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Z級映画のツボ

 
マニアックな映画紹介、笑えない川柳やコレクションなどを公開しています!

 

監督・脚本:キャロライン・ラブレシュ、スティーヴ・レナード
出演:ディエゴ・クラテンホフ、シャーロット・サリヴァン、ブレット・ドナヒュー


半径15m以内全員即死!

感染の恐怖を描いた映画は多いものの、

この映画には、感染させる側の恐怖が描かれており、今までにありそうでなかった映画です。


交通事故を起こしたリアムが目覚めたとき、彼は記憶を失くしていました。

リアムは助けを求めて近くの町に行きますが、目にするのは住人の死体ばかり。

ようやく生存者を見つけて近づこうとした途端、目の前で死なれてしまいます。


ここからは、ホラーというよりコントの世界です。

「俺に近づくな!危険だ」と知らせても、リアムに近寄ることで次々と増えてゆく死体・・・。

やっと理解できたのは、リアムの半径15m以内に入った者は全員、白目をむいて死んでしまうということ。

「わざとじゃない・・・、知らなかったんだ」、謝っても、もう遅い・・・。

 

しかし、彼の半径15m以内に入っても死なないジェーン(のちにローズと判明)と出会い、彼女は事故に遭ったとき、リアムの四駆に同乗していたと言います。

このローズもまた、リアム同様記憶喪失。彼女には双子の姉がいて、行方不明となっています。

3人に何が起こったのか!?


リアムが得たのは、ある意味最強の能力なわけだけど、感染源が自分・・・って嫌だなぁ。

命を狙われていると思って逃げ回っていたら、自分が殺して回っていた・・・みたいな話ですね。

途中でミステリーサークルのようなものが出てきたときには、まさかの「宇宙人もの!?」と思いましたけど、違ったようです。

 

ローズには、リアムの能力を抑止する能力があります。2人セットで動かないと死人が出るという設定も、まるでコント。

エレベーターに乗ったリアムとうっかり乗り遅れたローズ。2人が離れ離れになると、エレベータに乗ってる人達は、全員ご臨終!

エレベーターに乗ったリアムに追いつくために、ローズは必死に階段を駆け上がります(大笑い)

 

ラストには本筋とは別に、誰も予想できないオチが待っています。このオチ、必要ですか!?

 

 

監督:チョ・ソンホ
出演者:キム・ミョンミン、ピョン・ヨハン、シン・ヘソン、ユ・ジェミョン、チョ・ウニョンほか

ちょっと変わりダネのタイムループものを見たので、ご紹介します。

医師のジュニョンは、娘のウンジョンの誕生日に待ち合わせの場所へと急いでいました。
しかし、彼が遭遇したのは、ウンジョンが交通事故に遭った現場!
でしたが、気がつくとジュニョンは飛行機の中。「ああ、良かった。夢だったのか…」とホッとします。

そこから延々、ループがスタート!
何度も飴玉をノドに詰まらせた少年を助けては、「今度こそ娘を救うぞ!」と車を飛ばして事故現場に向かいます。
数分のすれ違いで間に合わず・・・何度試しても娘を救うことのできないイラ立ちに、呆然と立ちすくむジュニョン。
ここまでは、ありがちなタイムループものですが、ここから少し展開が違ってきます。

そんなジュニョンに、一人の男が声をかけます。「あんたも、同じ一日を繰り返しているのか?」
ミンチョルと名乗るその男は、事故に遭ったタクシーに妻が同乗しており、妻を助けたい一心でタイムループを繰り返していました。
 

二人は協力して、娘と妻を救いだそうとします。
娘には待ち合わせの場所を変えさせ、妻にはタクシーに乗らないように言えばいいだけですが、なかなかスマホがつながりません。

さらに、第三の人物から連絡が入ります。それは、交通事故の加害者であるタクシーの運転手からでした。
これまでいろんなタイムループものを見てきましたが、三人が同時にループする話は初めてです。

ラストに向けてウンジョンが、タクシーの運転手を説得にかかるエピソードが良かった!

