LISTENING LIBRARY 377

テーマ:












1  TOM PARROTT / NEON PRINCESS 
 07(SMITHONIAN FOLKWAYS RECORDINGS)FTS 31009 CDR ペーパースリーブ

米、アシッドフォーク、SSW、オリジナルリリースは68年ファースト作。
アナログ時代、このジャケにフォークウェイズレーベル産という事で入手したトム パロット。フォークウェイズはドン クロフォードの時に紹介したヴァーヴフォークウェイズとは別、紛らわしいのでヴァーヴフォークウェイズは後にヴァーヴフォアキャストと改名。
このフォークウェイズは48年に設立、ピート シガー、ウディ ガスリー、シスコ ヒューストン、レッドベリー、エラ ジェンキンス、ソニー テリー、ブラウニー マギー、ジーン リッチー、ポール クレイトン、ロスコー ホルコム、ニューロストシテイランブラーズ、エリザベス コットン、ピーター ラファージ等、重要アーティスト揃い、アメリカンフォークの礎を築いたレーベルといえる。
本作はボブ ディランの「ハッティキャロルの寂しい死」のカバー以外はパロットのオリジナル作で構成。オープニングの暗い弾き語りナンバーに、ドン パターソンのシタールを配したサイケ臭漂うアシッドフォーク、リズム隊を導入したナンバーではパターソンのファズギターにパロットのハモニカが良い味出してるクールなサイケブルースに、洗練されたフォークロックを奏でる。フレッド ニール風のダウナーなヴォーカルも味があって良い。
同年にもう一枚リリースされたアルバムも入手済み、こちらも同様にCD化済み。











 
2  ジェイミー ブロケット / ノースマウンテンヴェルヴェット  01(エアーメイルレコーディングス)AIRAC 1013
紙ジャケ

米、フォーク、SSW、オリジナルリリースは77年サード最終作。
シンコーミュージックのアシッドフォーク本にも掲載されたジェイミー ブロケット、若い頃、米各地を転々と放浪、グリニッチビレッジやデンバーのフォークシーンで研鑽を重ねボストン~ケンブリッジを拠点にファーストアルバムをリリースしたのが68年、クリス スミザーとの共作「レジェンドオブザUSSタイタニック」が話題となる。70年にセカンド作を未完成のままレーベル側が勝手にリリース、その不信感からか本作サード作は前作より7年振りのリリースとなった。
先に前二枚のアナログ盤を入手し、その内省的なアシッドフォークの世界に魅せられていたので、本作のアナログ盤を見掛けた時に躊躇なく入手、しかし、冒頭のカントリー、ブルーグラスのカバーナンバーが妙に爽快で明るく違和感があり、大して良くないとのイメージがあったが今回紙ジャケを安価で見掛けたので入手。
確かにオープニングナンバーは当時のイメージ通りだが、ゲスト参加してるホーボーシンガーの先達ランブリン ジャック エリオットの代表曲2曲のカバーはじめ、ブルース マードック、スティーブ ジレット、アレックス ビヴァンとアナログ盤を集めた懐かしいSSWのカバーを交え、端正なフィンガーピッキング、少し鼻にかかった憂いを帯びたジェントルなヴォーカルにトーキングヴォーカルスタイルのブルースナンバー、バッキングは実力派のブルーグラスバンドセルダムシーンが担当した聴き処多い、アシッドフォーク臭は少ないがSSWものとしては佳作といえる一枚!













