“クローゼット殺人事件”と呼ばれる謎の事件が発生する。

 

事件の調査を命じられたサエナイ新聞記者リチャード・ケントは、

さっそく保安官や美人科学者ダイアンらと殺害現場に向かう。

メガネを外したリチャードが超美形で、これが伏線となっております!

 

やがて、姿を現した醜悪な姿のモンスターに町はパニック!

警官隊が一斉射撃するが歯が立たず、とうとう軍まで出動する。

そんな中、鉄琴を鳴らしながらモンスターとコミュニケーションを図ろうとする

ダイアンの上司のペニーワース博士!

あっけなく殺されます。そして、最後の言葉は「破壊しろ……」

 

この明らかに醜悪なモンスターが実はメスで、リチャードにヒトメボレ。

世界中のクローゼットを破壊され、帰る場所のなくなったモンスターは・・・

という笑えるオチに納得できますでしょ~か?(笑)

 

 

特製電気チェアーに座るヘナチョコ顔のテディの運命やいかに!

 

痛いデス!

熱いデス!

高いデス!

目が回るデス!

苦しいデス!

まだ続くデスか?

 

心優しい人だけが持ち主になるとは限らない……

 

打ち上げられ、トイレに流され・・・テディに行われる拷問の数々。
燃え尽きるテディの早回し。

 

負けるな、テディ!!

 

 

※12歳R指定

本作品には一部不快な印象を与える恐れのある映像が含まれます。

 12歳未満の方の視聴は適しません。

 

 12歳未満のお子様は、13歳になるまで待ってね★

 



監督:セス・マクファーレン
出演:マーク・ウォールバーグ、ミラ・クニス、サム・ジョーンズ、ノラ・ジョーンズ

8歳のクリスマスに、友達のいないジョン少年は、テディベアのテッドに命が宿るように、神様にお祈りをします。

それが叶って現在、35歳になったジョンのそばにいるのは、おっさんになったテッド(大笑い!)

休みの日には、テッドと一緒にマリファナを吸いながら、子供の頃のように『フラッシュ・ゴードン』のビデオを見ては、ダラダラと過ごしています。

転機になるのは、同棲している恋人のロリとの関係で、「テッドと私のどちらかを選んで」とロリに決断を迫られます。

そこで、テッドは一大決心をして、ジョンから離れて一人暮らし。スーパーに勤め、レジ係の恋人もできます。

なんたって、クマのぬいぐるみの動きがスバラシイ!

R指定コメディで下ネタが多いけど、2人の友情が泣かせますクマ

劇団のスキャンダラスな内幕を描いた世界一醜悪な人形劇(笑)

 

フィーブルズ劇場の歌姫は、ピンクのカバハイジ。
プロデューサーである夫のセイウチ氏には、雌猫の愛人がいる。

 

エイズに感染し、余命12時間の司会のウサギ。

猛獣使いのゾウは、元カノに赤ん坊の認知を迫られている……

 

ヤク中のナイフ投げのカエル。

『ソドミー』(名曲だ♪)禁断の愛の歌を熱唱するキツネのプロデューサー。

 

そんな劇団のスキャンダルを嗅ぎ回る

ゴシップ誌の三流記者のハエは、トイレの水洗タンクが現像室である。

 

ラスト――キレたハイジがマシンガン片手に乱入!

舞台は血の海に・・・

 

監督は、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン。

私には、この監督が↑な映画で当たったことが今だに信じられない……

「バッド・テイスト」や「ブレインデッド」など、

ジャクソン監督の初期の方の作品をぜひ鑑賞してみていただきたい。

おそらくアゼンとするはずだ。

 

監督・脚本: ジョン・デ・ベロ
出演:アンソニー・スターク、ジョージ・クルーニー、カレン・ミスダル

 

殺人トマトが人間を襲う、前代未聞のパニックを描いた『アタック・オブ・ザ・キラートマト』の続編。

前作では、続編に“殺人ニンジン”を匂わせていたが、違った。


トマトの殺戮から25年、マッドサイエンティストのギャングレン博士は、トマトから人間を作り出す研究をしていた。


トマトで軍隊が作れたら安上がりでいい。トマト人はマッチョで、凶暴である(笑)


ギャングレン博士の元から逃げ出したタラは、チャドに助けられる。

タラは、ケバだった「F.T.」というトマトのペットを飼っている。


トマトは法律で輸入を禁止されており、ピザにもトマトは一切使用されていない。


チャドは最初、タラのことを「頭のおかしな女」と思ってつきあっていたが、タラが肥料のスティックを食べていたことから、トマトと見抜く。


続編は、トマト人タラとチャドの恋愛もの?!である。


「よく無事だったね」

「野菜だから」

「なんだろうと、君を愛してる!」

ハッピーエンドだラブラブ

 

トマトが人間を襲うSFパニックもの――

あなたは、トマトに塩をかけますか? それとも砂糖派ですか?

私はマヨネーズ党です。

 

 

監督・脚本:ジョン・デ・ベロ 出演:デビッド・ミラー/シャロン・テーラー/その他不明

 

キッチンで主婦が突然、殺人トマトに襲われた!

地上は巨大トマトが転がり、海中でもトマトに襲われる人々!!

軍も歯が立たず、期待の特殊部隊も本当に特殊な者ばかりで役に立たない・・・

しかし、トマトには意外な欠点があった!!!

 

インチキ度★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 

でっかいトマトがジョーズ(サメ)のように襲ってくる……

 

「トマト嫌いの人」って、けっこういますよね?

ヘビとかクモの動物パニックものと同様の視点で製作された映画だと思われます。

こういった映画を見ると、ついパロディーを次々と思い浮かべてしまいます。

何に襲われたら怖いだろう?・・・納豆状の宇宙生物とかね(笑)

 

映画のラストの予告――次回作は「ニンジンパニックもの」だそーです★