Z級映画のツボ -12ページ目

Z級映画のツボ

 
マニアックな映画紹介、笑えない川柳やコレクションなどを公開しています!



監督:三池崇史
出演:成宮寛貴、斎藤工、桐谷美玲、中尾明慶、柄本明、檀れいほか

さすが三池監督だけあり、逆転裁判の再現度がスゴすぎる!
髪型が、も~ゲームのまんまであった(大笑い!)

近未来の日本。弁護士と検事の直接対決により3日間で判決を下す「序審裁判制度」が導入される。

弁護士事務所の上司(檀れい)が殺害された事件で、被告の弁護人となった新人弁護士・成歩堂龍一(成宮寛貴)が主人公。

檀れいの化粧が濃すぎて、最初川島なお美かと思った。

ナルホド君は、幼なじみの天才検事・御剣怜侍(斎藤工)と電脳法廷で争うことに

裁判中にホログラムで事件の証拠品の数々が映し出され、「無 罪」と大きく判決が出たり
しかしその後、ミツルギ君が殺人容疑で逮捕されるという意外な知らせが届いて、ナルホド君はミツルギ君の弁護を引き受けることになるが・・・


映像は面白かったけど、場面の多い肝心の裁判シーンが退屈だった。
ゲームのスピード感をもっと、カット割多用とかで出せたのではないかと思う。

「異議あり!」の決めゼリフが利いていない・・・
おうむのサユリさんの証言も、想定内という感じだ。

カプコンの『逆転裁判』のファンは怒るんだろうな~おやしらず


監督・脚本:山崎貴
出演:染谷将太、深津絵里、橋本愛、余貴美子

岩明均が寄生獣を描いたのは1990年代ですから、20年以上の時を経ての実写化となります。

なにかとガッカリされるマンガ実写化ですが、寄生獣に関しては完璧な出来だと思います。

人間の顔に亀裂が入って寄生獣に変身するあのシーン・・・、いや~見事です!


人間の脳に寄生し、人間を食べる寄生獣。

主人公の泉新一の寄生に失敗して、彼の右手となった「ミギー」との共同戦線を描いた漫画です。

ちょっと心配していた深津絵里の田宮良子も、違和感ありませんでした。

笑顔が怖い島田役で出ていた、イケメンだけど無神経な感じのある東出昌大にピッタリでした!

ただ、お母さん役の余貴美子は、少し違うような・・・はてなマーク

優しそうなお母さんだから寄生された後のギャップで怖いのに、余貴美子はもう素顔が妖怪っぽいオバちゃんなので・・・


ミギーの声を阿部サダヲが吹き替えていますが、ミギーが阿部サダヲに見えて困った。

まるでペットのような可愛らしさうお座

あんな右手が、私もほしいっ!


監督:山口雅俊 原作:真鍋昌平『闇金ウシジマくん』
出演:山田孝之、大島優子、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、片瀬那奈

深夜TVドラマで放送されていた『闇金ウシジマくん』の劇場版です。

10日で5割、1日3割という違法な金利で貸し付ける闇金業者、カウカウファイナンスの社長丑嶋馨を山田孝之が見事に演じきってます。

漫画のキャラをどこまで忠実に再現できるかが見所だと思うので、彼の役作りには圧倒されます。

「金は奪うか奪われるかだ。テメーの本心殺してコビ売って、恵んでもらうもんじゃねぇ」ウシジマ節がサクレツ!

容赦のない取立てをする冷徹な男なんだけど、どことなく人情味があるというのがいいです。

この映画の主人公は、ビッグになることを夢見る青年、イベントサークル代表の小川純(林遣都)と、母親の借金を肩代わりしたことで、ウシジマくんに取り立てられる鈴木未來(大島優子)の二人。

3台のケータイに3000人のアドレスを持つ純は、「人脈広げて、バンプス(アイドルグループの名前)をもっと大きくして、モデルなんかの人材派遣会社作ってガッツリ稼いで、高級マンションに北欧家具並べて、週末の葉山でナイトクルージングして、セレブとシャンパンがぶ飲み…」と野望の大きな青年。

一方、フリーターの未來は、出会いカフェのバイトで、客のオヤジにお小遣いをもらう毎日。

ウシジマくんは彼らにはめられて警察に逮捕され、示談金を請求されます。

真夏に真冬の格好して、ひたすら金を要求してくる怪人“ニクマムシ”が怖い!