3  カレン ベス / ニュームーンライジング  09
(ソニー)BVCP40115  紙ジャケ

米、フォーク、SSW、オリジナルリリースは75年サード作。
カレン ベスのアナログ盤はデッカよりリリースされた69年ファースと70年セカンド作は入手していたが、本作ジャケの短髪で健康そうなイメージが前二枚のジャケ、大木の前、野原の中、長髪でアンニュイな雰囲気のベスのイメージと合わずなかなか結びつかなかった。特に本作はジョン サイモンプロデュースベアズヴィル産とあって
人気アイテム、結局アナログ盤は未入手だったので嬉しいCD化。
サイモンプロデュース下、ギターにイリノイスピードプレス、フアビュラスラインストーンズのカル デビッド、オーリアンズのジョン ホール、ベースにフアビュラスラインストーンズのハーヴェイ ブルックス、セカンド作「ハーヴェスト」のプロデューサーでもあったジョーイ ベル、ドラムにマザースオブインベンション、ライノセロスのビリー ムンディのバック陣にフィドルにジョン ハートフォード、ペダルスティールにジョンクエスキンジャグバンド、マッドエイカーズ、ウッドストックマウンテンレヴューのビル キースとウッドストックの腕利きが参加。
オープニングの聡明なベスのヴォーカル、軽快なバッキングにフルートが絡む展開に持っていかれ、
ジョニ ミッチェル的ギター弾き語りスタイルにサイモンのツボを押さえたプロデュースワークによるサウンドマジックにどんどん引き込まれるウッドストックを代表する名作!
その後、80年代に二枚のアルバムをリリースしてるみたいだ。













4  JUDY HENSKE / JUDY HENSKE AND HIGH FLYING BIRD 01(WARNER)
8122 73561 2 2CD 

米、フォーク、ブルース、オリジナルリリースは63年ファースト作と64年セカンド作のカップリング。
ジュデイ ヘンスキのレコードデビューはキングストントリオを脱退したディブ ガードが結成したウィスキーヒルシンガースの一員として62年にアルバムデビューするが直ぐに解散、レニー ブルースや後にザッパ、ティム バックレー、トム ウェイツを手掛けるハーブ コーエンがマネージャーとなりエレクトラレーベルと契約してリリースしたのが、ソロファーストアルバム、いきなりライブレコーディングである本作はまずヘンスキの迫力あるダミ声のヴォーカルスタイルに圧倒される、この時代にこれだけ黒っぽい本格的なヴォーカルを聞かせる白人シンガーは珍しく、他に思い付くのはバーバラ ディーンくらいだろうか?
後のジャニス ジョプリン、グレイス スリックに影響を与えたのは間違いないであろう。更にライブ録音での客席を多いに笑わせてるMCはコメディアンヌとしての才能も感じさせる程の異才を放っており65年に二枚のアルバムリリースと4枚のアルバム発表後、当時夫であったニュークリステイミンストレルズ、モダーンフォークカルテットのジェリー イエスターとの連名アルバム「フェアウェルアルデバラン」を69年にザッパのストレイトレーベルよりリリース、サイケファンに人気のアイテムである。更にクレイグ ダーギー、ジョン セイターをメンバーに迎えグループローズバッドを結成、71年大手のリプリーズレーベルからアルバムをリリースするが、ヘンスキはダーギと恋仲となり、グループはアルバムリリース前に解散している。
結局、イエスターと離婚してダーギーと再婚したヘンスキは表舞台から引退、ダーギーの73年の唯一のソロアルバムに全面的に協力してるくらいであったが、00年に復活アルバムをリリースし、05年には第二段アルバムもリリースしている。













5  JOE HENRY / SHORT MAN ' S ROOM 92(MAMMOTH)MR 0037

米、SSW、オルタナカントリー、4作目。 
近年ではプロデューサーとしても著名でアラン トウーサン、ジョーン バエズ、モーズ アリソン、ランブリン ジャック エリオット、ラウドン ウェンライトⅢ、アーロン ネビル、ロドニー クロウェル、エミルー ハリス、ベテイ ラベット、ソロモン バーク、ボニー レイット、ビリー ブラッグといった大御所、ベテランアーティストのプロデュースを手掛けてる。いわば全盛を過ぎたアーティストが復活、再生?を託す白羽の矢を立てた信頼すべきプロデューサーがヘンリーである。それだけアメリカンミュージックに造詣が深く、真髄を知るミュージシャンともいえる存在がヘンリーで現行アメリカーナの重要なパーソンである事は間違いない。
89年のセカンド作は我が国で発売され、一部SSWファンの耳目を集めるも大して話題にはならなかったが、本作辺りがリリースされていたら状況は変わっていたかもしれない、当時、我が国ではヘンリーより知名度があったジェイホークスが全面バックアップしていて、両者の良いとこどりの傑作アルバムなのだからジョン ハイアットに続く存在になりえたかもしれないがそんな事はどうでもよい。
ジョー ヘンリーにジェイホークス、大好きなアーティストの共演なのだから堪らない!











