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Z級映画のツボ

 
マニアックな映画紹介、笑えない川柳やコレクションなどを公開しています!

 

監督:ポン・ジュノ
出演者:ソン・ガンホ、チェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・ヘジン、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チョン・ジソ、チョン・ヒョンジュン、イ・ジョンウン、パク・ミョンフンほか

キム一家は、韓国の貧困地区にある狭くて、汚い半地下のアパートに住んでいます。
キム夫婦と息子のギウ、娘のギジョンは全員失業中。ピザ屋の宅配ピザの箱を組み立てる内職で、ギリギリ食いつないでいました。

ある日、息子のギウの友人のミニョクが外国に留学している間、「大富豪のパク家の娘ダヘの家庭教師のアルバイトをしないか?」と持ちかけられます。
大学すら出ていないギウですが卒業証明書を偽造し、パク家の奥様と女子高生のダヘに気に入られたことで、なんとかパク家にもぐり込みます。

さらに、ダヘの弟のダソンが美術の家庭教師を探していたことから、今度は妹のギジョンを紹介します。
パク家には家政婦と運転手がいましたが、ついでに彼らも追い出して、キム一家全員がパラサイトすることに(笑)

 

豪雨の晩に一家でどんちゃん騒ぎをしていたときに、元家政婦が訪ねてきます。
そして、パク家の地下に、この家政婦の夫がパラサイトしていることを知ります。

本作は、韓国の格差社会をテーマにしたブラックコメディです。
第72回カンヌ国際映画祭にて、パルムドールを受賞しました。

前半は、キム一家がすんなりとパク家に入り込むさまが描かれていますが、後半になると物事はそううまくは運ばず、すべて失うハメに・・・。
それでも希望を失わず、家族の立て直しを考えるギウにエールを送りたくなりました。

 

 

監督:レジス・ロワンサル
出演者:ランベール・ウィルソン、アレックス・ロウザー、オルガ・キュリレンコ、エドゥアルド・ノリエガ、シセ・バベット・クヌッセン、リッカルド・スカマルチョ、パトリック・ボーショー、アンナ・マリア・シュトルム、フレデリック・チョー、マリア・レイチ、マノリス・マブロマタキス

覆面作家オスカル・ブラックが書いた『デダリュス』というベストセラー三部作の完結編を世界同時出版するために、9ヵ国の翻訳家が図書館のような地下のシェルターに集められました。
情報漏洩を防ぐために、携帯電話やパソコンなどの持ち込みは禁じられています。
外界と一切連絡が取れない中、9人の翻訳家は毎日20ページずつの翻訳を課せられます。

9人の翻訳家が黙々と翻訳を行っている最中、出版社の社長エリックの元に「冒頭の10ページをネット上に公開した。24時間以内に500万ユーロ(約6億円)用意しなければ、次の100ページも流す」という脅迫メールが届きます。
ネット上でタダで読めるということになれば、エリック社長は大損することになるでしょう。

脅迫メールを送ってきたのは誰、9人の翻訳家の中に犯人がいる!?
として捜査が行われます。

「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの映画『インフェルノ』の原作小説を出版したときの実話を元にしたミステリーだそうです。
たしかにありそうな話だと思いました。

「あなたは、この結末を“誤訳”する」のキャッチコピーが秀逸!
映画の見どころは、脅迫メールを送ってきた犯人探しと厳重に保管された原稿をどうやってネットに流したかの謎ですが、それ以上に予想外のオチが待っています。

イギリスの翻訳家が銃で撃たれたとき、胸にぶ厚い本を入れていて助かったシーンに笑った。

 

 

監督:ジェイク・カスダン
出演者:ドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、ケヴィン・ハート、カレン・ギラン、ニック・ジョナス、リス・ダービー、アレックス・ウルフ、マディソン・アイズマン、サーダリウス・ブレイン、モーガン・ターナー、コリン・ハンクス、ダニー・グローヴァー、ダニー・デヴィート、ビビ・ニューワース

ボードゲームは好きですか?
ジュマンジというのは、サイコロを振ってコマを進めるボードゲームの一種で、ゲームの参加者はサイコロの止まった目のルールに従わなければいけません。
 

「5か8の目が出るまでジャングルで待て」と書かれていれば、実際のジャングルで過ごすことになります。
注意書きには、「誰かがゴールして『ジュマンジ』と唱えるまで、現実世界に戻ることはない」と書かれています。
1作目では主人公のアラン少年が、現実世界に戻ってこれなくなってしまいます。