借金はホント怖いね・・・おうし座

 

監督:大根仁、原作:大場つぐみ/作画:小畑健
出演者:佐藤健、神木隆之介、染谷将太、小松菜奈、山田孝之、宮藤官九郎、リリー・フランキーほか

人気コミックを原作とした映画で、第39回日本アカデミー賞の「話題賞」を受賞しています。

漠然と高校生活を送っていた真城最高(佐藤健)は、クラスメイトの高木秋人(神木隆之介)に「俺と組んで漫画家にならないか?」と誘われます。

最初は乗り気じゃなかったサイコーですが、憧れの亜豆美保(小松菜奈)が声優志望と知って、「自分の書いた漫画がアニメ化されたら美保を声優に使い、お互いの夢が実現したら結婚する」と約束したことから、シュージンと共に漫画家を目指します。

彼らは最初の漫画を2か月で仕上げて、週刊少年ジャンプの編集部に持ち込みます。そのとき担当したのが、服部(山田孝之)でした。
「編集部と漫画家が対立したら、漫画家側に立つ」と言ってくれる、頼もしい編集者です。


二人は順調に賞を取り、漫画家デビューしますが、二人の前に立ちふさがるのは同じ高校生漫画家の新妻エイジ(染谷将太)です。

彼らはジャンプの人気アンケート・ランキングを争い、対決します。ジャンプのテーマである「友情・努力・勝利」を爽やかに描いた青春映画です。

サイコーの亡くなった叔父さんの漫画家役にクドカン、ジャンプの編集長役でリリー・フランキーが出演しています。
キャストが豪華でテンポ良く、漫画家になる喜びや苦労がリアルに描かれていて、約2時間の長い映画ですがあっと言う間でした。

映像にプロジェクションマッピングを活用した、斬新な演出を取り入れています。エンドロールにも、ポップなセンスが感じられました。
 

かなりリアルに作られているので、漫画家志望の人にオススメの映画です。
 

 

 

 

監督:平川雄一朗、原作:三部けい『僕だけがいない街』
出演:藤原竜也、有村架純、石田ゆり子、及川光博

 

僕だけがいない街の原作は、三部けいの漫画でアニメ化もされています。

アニメを最初に見ましたが、ほぼ同じ内容でラストだけ違っていました。


主人公の藤沼悟は、漫画家志望のフリーターです。

彼はたびたび「リバイバル」という、時間が巻き戻る不思議な現象を体験していましたが、母親が何者かに殺害されたことから突然小学生の頃に戻ります。

 

藤沼悟が通っている小学校には、児童連続誘拐殺人事件が起きていました。

悟のクラスメートの雛月加代も狙われたことから、悟は加代を助けようと何度も過去をやり直すことになります。

 

母親の死と事件に関連性があると気づいた悟は、現在と過去を行き来しながら、しだいに事件の真相へと近づいていくんですよね。

主役のキャラのイメージは藤原竜也ではないように思いますが、子役は良かったです。

それにしても、悟の描く漫画がつまらなくて・・・それが少し残念でした。


「僕だけがいない街」というタイトルが秀逸で、ラストにうまく活かされていました。

過去を変えたために、有村架純が演じる片桐愛梨との接点がなくなってしまったというのも、切なくて良かったです。

 


 

監督:武内英樹、脚本:徳永友一、原作:魔夜峰央『翔んで埼玉』

出演者:二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、ブラザートム、麻生久美子、京本政樹ほか


魔夜峰央の漫画を実写化、迫害される埼玉県民を描いた珍作です(笑)

 

埼玉解放の伝説の人物・麻実麗をGACKT、東京にある名門校・白鵬堂学院の生徒会長・壇ノ浦百美を二階堂ふみが演じています。

 

東京は埼玉を迫害しており、埼玉県人は通行手形なしでは都内に入ることができないという設定です。

過度に虐げられた生活を余儀なくされている埼玉県人は東京相手に謀反を起こしますが、埼玉より先に千葉が開放を狙っており・・・。

 

「何もないとこだけどさー、住みやすくていいとこじゃんかよ・・・埼玉ってさ」

「俺達の敵は、東京と千葉だ!」

「千葉に勝って私達の埼玉愛、証明しましょう!」

 

千葉解放戦線のレジスタンスに伊勢谷友介、GACKTの父親役に京本政樹と顔のくどい俳優が抜擢されています。

 

『埼玉県のうた』をはなわが歌ってます(佐賀出身の芸人だけど、生まれは春日部)。

どんなに歩いても海がない

海だけならまだしも空港ない、名所もない

さらに郷土愛もない

だけどアジア一でかい団地がある~♪

 

新型コロナ問題で小池都知事が、埼玉をはじめとする近県に不要不急の外出を控えるよう自粛要請をしています。

この映画が現実味のあるものとなってきています。

 

 

監督:大友克洋
出演:オダギリジョー、蒼井優、大森南朋、江角マキコほか

オダギリジョーが扮する蟲師(むしし)のギンコ
銀髪のヅラは、ゲゲゲの鬼太郎と同じもの?!