6  TOM ROBINSON & JAKKO M . JAKSZYK / WE NEVER HAD IT SO GOOD 
90(MUSIDISC)106662

英、SSW、パブ、コラボ作。
トム ロビンソンといえばパンククラシック「2468モーターウェイ」のトム ロビンソンバンドでの活動が有名だが、その前にカフェソサエティというグループでレイ ディビスのコンクレーベルから75年にアルバムをリリースしている。キンクスの「マスウェルヒルビリーズ」みたいな英国のアメリカンサウンドの佳作であった。パンク、NWのブームにのった一発屋みたいに思われてるが苦労人だし、現在も地味ながら活動している音楽家なのである。
そしてもう一人のジャコ ジャクジクはカンタベリーシーンに属するミュージシャンでロッジ、レベル42、キングクリムゾン、21センチュリースキゾイドバンド、タンジェントに参加するマルチミュージシャンでファーストソロアルバムではデビッド シルビアン以外のジャパンのメンバーとコラボ(当ブログで紹介済み)してたりと多岐の活動で知られる才人ミュージシャン。
本作は参加ミュージシャンとして呼ばれたジャコの活躍ぶりに連名としてリリースされた経緯からも分かる様に、ジャコのパワポ全開のノリノリのサウンドにトムのゲイ&芸魂も全開となってトウーマッチなアルバム。












ANALOG COLLELTION 7EP (15) C - 5

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CHERRY VANILLA 


米、パンク、ニューヨークパンクの女番長の異名を持つ女傑シンガー、メインマンの広報を勤めデビッド ボウイを担当、ウォーホールの映画にも出演、2枚のアルバムをリリース。


 THE PUNK / FOXY BITCH 77(RCA)
    PB 5053 UK 

    MOONLIGHT / MR. SPIDER 79(RCA)
    PB 5145 UK 
 








CARS 

 
米、NW、説明不要のビッグネーム、リック オケイセックとベンジャミン オールはミルクウッドに在籍、デビッド ロビンソンはモダーンラバーズに在籍していた。


    MY BEST FRIEND ' S GIRL / MOVING IN 
    STEREO 78(ELEKTRA)K 12301 UK 
      PICTURE 

 JUST WHAT I NEEDED / I ' M IN TOUCH 
    WITH YOUR WORLD 78(ELEKTRA) 
    K 12312 UK PICTURE 









CRIME 


米、パンク、サンフランシスコ伝説のパンクバンド、ジョニー ストライク、元フレイミングルービーズのロン グレコを中心に結成、シングル三枚のみで解散、90年代に再評価され、発掘ライブ音源ブート盤が色々リリースされる。


 HOT WIRE MY HERT / BABY YOU ' RE 
    SO REPULSIVE 91(SPIRIT)FTD 002 
    US     
 76年リリースファーストEPのリイシュー、1000枚限定
 黄緑ビニール、他に青、黄、桃盤も有り。









CHRIS STAMAY GROUP 


米、NW、パワポ、dBズのフロントマンクリス ステイミーがリリースしたクリスマス企画ミニアルバムからのシングルカット盤、B面はアルバム未収のライブ音源。


 CHRISTMAS TIME / OCCASIONAL  
    SHIVERS 86(COYOTE)TTC 8699  
    US グリーンビニール








CAPTAIN HOWDY 


米、オルタナ、マジシャンとして高名なペン ジレットとシミーディスクの主宰マーク クレイマーとのデュオユニット、アルバム二枚、シングル一枚リリース。


 THE BEST SONG EVER WRITTEN / 
    DINO ' S HEAD 93(SHIMMY DISC) 
    SHIMMY 797 CANADA  レッドビニール







CICO 


伊、プログレ、カンタトウーレ、フォルムラトレのドラマートニー チッコのソロファースト作からのシングルカットファースト作。 


 SE MI VUOI / INSONNIA 74(CBS)CBS  
    2695 ITALY 








CAROLE LAURE 


加、ポップス、女優、シンガーとしてフランスを中心に活動、夫であるルイス フューレイがミュージックデレクターを担当。アンニュイでコケテイッシュでアダルトなムードが漂うフレンチポップス。