これまでにも続編が作られており、本作は『ジュマンジ』(1995年)と『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017年)に続く3作目です。
アトラクション感覚のゲームなので、前作を見ていなくても楽しめると思います。
ネクスト・レベルとあるように、前作よりゲーム内容がレベルアップしています。

2作目で高校生だったスペンサーとフリッジ、マーサやベサニーの4人は、2年後に再開。
待ち合わせの場所に来ないスペンサーを心配した彼らが、彼の家を訪ねて耳にしたのは、おなじみの「ドンドコドコドコ」という太鼓の音(ジュマンジの効果音)。
スペンサーを助けるために、3人は再びジュマンジの中に入ります。

「来た来た来た~、この感じ嫌い・・・」吸い込まれるようにジャングルの中に入ったマーサですが、そこにはスペンサーのおじいちゃんと友人のマイロもいました。
彼らは、ジュマンジのキャラクターに変身しています。

ステージもジャングルから砂漠、雪山から氷の要塞へと場所を変えて楽しませてくれます。
一行はスペンサーを見つけ協力して、暴君ユルゲン王からファルコンの宝石を奪います。
ユルゲン王を倒し、現実世界に戻った一同は、「もう二度とジュマンジをしない」と誓うのでした。

 

 

監督:リー・ワネル
出演者:ローガン・マーシャル=グリーン、メラニー・バレイヨ、ハリソン・ギルバートソン、ベティ・ガブリエル

自動車事故後にナニモノかに襲われたグレイは、半身不随となってしまう。
しかし、STEM(ステム)というAIチップを体に埋め込むことで四肢の感覚を取り戻します。
グレイは自分だけに聞こえるステムのアドバイスに従い、妻を殺した犯人捜しをするというストーリーです。

このステムがとても有能で、グレイがピンチに陥ると彼に代わって戦闘態勢に入る!
そして攻撃が終わると、「グレイ、主導権は君に戻った」と本体にバトンタッチ。
ステムが妻を殺した組織の一人を殺してしまったことで、グレイはコルテス刑事に追われることに・・・。

また、ステムを作った科学者のエロンもグレイを追跡、素手に銃を仕込んだ謎の組織にも狙われ
「止まれ。逃げ場はもうない。迅速に終わらせよう」ステムなしでは、こんな修羅場を切り抜けられるわけがない!

アクション部分は安心して見ていられますが、ステムはもはや戦闘兵器。最終的にグレイ自身が戦うことに・・・。
アップグレードというタイトルはグレイではなく、ステムのことを言ってますね。人間の体を手に入れることで、ステムはアップグレードを果たしました。

私自身も、できることならアップグレードしたいものだが、本体がポンコツすぎて・・・AIを入れたところで「容量不足で動かすことができません!」とか言われてしまいそう(笑)

 

 

監督:エゴール・アブラメンコ
出演者:オクサナ・アキンシナ、ピョートル・フョードロフ、フョードル・ボンダルチュク、アントン・ヴァシレフ、ヴィタリヤ・コルニェンコほか

宇宙飛行士がエイリアンに寄生される映画はありがちですけど、本作はちょっと趣向が違います。

宇宙船スプートニクの事故で、ただ一人生き残ったコンスタンティン。彼は軍事施設に隔離され、神経生理学者のタチアナが様子を見ることになりました。

そんなある夜、眠っているコンスタンティンの口から、エイリアンが這い出してきて・・・。


通常の映画で多いのは、このエイリアンが次々と他人に寄生してパニック!というものですけど、エイリアンとの“共生”がテーマです。

タチアナは、コンスタンティンからエイリアンを分離させようとしますが、これがうまくいきません。
エイリアンは、コンスタンティンが寝ている間に捕食して戻ってくるため、自分に寄生されていることを知らないのです。
エイリアンのエサですが、人間が恐怖を感じた時に分泌されるコルチゾールとのこと。

コンスタンティンは驚くほどの回復を見せ、エイリアンは彼の胃の中に身を小さくして収まっています(笑)


軍の指揮官である大佐は、エイリアンを生物兵器として利用しようとしますが、タチアナはコンスタンティンを連れて施設を逃げ出します。
エイリアンはコンスタンティンと記憶も共有しているらしいので、もっと精神面の描写を増やしても良かったかも。

