監督・脚本:中島哲也、原作:澤村伊智『ぼぎわんが、来る』
出演者:妻夫木聡、黒木華、岡田准一、小松菜奈、松たか子、柴田理恵
「来る!」、「来る!」と言いながら、何が来るのかぜんっぜんわかんないっ!
という演出がわりと好きです(笑)
ヘタなクリーチャー出すぐらいなら、何も出てこないほうがマシでしょう。
この映画には、人の心の闇が生み出す怪異について描かれています。
似た映画で、『イット・フォローズ』という傑作がありましたね。得体のしれない何者かにつけ回される映画です。
『来る』も構造としてはイット・フォローズと同じで、原作は澤村伊智の『ぼぎわんが、来る』です。
「“アレ”に呼ばれてしもてん。あんたも呼ばれるで…」
「呼ばれてしもたら、もう逃げられへん…絶対」
ぼぎわんは伝説の妖怪で、子供を持つ田原夫婦が得体のしれない化け物に取り憑かれてしまう話です。
主人公の田原秀樹を妻夫木聡、妻の香奈を黒木華が演じています。妻夫木聡は二枚目の役より、この手のクズな男の役柄のほうが面白いように思います。
ふたりには女の子がいますが、自分に起こっている怪奇現象の原因を探るために、フリーのオカルトライター野崎(岡田准一)に調査を依頼することになります。
得体の知れない“アレ”は田原の幼少期に関係しており、彼はしだいに忘れていた過去を思い出します。
さらに、野崎は霊媒師の血を引くキャバ嬢(小松菜奈)、その姉である日本最強の霊媒師(松たか子)まで登場して、最後には派手なお祓いイベントで悪霊を追い払うという話です。
迫力満点の柴田理恵の霊媒師役も、味があって良かったです。キャストがとにかく豪華な映画でした。
松たか子には強力なコネがあり、祓える者であれば誰でも呼ぶことができるらしく、日本全国の神主や巫女をはじめとして沖縄のユタや韓国の祈祷師など手あたりしだいにエクソシストを召集します(大笑い!)
松たか子は「“アレ”は想像以上に凶悪です!」と手段を選ばず、警察や科学者なども起用されます。
なりふりかまわない松たか子に「それって“日本最強の霊媒師”じゃないよね!?」とツッコミを入れながら視聴しました。
それにしても、どーしよーもない田原一家を救うためにものすごい犠牲を出していますからね・・・エクソシストの命の軽さについて疑問を感じてもらいたいです!








