1 フィリップ グッドハンド テイト & ザストームズヴィルシェイカーズ / 1965 - 67 12(エアーメイルレコーディングス)AIRAC 1652 紙ジャケ
英、ビート、モッズ、オリジナルリリースは02年コンピ盤全15曲。
フィリップ グッドハンド テイトといえば70年代にリリースしたSSW作が高い評価を得ているが、活動歴は古く60年代始めにストームズヴィルシェイカーズに参加、渡英したR&Bシンガーラリー
ウィリアムズのバックバンドを担当、二枚のアルバムに参加している。シェイカーズ自体のアルバムリリースは無くシングル盤をリリースしたのみでヒットする事は無かったが、テイト作のナンバーをラブアフェアーがヒットさせ、ソングライターとしての評価を得てDJMと契約、バンドを脱退し、エルトン ジョンに続くSSWとして売り出されていく。シェイカーズは後期にはメル コリンズが参加してフィリップグッドハンドテイト&サーカスと改名、テイト脱退後はサーカスとして活動、69年アルバム「サーカスワン」
をリリース、ジャズロックの佳作としてマニアに人気の一枚。というわけでサーカスの前身グループとして捉えられるストームズヴィルシェイカーズであるが、音楽性はサーカスと違い、R&B、ビートミュージックスタイルの本格派モッズバンドとしてのグルービーでホットな演奏が最高に格好良い。
人脈的に見てもスティームパケット、ショットガンエクスプレスと並ぶ重要グループ!
2 STONE COUNTRY 07(REV OLA)
CREV 230
米、フォークロック、サイケ、ソフロ、オリジナルリリースは68年唯一作にボートラ2曲付。
スティーブ グッドマン、スティーブ ジレットと並んでSSW三大スティーブと私的に呼んでるスティーブ ヤングはカントリー系のSSWとして高い評価を得ている。そのヤングが在籍していたストーンカントリーの唯一作。
フォーク、カントリーを基調に時代を反映したサイケデリック、サンシャインポップ的なフィーリングにブルーアイドソウル等多彩な音楽性がミックスされた面白盤。ジャケの無骨?硬いイメージと違い洗練されたソフイスティケッドされたソフロ調のサウンドは初期ニルソンの諸作を手掛けたプロデューサーのリック ジェラードとオーケストラアレンジのジョージ ティプトンの手腕によるものも大きい。
解散後の69年ヤングは「ロックソルト&ネイルズ」でソロデビュー、ブラックホーク99枚にも選出された名盤として知られている。
3 ジョン ランドルフ マー / ジョン ランドルフ
マー 16(VIVID)VSCD5658 紙ジャケ
米、SSW、ポップス、オリジナルリリースは70年唯一作。
本作はアナログ盤で入手済みだが詳細不明、韓国ビッグピンク原盤に解説を付した日本仕様盤の解説にて幾らか判明した。マーの経歴やその後の活動については判らないが本作の背景が見えてきた。
制作はニルソンハウスプロダクションズ、ハリー ニルソンとジョージ ティプトンによる制作チームで、プロデュースは「秋はひとりぼっち」のヒットで知られる英国のフォークデュオヴィグラス&オズボーンのゲイリー オズボーン、デュオ結成以前のRCAのスタッフプロデューサー時代の仕事。
ティプトンがアレンジしたニルソンのカバー「1941」、アルバムイラストはジャン&ディーンのディーン トーレンス、ニルソンの「ハリーニルソンの肖像」「ニルソンシングスニューマン」「オブリオの不思議な旅」「ニルソンシュミルソン」を手掛けてる。ニルソンのティストを強く感じるアルバムでマーのやや苦味を帯びたハスキーなヴォーカルに複雑なアレンジの室内楽的アンサンブル、繊細なメロディーは初期ニルソンの世界へと通じる。
ブルーチアー、ボビー ホイットロック、アレックス ハーヴェイ、ジューシールーシー、ディブ ケリーもカバーしたLAスワンプの名曲「ハローLA、バイバイバーミンガム」はスワンプロックのアンソロジー「カントリーファンク1969-1975」に収録された人気ナンバー!
4 LOUDON WAINWRIGHT Ⅲ / UNREQUITED 98(COLUMBIA)CK 65258
カナダ、フォーク、SSW、オリジナルリリースは75年5作目にボートラ3曲付。
今ではルーファス&マーサ ウェインライト兄妹の父親として通りが良いラウドンウェインライト三世、母親はケイト&アンナ マクリギャルのケイト、二番目の妻
ローチェスのスージー ローチェとの間の娘ルーシー ウェインライト ローチェもミュージシャンとして活動、まさに音楽一家の首長、30枚以上のアルバムをリリースしているベテランミュージシャン、子供等の活躍
に刺激されたか、近年活発に活動してるみたいである。
本作はアナログではA面がスタジオ録音、B面がNYボトムラインでの74年8月30、31日、9月1日ライブ録音で構成。
ハーヴェイ ブルックス、ジム ケルトナー、デビッド
サンボーン、リチャード グリーン、オースティン デロン、
ジョン ホール、クラウス ブーアマン、ケイト&アンナ マクリギャルetcの豪華面子によるバック陣による軽快な演奏が響く、泣き面のジャケからは暗く内省的な内容を思い浮かべるが、ライブ面では客を多いに沸かせるユーモラスでアットホームなステージが展開され、ラウドンの魅力が味わえる。
5 MARTIN STEPHENSON / HIGH BELLS RING THIN 93(KITCHENWARE)
KWCD 23
英、NW、SSW、ファースト作。
プリファブスプラウト、ケーンギャング、フラー、フアテママンションズ、地味ながらも優良なグループを輩出したキッチンウェアからマーティンスティーブンソン&デンテースとしてデビュー、ベスト盤含め5枚のアルバムをリリースした後、ソロに転じて発表したのが本作。
マーティンのギター弾き語りに簡素なバッキング、ゲスト参加のヴァージニア アストリーの清楚な歌声とフルートが彩りを添え、ラストナンバーではマイクロディズニー~フアテママンションズのキャサール コフランが参加。口笛、ハーモニカがノスタルジックな雰囲気を生む哀愁ナンバー、ドブロ、スティールギターがアメリカンな風を運ぶ土臭いナンバー、全体的にアメリカの干し草、土の匂いが漂ってくる様なアーシーな雰囲気が濃厚で、何とも云えぬ緩さが堪らない一枚。
6 A SAUCERFUL OF PINK / A TRIBUTE TO PINK FLOYD 95(CHERRY RED)CD BRED 120 2CD
英、米、他、ノイズ、アヴァンロック、ピンクフロイドのトリビュートアルバム。
英五大プログレ、英ロック界のモンスターグループピンクフロイドのトリビュートアルバムは何枚かリリースされており、「狂気」「ザウォール」はアルバム丸ごとのトリビュートがリリースされている。
本作参加アーティストはサイキックTV、コントロールドブリーディング、ハイタイド、ホークウィンドのサイモン ハウスのスパイラルリアルムス、フロイドとは関連深いロン ギーシン、エイリアンセックスフイーンド、ホークウィンドのニック
ターナー、クロームのヘリオス クリード、残りは知らないアーティストばかり、インダストリアル、ノイズ系アーティストによるアブストラクトなフロイドだが、トリビュートアルバム全般に云えるがやっぱ本家を聴いた方が良いという結論に、、、