パッケージに「SFサバイバル・アクション大作」とありますが、ロシア製の(いい意味で)地味~な映画でした。
 

 

監督:ジョン・ルーカス、スコット・ムーア
出演者:アダム・ディバイン、アレクサンドラ・シップ、マイケル・ペーニャ、ジャスティン・ハートリー、ワンダ・サイクス

「ハロー!私の名前はジェクシーよ」
ジェクシーを買ったのは、報道記者志望のさえないライターのフィル。
スマホ依存症のフィルは壊れたスマホを買い替えますが、新しいスマホには音声アシスタントAIのジェクシーが搭載されていました。

「所有者の生活向上を図る」という建前で、ジェクシーはフィルの生活にどんどん入りこんできます。
ジェクシーというアドバイザーができたことから気の合う友達ができ、昇進が決まり、ケイトという初めての彼女もできます。
「ジェクシー、君のおかげだ!」

しかし、恋人を優先しすぎたせいで、ジェクシーは嫉妬から暴走!
フィルの恥ずかしい自撮り写真を職場のみんなに送りつけたあげく、フィルは会社をクビになってしまいます。
ケイトと元彼を再会させ、フィルとの関係を終わらせようとしたり・・・。

フィルがスマホの電源をオフにしようとしても、ジェクシーが許しません。
携帯の端末を替えても、クラウド型のジェクシーはついてきます。
「今度私を捨てたら、人生ぶっ壊す!」と脅されます。
 

フィルは、ジェクシーに完全に支配されることに・・・。
大好きな豚焼きそばを注文しようとすると、「カラダに悪い!」とケールサラダに変更されてしまいます(笑)

AIというと賢そうなイメージだけど、ジェクシーはピロートークが得意なメンヘラです。
こんな個性的なAIが普及したら面白いかも!

 

 

監督:ジャスティン・デク
出演者:エリザベス・ライル、ジョーダン・キャロウェイ、タリタ・ベイトマン、ティチーナ・アーノルド

いつ自分が死ぬか、知りたいですか?
余命をカウントダウンできるアプリを、スマホにインストールしてしまう話です。

最初のうちは、「一番先に死ぬ人が、みんなのお酒を飲みほすの!」なんて浮かれてますが、
コートニーだけ「余命3時間」と宣告されてしまいます。
「誰かに殺されるんじゃないか!?」とおびえるコートニー。
そして宣告どうり「カウントダウン0」でライフはゼロに・・・コートニーは死亡します。

なんらかの手段で死を止めに入ると、アプリに「規約違反」と出て、最終的には死に至ります。
『ファイナル・ディステネーション』というヒットシリーズがありますけど、この映画はそのアプリ版です。

今度は自分の番じゃないかとおびえる新人ナースを、「君は優秀な看護師だよ」と言って口説く医者。
「君は人を助けたいだろう?お互いに助け合おう」って意味がわかりません(笑)
ナースのクインは、このセクハラ医師に復讐することに。

クインが「アプリの消し方」をネットで検索すると、「削除エラー」と出てしまい、
カウントダウンをやるようになってから幻覚や幻聴を見るとの書き込み、何をやっても削除できない・・・ネットあるあるです。

次にクインは、携帯電話のショップに行きます。本体ごと替えるつもりです。
新品を購入しホッとしたのもつかのま、カウントダウンから「更新完了」との通知が(笑)
そして、同じ要件でショップに来ていたマットと知り合います。彼もまた、カウントダウンに余命宣告されていました。

最後に、二人は牧師のもとを訪れます。牧師に紹介されたのが、悪魔祓いの専門家(大笑い!)
悪魔祓いの専門家にヒントをもらい、アプリをハッキングしてデータを書き換えることに成功!
そんな方法で悪魔をだませるのか!?

カウントダウンから「残り1日」と通知が来ます。
「限りある命を大切に!」ってことですかね。
みなさんは、「余命3時間」と宣告されてしまったらどーしますか?
 