 

 

監督:ダニエル・エスピノーサ
出演者:ジェイク・ジレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノルズ、アリヨン・バカレ、真田広之ほか

ISS(国際宇宙ステーション)に搭乗していた6人のクルー達は、火星探査機ピルグリムの回収に成功。
持ち帰った土を分析したところ、微生物が含まれていることがわかり、その微生物に「カルビン」という名前をつけます。

とりわけ生物学者のヒュー博士は、カルビンの成長を楽しみにしていました。
しかし、当初は小さな微生物だったカルビンも、しだいに大きくなり、知性と狂暴性を有していることがわかります。

わかったときにはすでに遅し・・・クルー達はカルビンを捕獲するために一人、また一人と命を落としていきます。
システムエンジニアのショウ役で、真田広之が頑張っています。

エイリアンと比較されがちな本作ですが、私はカルビンのほうが知性が高いように感じました。
火炎放射器を使って焼き殺そうとしても、カルビンはスキをついて逃げのびます。その動きから、カルビンの頭の良さが感じられます。


ラストは、船医のデヴィッドと検疫官のミランダが一人乗りの脱出用ポッドを使い、カルビンもろとも自滅しようとしますが・・・。
皮肉な結末が待っています。

 

 

監督:ジョナサン・ホプキンス
出演者:マギー・Q 、クリステン・ブッシュ、サム・トラウトン 、ウィル・ケンプ 、ウィリアム・ホープ、シルベスター・マッコイ

あなたは、悪夢を見ませんか?
この映画は、睡眠障害で苦しむ一家を描いています。

アリスは、不眠症に悩む人をケアする睡眠障害センターに勤めていました。
ある日、家族全員が睡眠障害を患うモーガン一家が病院を訪れます。

アリスは彼らの話を聞きながら、怪異は「目は覚めてるけど脳が寝てる状態だと、目で部屋を見まわせるのに体を動かせないから、誰かがおさえているように感じるのよ」と説明します。「幽霊なんていない」と。

くわしい検査を受けるため、センター内に泊まる一家。
アリスは別室のモニターで寝ている一家の様子をうかがいますが、ほかの家族は眠りについたのに、なぜか息子のダニエルだけは眠ることを怖がっている。

母は、「眠れないときはかけ算をすればいいと、先生に教わったでしょ」と言って無理に眠らせようとします。
「また、アレが来る!」と怖がるダニエル。「アレが来ても、わが家には勇敢な子がいるわ」と励ます母親。

家族全員で一つのベッドに寝ても、夢の中では一人・・・。
夢の中でジューサーに卵を割り入れているお母さん。

お父さんは、死んだはずの赤ん坊をあやしている。

妹は、人形をハサミで切りきざんでいます。

アリスは睡眠中にアザができたダニエルのことが気になって、「夢魔」について調べ始めます。
なぜ、ダニエルが集中的に狙われるかというと、眠りが浅いせいらしい。

夢遊病のせいでダニエルだけが、アレに見つかってしまったと・・・。

誰か一人だけが眠れないというなら病気かもしれませんけど、一家全員の場合は何か別に原因があるかもしれません。
悪夢に苦しむ人は、睡眠中の自分の動画を撮ってみるといいかも・・・アレが出てきていないかどうかを確認してください。

 

 

監督:ビル・ワッターソン
出演者:ニック・サン、ミーラ・ロフィット・カンブハニ、ジェームズ・アーバニアク、ステファニー・アリン、カーステン・ヴァングスネス、スコット・クリンスキー、ジョン・ヘニガン、リック・オーヴァートン、アダム・ブッシュ

旅行から帰ってきたアニーは、リビングに作られた巨大なダンボールハウスを目にします。
ダンボールハウスの中にいるらしい彼氏のデイブは、「迷路の中に閉じ込められてしまって出られない・・・」と言います。

アニーが共通の友達のゴードンやレナードを呼んで、デイブを迷路から助けだそうとする話です。
ビデオの撮影クルーを連れた一行もまた、迷路の中をさまよいます。

アニー達はデイブと会うことができますが、迷路の中は思った以上に広く、折り鶴が飛んでいたり、

頭が牛の怪人ミノタウロスや殺人トラップなどの罠が仕掛けられています。

仕掛けられた罠にはまって次々と命を落としますが、血しぶきが紙吹雪や真っ赤な毛糸で吹き出すなど、いろいろ演出を工夫しています。

オープニングから手づくり感満載のホラー・コメディで、文化祭のおばけ屋敷感覚で楽しめる映画でした。
 

 