 ANYBODY WITH THE BLUES / Y ' A
    QU ' CELLE 90(SECRET)877 280 7 
    FRANCE 












LISTENING LIBRARY 376

テーマ:












1  MOONDOG / H ' ART SONGS
(KOPF)KD 33 01 60

米、フリージャズ、オリジナルリリースは78年9作目。
本作は当ブログで紹介済みだが、しぎチドリさんのリクエストにより再び取り上げる事にします。
盲目のパーカッショニストムーンドッグことルイス トマス
ハーディンは16年生まれ99年に没したジャズミュージシャン、40年代にニューヨークへ向かい長らく路上生活をし大道芸人、ストリートミュージシャンとして活動した異色のミュージシャン、路上生活し、その格好からニューヨークのバイキングの異名をとった。盲目のムーンドッグに寄り添った日本人の妻スズコさんの献身的な支えも忘れてはならない。74年にはドイツへと移住し、この地で没している。
本作はドイツのレーベルからリリースされたアルバムで全編ハーディン作のヴォーカルナンバーで占められた異色のアルバム。ムーンドッグといえばミニマルなパーカッション、自作楽器を駆使した前衛的な作風のフリージャズ的な演奏で知られるミュージシャンだが、本作ではロバート ワイアット的な悲哀を帯びたヴォーカルで綴られていく、センチメンタルでいてハートウォームなうたものアルバムでチェット ベイカーのヴォーカルアルバムにも通じる世界、勿論ワイアットファンにもお薦め出来るもので、サッドコア、スロウコアの枯れ歌好みの方にも一聴してほしい!













2  HENRY  COW / 1974 - 5           (RER)
RER HC 8

英、ジャズロック、カンタベリー、未発表音源集。
学生の頃、赤靴下アルバムをかけてると変なの聴いてるねと言われたヘンリーカウ、確かに変なのだが最高なのがヘンリーカウ。
カンタベリーシーンの中で最も知的で難解でアヴァンギャルドなのがヘンリーカウ、RIOを提唱しレコメンを牽引しアヴァンギャルドロック、チェンバーロックシーンに多大なる影響を及ぼした功績は大きい。
本作はBOXセットのバラ売り?74年のセカンド「アンレスト」75年サード「インプレイズオブラーニング」期にあたる未発表ライブ音源集。 
フレッド フリス、ティム ホジキンソン、ジョン グリーブス、クリス カトラーにリンゼイ クーパーによる5人編成での74年のトラック、クーパー抜きの4人編成での74年9月26日公演のトラック、5人編成にスラップハッピーのダグマー クラウゼにロバート ワイアットのヴォーカルを加えた75年5月8日公演のトラックと3ソースを収録。
リンゼイ嬢のバスーン、オーボエがリードするスリリングなアンサンブルが堪らないソース1、ホジキソンのアルトサックスソロ、フリスのギターソロ、グリーブスのベースソロを交えた短いパートが幾何学的に交錯する緊迫感溢れるソース2、ダグマー嬢の官能的なヴォーカルとカウの緻密なサウンドにワイアットのスキャット&デュエットが絡み合うエロティックなソース3と聴き処満載の一枚!












3  VAN  DER  GRAAF  GENERATOR / 
TRISECTOR       08(VIRGIN)CDV 3046

英、プログレ、復活二作目通算10作目。
69年にアルバムデビュー、4枚のアルバムをリリースして72年に解散、74年に再結成して4枚のアルバムをリリースして78年解散。そして、04年四半世紀振りにピーター ハミル、ヒュー バントン、ガイ エヴァンス、デビット ジャクソンにより復活アルバム「プレゼント」リリース、復活第二作となる本作はスタジオ作通算10作目となるアルバムでジャクソンが脱退しトリオ編成での録音。ハミルのヴォーカル、ギター、ピアノにバントンのオルガン、ベース、エヴァンスのドラム、パーカッションという構成、オープニングのインストナンバーは軽く手慣らしといった感じか、ベテランらしい余裕で重厚かつ熱い演奏で惹き付ける、続くナンバーでのハミルの声、これぞヴァンダーグラフジェネレーター、静動緩急自在なハミルのヴォーカリゼーションと演奏が渦巻く情念の世界は孤高という名に相応しい独自のもので、プログレ王道の中では異端、だから強く惹かれる。
そもそも前衛って極めて異端でしょう。