 

コロナ過にピッタリのタイトルに惹かれ、見てみました。

森の中の大きな屋敷で暮らしている少年、サムエル君が主人公です。
交通事故の後遺症で脚が不自由なサムエル君は、車イスに乗っています。
「ステイ・ホーム」を余儀なくされているんですね。

お母さんとお手伝いさんが面倒をみていますが、たいへん厳しく育てられています。

なぜ、そんなに厳しく育てられているのかが伏線になっています。

そんな彼の元へ、デニスという同い年ぐらいの少女がメイドとしてやってきます。
彼の周囲には大人しかいないから、サムエル君はどんどんデニスちゃんを好きになっていきます。
しかし、お母さんは二人の関係を良く思いません。

そんなこんなで・・・二人は屋敷を出ることにしましたが・・・意外な結末が待っています。

今の時期なら、屋敷の外に出たくてたまらないサムエル君の気持ちがよくわかるのではないでしょうか?

ただし、ある監督の映画にそっくりなオチです。

キャッチコピーは、「わがに家にまさるところなし」
お屋敷内でぬくぬく暮らせるのであれば、それにこしたことはないという気もしますけど(笑)

 

 

みなさん、チャイルド・プレイという映画を覚えておりますでしょうか?

これまでに7作ほど制作されてきていますが、またまたチャッキーが2年ぶりに復活しました!

 

チャイルド・プレイの主人公は、チャッキーという殺人人形です。

毎回、映画の終わりで始末されるチャッキーですが、次回作では簡単に蘇ります。

殺人鬼のチャールズ・リー・レイが死ぬ間際に逃げ込んだオモチャ屋で、ブードゥー教の秘術によってグッドガイ人形に魂を移したのがはじまりです。

一般家庭に売られたグッドガイ人形のチャッキーは、人間への生まれ代わりを望み、数々の殺人騒動を繰り返します。


■1作目『チャイルド・プレイ』 (1988年)

人形のチャッキーはブードゥー教の秘術で生身の体を取り戻すべく、主人公のアンディ少年の体に乗り移ろうとします。

アンディはチャッキー人形が危険な存在であることを知り、まわりの人に危険を訴えますが、大人達に相手にしてもらえません。

しまいにはアンディが犯人だと思われ、精神病院に閉じ込められてしまいます。


■2作目『チャイルド・プレイ2』 (1990年)

1作目のラストで刑事に心臓を打ち抜かれたチャッキーでしたが、グッドガイ人形の中にはまだチャッキーの魂が残っていました。

チャッキーは再び生身の体を取り戻そうと、アンディを探し出します。

精神病院から児童保護センターに移されたアンディは、養子として里親に引き取られていました。

義理の姉であるカイルと仲良くなったアンディ。チャッキーを見つけたカイルはアンディの話が真実だったことを知り、チャッキーと対決します。


■3作目『チャイルド・プレイ3』 (1991年)

グッドガイ人形の工場で、破裂して砕け散っていたチャッキーの残骸を溶かしたところ、またまた蘇ってしまいます。

チャッキーは、すでに青年となって軍に入隊していたアンディの居場所を探し出しますが、少年兵のタイラーへと目標を変えて乗り移ろうとします。

チャッキー復活を知ったアンディは、タイラーを守ろうと立ち向かいます。


■4作目『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』 (1998年)

前作から10年後、バラバラになったチャッキーを殺人人形となる前に、人間だった頃の恋人ティファニーが復元させます。

しかし、二人の間でいざこざが起こり、チャッキーはティファニーを殺害。花嫁人形へと恋人の魂を乗り移らせます。かくして、チャッキーの花嫁が誕生します。


■5作目『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』 (2004年)

腹話術師にこき使われていた人形のシットフェイスは、ある日テレビで殺人人形夫婦のニュースを見て、人形のモデルは自分の両親に違いないと確信します。

チャッキーとティファニーを発見した彼は、ブードゥ教の秘術で二人を蘇らせます。

チャッキー親子は感動の再会を果たしますが、子供の教育方針を巡って夫婦の間でバトルが勃発します。


■6作目『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』 (2013年)

チャッキー誕生の秘密が明かされるスピンオフ作品です。

車イスで生活しているニカのもとへある日、差出人不明の不気味な人形が送られてきます。

それ以来、彼女のまわりの人達が次々と惨殺されていきますが、その原因が人形にあると知ったニカにチャッキーの魔の手が迫ります。


■7作目『チャイルド・プレイ~チャッキーの狂気病棟~』 (2017年)

前作で精神病院に入院させられてしまったニカですが、治療の最中にセラピストがチャッキーの魂が乗り移っているグッドガイ人形を与えてしまいます。

頭がおかしいと思われているニカの言うことは信用してもらえず、病棟の患者達は次々に殺害されていきます。


■8作目『チャイルド・プレイ』 (2019年)