監督:黒沢清
出演:夏帆、染谷将太、東出昌大

 

職場の同僚みゆきから「家に幽霊がいる」と告白された山際悦子(夏帆)は、その同僚の自宅に向かうも、家の中には彼女の父親がいるだけ。

みゆきは自分の父親が認識できなくなっており、父親がそばに寄るだけでおびえて逃げまわります。

 

夫の辰雄(染谷将太)が勤める病院の心療内科へみゆきを連れて行ったところ、医師から「彼女には、家族という概念が欠落している」と言われます。

一時的な記憶喪失とかありそうだけど、そんな精神的なものではなく・・・トンデモナイ人物の存在が明らかになります。

それは、夫が勤める病院の新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)。

彼こそ、散歩しながら人間の概念を抜き取っている「侵略者」だった!
というオチです。

 

しかし、この映画は「予兆」ですから、まだ侵略前です。

ラストで「ええぇ~!?侵略まだかいっ!」とツッコミを入れたくなったのは、私だけではないはず。

まぁ、たいていの侵略ものは、「乗っ取られたのは誰か!?」って部分が面白いんですけどね。

全員乗っ取られてしまったら、面白くもなんともありません・・・。


侵略者は真壁先生以外にもいて、職場の社長の妻も侵略者であり、社長がガイドを務めています。

ストーリー自体はたいしたことありません。東出昌大が染谷将太をガイド役にして、「街中を散歩するだけ」の映画です。

 

染谷将太は、東出昌大を連れて自分の気に入らない人間を紹介し、「過去」や「プライド」、「恐怖」などの概念を抜き取る手伝いをします。

染谷将太は、何度も東出昌大にガイド役を断りますけど、東出昌大と離れると右腕が恐ろしく痛むので、痛み止めを打ってでも彼の言いなりになるしかありません。

 

会社の社長と妻にも、同じことが起こってますけど、もしこの二人が主人公だったら、これほど面白い映画になっていなかったでしょう。

夏帆のやつれっぷり。

染谷将太のボーッとした、心ここにあらずの無気力な感じ。

東出昌大の怪演!それはもう、役者個人の演技というより東出昌大そのものです。東出昌大が怖い!!

この3人のキャラクターでなければ成立しない!
映画と言っても、過言ではないでしょう。

 

「もうすぐ世界が終わるとしたら、どーする!?」
とりあえず、東出昌大と二人っきりは嫌だぁあああ!

 

貧乏性の私は、お金のかかった映画があまり好きではありません。

だからといってチープな映画が好きというわけでもありませんけど、低予算でも脚本の面白い映画を見ると、アイデアの良さに感心させられます。

SAWやCUBEのようなソリッド・シチュエーションスリラーが、次々と登場してうれしいです。


■第1位:フォーンブース

公衆電話で電話を取ったコリン・ファレルが、どこの誰かわからない男に「電話を切れば、お前を殺す!」と言われ、電話ボックスから出られなくなってしまう話です。犯人の目的は何なのか!?会話のやり取りだけで一本の映画が作れるというのが、スゴイと思いました。

 

■第2位:リミット

ある日突然何者かに襲われ、目覚めると棺の中に閉じ込められていたライアン・レイノルズ。棺は地中に埋められているらしく、手元にあるのは自分のものではない携帯電話とライターだけです。携帯電話のバッテリーの重要さがヒシヒシと感じられるワンシチュエーション・スリラーでした。

 

■第3位:ATM

ブライアン・ジェラティ、ジョシュ・ペック、アリス・イヴの3人が、たまたま立ち寄った深夜の銀行のATMコーナーに監禁される映画です。ATMの外には殺人鬼がいて、3人を襲ってきます。もし、自分がこの状況だったら殺人鬼とどうやって戦うか!?を考えさせられます。

 

■第4位:アイアンドアーズ

さて、銀行のATMコーナーの次は、「金庫」に閉じ込められる男の話です。アクセル・ヴェーデキントが金庫から脱出しようといろいろ物色していると、ロッカーの中に入っていたのはハンマーとノミのセット・・・これをどーやって使えと!?ホント閉所恐怖症じゃなくて良かったです。狭いところが嫌いだったら、この手の映画は楽しめませんからね。