大雪の晩に、蟲師のギンコは訪れた民家で、村人達の耳から音が消えるという怪現象を耳にします。
それは、“あ” “うん”という音を喰う蟲のシワザだとギンコは言い、
なんでも、耳の中にあるカタツムリにそっくりな器官に、カタツムリにそっくりな蟲“うん”が住みつき、
入ってくる音を喰ってしまうそうです。

ギンコが村人に薬を飲ませると、音が聞こえるようになります。
しかし、重症の者になると、ヒタイにツノが生えて、これまで聞いたことのない音が年中聞こえるようになったと。
これは“あ”のシワザであり、“うん”の喰った音の出口が“あ”なのだとのこと。
“あ”は左巻きで、“うん”は右巻き(笑)

文字で蟲を巻物に封じ込める淡幽役で蒼井優ちゃんが出ています。
子供の頃のギンコが出会う女の蟲師・ぬい役に江角さんが・・・彼女も銀髪、ロン毛のズラです。

片目の魚が大量に棲む池の近くに住んでいます。
その光を浴びたために、ぬいも片目になり、そしてギンコも

ぬいと別れたあとは、一箇所に住むと蟲が集まってきてしまうため、
ギンコは村から村へと、薬を売りながらさすらうのでした――

 

原作は、漆原友紀の漫画で
虹を探して放浪を続ける男とか、予知夢を見させる蟲にとりつかれた男とか
奇妙な題材を扱っていますが、しみじみとしたファンタジーとして描くことに成功しています。
 

これまでに数々のマンガが実写化されてきましたが、大部分の映画は、原作ファンをガッカリさせるものの方が多かったようです。

ガッカリさせられたポイントとしては、

1位:設定やストーリーが変えられている

主人公の性別が変わっていたり、家庭環境が変更されていたりと、アレンジされていることを不満に思う人がいます。

特にラストは、ハッピーエンドがバッドエンドになっていたりと、大幅に変更されている可能性があります。

2位:ストーリーがはしょられすぎている

映画化する際、70分~120分程度にまとめる必要があるので、ストーリーが短くなるのは仕方がありません。

3位:役者がキャライメージと異なる

キャライメージとピッタリの役者を選ぶというのは、映画化する際に重視してもらいたい点です。

4位:声のイメージが合わない

こういうこともありますね。しかし、キャライメージとピッタリで声まで合うというのは難しいのではないかと・・・。

5位:CGを使ったシーンが安っぽい

今後のCGの進化に期待します!

6位:話題性で選ばれたとしか思えない配役

これは3位とつながる、キャライメージに合わない役者を使うということでしょう。

7位:マンガならではの髪型、色の再現に無理がある

逆に、マンガに合わせすぎて違和感が出てしまうという例です。

8位:アクションシーンに迫力がない

マンガの荒唐無稽なアクションシーンを再現するのは、そうとう難しいでしょう。

9位:原作に無いキャラが追加されている

これはカットされているよりは、いいんじゃないでしょうか!?

10位:原作で大事だったキャラが登場しない

むしろ、こっちの方が重要です。


私は原作とまるで同じよりは、大胆な脚色が加わっているものの方が笑えて好きです!

人狼ゲームに興味ありませんでしたが、この人狼シリーズにはハマりました。
主人公が美少女な上に、次々と殺られていくモブキャラの体あたりの演技がすさまじい!

人狼ゲームのルールを簡単に説明すると、【人狼・狐・預言者・霊媒師・用心棒・共有者・村人】などの各メンバーが生き残りをかけて殺し合いをします。

大きく「人狼チーム」と「村人チーム」に分かれますが、誰がどの役割を与えられているのかがわからず、互いに疑心暗鬼に陥りながら相手チームを全滅させるというゲームです。

予言者はメンバーから誰か一人を選び出し、その人が人狼か村人かを占うことができます。用心棒は人狼から村人を守れるなどの関係性で、細かいルールが人狼ゲームを面白くさせています。人狼は投票で決まり、最多票を集めた人は処刑されます。勝者は、一億円を獲得できます。

作品ごとにさほど関係性はありませんけど、前回生き残った人が次回作に登場するなど設定が活かされていることも。好きなモブキャラが早々に殺られてしまうと、後半が面白くなくなるのが残念!