4  PETER  LA  FARGE / ON THE WARPATH ・ AS LONG AS THE GRASS 
SHALL GROW         92(BEAR FAMILY)BCD 
15626

米、フォーク、SSW、オリジナルリリースは65年6作目最終作と63年サード作の2イン1仕様盤で二枚組用プラケ仕様。
ネィテイブアメリカンのミュージシャンといえば真っ先に思い付くのがジェシ エド ディビス、他にバフィ セント メリー、フロイド ウェスターマン、ジョン トルーデルが知られてる、更にネィテイブアメリカンの血をひくミュージシャンといえばプレスリー、JB、ジミヘン、ロビー ロバートソン、トム ペティ、スティーブン タイラー、ロレッタ リン、シェール、リタ クーリッジにパブロフスドッグのデビット サーカンプと怱々たる名が上がる。
そして、このピーター ラファージもそう、31年生まれで65年に34歳で自殺したフォークシンガー、62年にアルバムデビュー、僅かな活動期間で6枚のアルバムを残したのみなのであまり知られてないが、本作冒頭の代表曲「アイラヘイズのバラード」がボブ ディラン、ジョニー
 キヤッシュにカバーされた事でフォーク、カントリー系の愛好家に知られる存在となった。
アナログ時代にファーストとラスト作のラファージのポートレイトジャケに魅せられ入手。当時は何枚のアルバムをリリースしてるのかディスコグラフィーも判らなかったので手探り状態であった。
ラファージは若い頃、カウボーイ、有名なロデオ乗りとして活動、牛乗り競技で落下、大怪我をして、その後フォークシンガーとして復活した異色のミュージシャン。
プロテストソング、トピカルソングというカテゴリーに属するギター弾き語りで歌詞が分からないと魅力半減かもしれないが、飾り気の無い朴咄とした語り口は言葉は通じなくても胸に響くものがある。 
40年生まれ76年に35歳で自殺したフィル オクスと重なり感慨深いものがある。オクスの中でラファージという存在はどの様な位置を占めていたのであろうか?













5  LEONARD  COHEN / TORONTO RADIO BROADCAST 1988       17(EGG RAID)RAID 347


6  LEONARD  COHEN / WAITING FOR 
THE  MIRACLE       17(EGG RAID)RAID 346 

加、SSW、88年11月9日トロントマッセイホールでの公演と93年4月18日ロサンゼルス公演のラジオ放送音源が二枚同時リリース。
我が偉大なるグルーレナード コーエン、死後続々とリリースされる発掘ライブ音源を信者は只々拝聴するのみ。
88年にスタジオアルバム8作目「アイムユアマン」リリース後の地元カナダでの公演、オーディエンスの熱気がビンビンに伝わってくる貫禄のステージング、
ニューアルバム収録曲を中心に「バードオンワイアー」
「ジャンヌダルク」「スザンヌ」の代表曲を交えた構成でラストに次作のタイトルナンバーが収録されてるのが興味深い。92年に先の曲を冠した9作目のアルバム「フューチャー」をリリース、そのツアー直前のラジオ放送用パフォーマンス音源、中盤に「フューチャー」収録曲3曲を挟み「アイムユアマン」「バードオンワイアー」「シスターズオブマーシー」と名曲が続く終盤までコーエンの嗄れたヴォーカルが重厚に響く。
この後、恋人でもあったマネージャーの横領が発覚し裁判沙汰、法廷闘争となり、音楽活動は滞りアルバムの発売は9年後の01年、ワールドツアーは15年後の08年となる。
禅僧でもあり親日家で幾度となく来日したコーエンであるが、結局日本公演は実現しなかった、死ぬまでに観たいアーティストの二人の中の一人が消えてしまった。
残る一人は全く親日家でもないし、偏屈頑固親爺だから無理だろうな?