 

■第5位:YES/NOイエス・ノー

結婚したばかりのジョン・ブラザートンとエレン・ホルマンが目覚めると、それぞれが密室に閉じ込められていました。お互い相手の部屋を映した映像を見せられ、何者かによって相手への信頼を試すイエス・ノーの質問が繰り返されます。質問に答え続けているうちに、お互いの秘密が明らかにされていくという怖い話です。現実にありそうな話でしたね。夫婦で見ちゃいけない映画ですよ、これは。

 

■第6位:ジャケット

湾岸戦争で頭に重傷を負った元軍人のエイドリアン・ブロディ。後遺症で記憶に障害を持つ彼はある事件に巻き込まれ、精神病院に送られてしまいます。そこで拘束衣(ジャケット)を着せられ、実験的な矯正治療を受けます。ところが目覚めると彼は、15年後の2007年にタイムスリップしていたという不思議な話です。拘束衣というアイデアが、なんとも斬新でした。

 

■第7位:ザ・タンク

火星探査訓練のためタンク内に密閉された宇宙飛行士6人が、アメリカ史上最も過酷な宇宙ミッションに挑むため、南極のタンク施設「ICE-SAT5」で471日間の模擬訓練を行なうことに。閉ざされた空間ですごすうちに、彼らは現実と訓練の境界線を見失ってゆき・・・。う~ん、閉ざされた空間でおかしくなるヤツが出ると、ほかのメンバーがどんなにタフでも対処しようがないということか!?

 

■第8位:ライフ

国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士達が未知なる生命体のサンプルを持ち帰った結果、急速に成長するサンプルによってISSに閉じ込められてしまうという話です。ISSのクルー達は、『エイリアン』を見ていないんでしょうかね!?

 

■第9位:パッセンジャー

超大型宇宙船アヴァロン号の中で、人工冬眠ポッドの故障によりクリス・プラットだけが目覚めてしまいます。アヴァロン号が目的の惑星に到着するまでに、あと90年かかると言います。孤独に耐えかねた彼は、一目ぼれした女性を道連れに・・・。SF版アダムとイブですね。

 

■第10位:オデッセイ

火星での探査任務中、大砂嵐に襲われたクルー達。ほかのクルー達は避難したが、死亡したと思われたマット・デイモンが火星にたった一人取り残されてしまうというサバイバルものです。まぁ残ったのが、タフそうなマット・デイモンで良かったような(笑)

 

 

監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
出演者:テリーサ・パーマー、ガブリエル・ベイトマン、マリア・ベロ、アレクサンダー・ディペルシアほか

暗闇って怖くないですか!?
室内は明るくても、ドアの開いている廊下の奥などが微妙に怖い・・・。
これは、ライトを消すと出てくる化け物の話です。

寝る前に見てはいけない映画ですね!


「裏に何かいるの、見たの・・・」
「何かって、何?」
「わからない・・・すぐ消えちゃったから」
ライトをつけると姿を消す、というのがポイントです。

主人公のレベッカには、母親のソフィーと年の離れた弟のマーティンがいました。
マーティンから、「ママがおかしいから戻ってきて!」と連絡がきます。
ソフィーはうつ病で、マルベリー・ヒル病院に入院していた過去があり、ポールと再婚していました。
レベッカは母親と折り合いが悪く家を出ており、恋人のブレットと付き合っています。

化け物の正体は、ダイアナというマルベリー・ヒル病院時代の母の友人で、皮膚疾患を患っていたことから光に対し過剰反応がありました。
ダイアナは光療法を施している最中に、病院内から消失(失踪ではなく消失)します。
ソフィーは「ダイアナは生きていて戻ってきた」と言い、「子供達に手を出したら絶交だからね!」と、今でも仲の良い友人のように接しています。

薄暗がりに見える影は長い髪をしていて、爪でカリカリと床をひっかいています。
床に「ダイアナ」と自分の名前を刻み込んでいました。
義理の父のポールは、ダイアナに殺されました。

家が停電になり、ダイアナが暗闇の中から襲ってきます!
ダイアナはベッドの下などの暗いところに、マーティンを引きずりこもうとします。
レベッカとマーティンは、ロウソクとブラックライトを持って戦います。
二人を助けに来たブレットも襲われますが、携帯の光や車のライトをつけてダイアナがひるんだすきに警察を呼びに行きます。

ライトのオン・オフで姿が見えたり、消えたりする化け物というアイデアが面白い映画でした。
なによりあんな化け物とずっと友達でいられるお母さんがすごい!!