■1作目:人狼ゲーム
主人公を演じているのは、桜庭ななみ。可愛い妹みたいな女子高生が恐怖におののき、無残に殺されていく仲間をどうすることもできず涙する姿がセツナイ・・・。1作目なので、人狼ゲームのルールがわかりやすく作られています。

■2作目:人狼ゲーム ビーストサイド
クールな雰囲気の土屋太鳳を主人公にした作品で、人狼シリーズの中じゃ一番人気らしいです。学芸会レベルの学生達に比べると、演技力に定評のある土屋太鳳なので安心して見ていられます。

■3作目:人狼ゲーム クレイジーフォックス
主人公の高月彩良が目覚めた瞬間、目の前に倒れている多喜川陽介に一目ぼれするところから始まります。ゲーム以前に、「ほかの人なんてどーでもいいから、多喜川君と二人で生き残りたい!」と高月彩良が、恋狂いのクレイジーフォックスを全力で演じています。それにしても多喜川君のどこがいいのか、まったくわかりませんでした(笑)

■4作目:人狼ゲーム プリズンブレイク
このゲームでは「狂人」という新たな役割が加わり、メンバー達は死のゲームから脱出をはかります。狂人は基本的に村人扱いですが、人狼の味方をすることができ、人狼チームが勝った場合に自分も勝利します。主人公は、映画初主演の小島梨里杏。死んだふりをして逃げるという失笑ものの裏技あり!

■5作目:人狼ゲーム ラヴァーズ
人狼シリーズも5作目となるとネタ切れなのか、主人公が「人狼兼恋人」という謎の設定が導入されています。さらにキューピッドという役割では、2名の恋人を指名することができます。恋人の片方が死亡した場合は、もう片方も自動的に死亡することに・・・。古畑星夏の映画初主演作であり、メンバー全員が人狼経験者というハイレベルの戦いです。

■6作目:人狼ゲーム マッドランド
主人公である浅川梨奈の役割は、用心棒。彼女が最後まで守りたかったのは、誰なのか!?今回は、狂人で構成されたマッドランドが舞台です。ほぼ全員が狂人という設定は、もう笑うしかないでしょう。

■7作目:人狼ゲーム インフェルノ
テレビドラマ『人狼ゲーム ロストエデン』の完結篇となる劇場版です。主人公を演じているのは、ポエトリーエンジェルの武田玲奈。前回の生き残りのメンバーに新たに加わった7人で、人狼ゲームの後半戦がスタートします。刑事が人狼ゲームが行われている現場を探り出し、突入してくるというカオス状態はまさにインフェルノ!

■8作目:人狼ゲーム デスゲームの運営人
ここまで主人公は全員美少女だったのが、初の男性主人公の小越勇輝です。しかも、運営側の彼が参加者の中にかつて家庭教師をしていたときの教え子を見つけたことから、彼女を救い出そうとするナナメ上からの設定となっています。

回を重ねるごとに設定が複雑になってゆき、運営側の内部事情などもからめた濃い人間ドラマを見せてくれます。

前途有望な俳優のたまご達が集まっていますから、(演技力はイマイチでも)どこかしら華があります。将来は大物俳優となり、邦画で見かけることになるのでしょうか。

 

 

監督:ナサニエル・カーン
出演者:ラリー・プーンズ、ジェフ・クーンズ、エイミー・カペラッツォ

アートと“マネー”の関係性を描いたドキュメンタリーです。

本編は、アートのオークション場面から始まります。
画商は「アートとお金は切り離せない」と言い、「良いアートは高価であるべき」と・・・
金銭的な価値があるから保護されるし、価値がなければ作品は守れないと。芸術品が生き残る道は、商業的価値を持つことだと主張します。

開催されているアートフェアに、コレクターや鑑定家達が続々と集まって来るんですね。

アートが高値で取り引きされる一方で、アーティスト側の苦悩についても描かれています。
美術評論家は、彼らに「アーティストになってはいけない」と忠告。
その理由は、「99.999%のアーティストは、生活に苦しんでいるから」
アート界は気まぐれなので、上り詰めるアーティストがいれば、突然すべり落ちるアーティストもいます。

「誰も、俺の絵を展示してくれない・・・」と言う男性の絵は、私達が大きな意味で言うところの“芸術”には含まれていませんでした。
アーティスト達は真剣に、自分の信じるところの芸術に取り組んでいます。

表面がピカピカのオブジェが出てくるんですけど、あれを毎日磨きあげるのが疲れそうに思えてしまう。
アート作品を美しいままで保てるのもまた、“富の力”ということなのかも・・・
ちなみにアート作品は、できるだけ大きく作ったほうがいいみたいですよ。
その理由は、豪邸に住むお金持ちが買ってくれるから・・・巨大なアートは、小さな家に入らないという理由です。なるほど納得!

「それは、アートですか?」
他人に理解されるようでは、まだまだアートとは呼べないそう。
それは、アートの価格を釣り上げて、価値をでっちあげるのに近いようにも思えました。

これが、ドキュメンタリーってのがびっくり!
見終わった後、何がアートなのかがわからなくなります(笑)