新作はチャイルド・プレイシリーズの続編ではなく、リブート版です。殺人人形は、AIを搭載した現代的なハイテクおもちゃとして登場します。

歴代のチャッキーはブサイクなグッドガイ人形でしたけど、リブート版のバディ人形はかなり整った顔立ちをしています。

私はどちらかと言えば、ブサイクなチャッキーのほうが好みです(笑)

アンディ少年はチャッキーがおかしいことをしきりに訴えますが、大人達は「何を言ってるの!?ただの人形よ」と話を聞いてもらえないというのは、1作目と同じです。

 

私的には、チャイルド・プレイシリーズの中では、4作目の『チャッキーの花嫁』と5作目の『チャッキーの種』が好きでした。

チャッキーの花嫁は嫁と一緒に大暴れする話、チャッキーの種は息子が見つかりドタバタする話です。このぐらい遊びがあったほうが、話として面白いと思いますね。

 


 

前回、チャッキーの話を書きましたが、もうひとつ殺人人形の話が映画化されています。アナベルです。

『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督が、ロードアイランド州で実際に起きた奇怪な事件を基に描いたホラー映画です。

アナベルは、死霊館の中に出てくるブサイクな悪魔憑きの人形です。心霊研究家のウォーレン夫妻の博物館に保管されていますが、その人形が封印を解かれて動き出します。


『死霊館』(2013年)

物語は1971年、ペロン一家がロードアイランド州の人里離れた場所にある一軒家に引っ越してきたところから始まります。

その館は理想の我が家になるはずでしたが、引っ越しそうそう奇怪な現象に見舞われます。

ペロン夫妻は超常現象研究家として名高いウォーレン夫妻に助けを求めますが、その土地には恐ろしい血塗られた過去が隠されていました。

夫のエドは悪魔研究家であり、妻のロレインは透視能力を持っています。ウォーレン夫妻はペロン一家を救おうとあらゆる手を尽くしますが、悪魔の邪悪さは彼らの想像をはるかに超えたものでした。


『アナベル死霊館の人形』(2014年)

もうすぐ子供が生まれるジョン・フォームは、妻のミアにアナベル人形をプレゼントします。

その日を境に奇妙な出来事が起こり始めたことから、不気味な人形を捨てるミア。

しかし、なぜか捨てたはずの人形が戻ってきて、アナベル人形に取り憑いた悪魔はミアの魂を求めます。


『死霊館エンフィールド事件』(2016年)

アメリカを離れ、今度はロンドンが舞台。エンフィールドで暮らすジャネットとその家族は、頻繁に起こる不可解な現象に苦しめられていました。

心霊研究家のウォーレン夫妻が依頼を受けてホジソン家に向かうと、彼らの想像を超えるものが待ち受けていました。


『アナベル死霊人形の誕生』(2017年)

2作目の『アナベル死霊館の人形』との違いですが、本作は「前日譚」ということになっています。

話は12年前にさかのぼり、幼い娘を亡くした人形職人のサミュエルと妻のエスターが暮らす館へ孤児院からシスターと6人の少女がやってきます。

脚の不自由なジャニスは館の中に漂っている不穏な空気を敏感に感じ取り、アナベルを見つけてしまいます。


『アナベル死霊博物館』(2019年)

超常現象研究家のウォーレン夫妻の自宅の地下にある博物館には、いわくつきの品が集められています。その中には、アナベル人形もありました。

ある日、夫妻が仕事で家を空けたときに、娘のジュディと姪のメアリーがお留守番をすることに。彼女達は好奇心から地下の博物館に入り、アナベルの封印を解いてしまいます。

家の中にこんな博物館があれば、お友達に見せびらかしたくもなるし、人形を持ち出したくなるのは容易に想像がつきます。これは、管理の甘いウォーレン夫妻が悪い!


死霊館シリーズは、アナベル人形以上に心霊研究家のウォーレン夫妻のシリーズとして楽しむことができます。

女の子の人形の姿はしていますが、夫妻が対決するのは悪魔です。エクソシストとかポルターガイストなどのオカルトが基になっています。

エクソシストとかポルターガイストの説明が難しかったため、ストーリーをバッサリ要約しましたが、アナベル抜きでも十分迫力があります。

70年代の話なのでゴシックホラーに近く、そのあたりのムードが好きな人であればこのシリーズに満足できるのではないでしょうか?