 

 

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演者:ブランカ・スアレス、マリオ・カサス、カルメン・マチ、セクン・デ・ラ・ロサ、テレール・パベス、ホアキン・クリメント、ジェイム・オルドネスほか

スナイパーの話だと思って見始めましたが、違いました(笑)
感染方向に話が進んでいくホラーでございました。

出会い系で知り合った男との待ち合わせで、マドリードの交差点近くにあるバル(カフェバー)に到着したエレナ。
店内は常連客でにぎわっていますが、一発の銃声が鳴り響き、バルを出たばかりの客が撃たれます。
 

撃たれた男の様子を見に行った人もまた、謎のスナイパーに狙われ、常連客は店内に閉じ込められて・・・。
しかし不思議なことに・・・これだけの事件が起こっているのに、街には人がいない・・・。
 

さらに、撃たれた二人も・・・血の海が跡形もなく消えている!
マスクをつけた軍人が装甲車に乗って現れ、タイヤを燃やしていきます。何ごと!?

バルの客達がテロリストの可能性について議論している最中、一人怪しい動きをするヒゲづらの男。
ヒゲづらの男が持っていたカバンを店員が抱え込み、ゆっくり床に置く。

爆弾を巡り、全員が疑心暗鬼になる中、トイレで倒れ込んだ軍人がいて・・・
どうやら彼らはウイルスにおかされていて、感染を防ぐためにバルの店内に隔離されたらしい。

ワクチンがあるんだけど、人数分ないから殺し合う羽目に・・・このワクチンの奪い合いが見せ場です。
 

下水道を潜り、店の地下にある貯蔵室から外に出ようとするものの・・・この状態から、どうやって脱出するのか!?

太ってる人は(下水道をくぐり抜けることができないから)やせたほうがいい、と切実に思わせてくれる映画でした(笑)

 

 

監督・脚本:TORICO 原作:丸尾末広『少女椿』
出演:中村里砂、風間俊介、中谷彰宏、森野美咲、武瑠、佐伯大地、深水元基、鳥居みゆき、鳥肌実

 

実写化不可能と思われていた、丸尾末広のカルト漫画『少女椿』ですが、やはり実写は難しかった模様です。

原作はかなりのエロ・グロということですが、私は原作は読んでません。なにしろ1984年の作品ですから、昭和の香りが色濃く漂う漫画です。


少女椿のストーリーですが、主人公のみどりは寝たきりの母親と死に別れ、赤猫座というサーカス団の下働きとして雇われています。

なお、赤猫座に入るまでは、花売りをして生計を立てていました。その花が、「折り紙」というのも笑いどころでしょう。

 

花売りをしていたときに出会った山高帽をかぶった親切なおじさんに、「困ったときは、いつでも私を訪ねておいで」と言われて訪ねた先が、赤猫座でした。


赤猫座のメンバーは、怪力自慢の眼帯をした大男、両腕のない包帯男、紫の頭巾を被った蛇女、火吹き芸を得意とするカナブンという両性具有の芸人達です。

 

赤猫座では、「生意気じゃねぇか、みどりのくせに!」と、芸人達に事あるごとにいじめられます。みどりが可愛がっていた子犬2匹は、カナブンに殺されて犬鍋にされてしまいました。

 

しかし、座長が売り上げを伸ばすために呼び寄せた、手品使いのワンダー正光という不思議なおじさんが現れてからというもの、みどりは気に入られて赤猫座での待遇が良くなっていきます。

 

映画では、ところどころに丸尾末広のイラストが入ったり、モザイクがかかります。

おかっぱ頭のみどりを中村里砂が演じており、なかなかいい感じです。みどりの母親役を鳥居みゆきが演じていますが、死体の役だったためわかりませんでした。

 

なぜ今頃、少女椿の実写化を思い立ったのか・・・、この映画けしておススメはしませんが、怖いもの見たさということならど~ぞ!