1  SANDY COAST / FROM THE STEREO WORKSHOP 13(KISMET)
KISCD 4040

蘭、サイケ、ポップス、オリジナルリリースは68年セカンド作。
我が国では70年代初頭に「恋はまぼろし」
「悲しみのフレンド」といったシングル盤がリリースされていたサンディコーストは61年に結成されたダッチロックシーンを代表するグループ。
本作はそこはかとない哀愁が漂うプロダクションの中、サイケ、アートロックの波を受けたプレプログレ的展開を見せる意欲作。オープニングのアーシーなブルースフィーリング、ライトなファンクナンバー、多彩な楽曲群、寺院の鐘音、レジのキャッシュ音、水音、赤ん坊の泣き声のSEや随所に配されたオーケストレーション、華麗なキーボードワーク、枯れたヴォーカル、サイケ、アートロックのテイストがまぶされたヨーロッパの郷愁が響く好盤!














2  DAVE LEWIS / AN INTRODUCTION 
     02(D.LLEWELLYN LEWIS)

英、SSW、4作目。
サイケ名盤アンドウェラズドリーム「ラブアンドポェトリー」、アンドウェラと改名しての「世紀末」「ピープルズピープル」の二枚のアルバムでの英国のアメリカンサウンドといえる燻し銀の音世界、デビッド ルイス名義でプロモ用?に少部数制作された英SSW至上の激レアファーストソロアルバムで知られるディヴ ルイスは知る人ぞ知る存在である。その後、70年代に二枚のソロアルバムをリリースしているが、米国にも同姓同名デビッド ルイス名義のSSWが存在した為、私的に混乱していた経緯が有り、デビッド?ディヴ?更にもう一人のデビッド?といまいちよく判らない状態であった。セカンドアルバムは英米でジャケ違いだったしね。
そして本作、前作より24年振りとなるアルバムも本盤を手にするまで全く知らなかった。全曲自作自演によるホームレコーディング的な内容であるが、宅録的な閉塞感は無い、洗練された都会的な雰囲気はフュージョン、AORにも通じるものがあり、前作の路線を踏襲したものであまり好みではない、しかし、随所に見られる英国的なメロデイはこの人のセンスで思わずにやりとさせられる。













3  ジョセ シッド 10,000光年の果て  (マーキー)9452 S LP 大CD

ポルトガル、プログレ、シンフォ、オリジナルリリースは78年何作目かは不明にボートラ1曲付。
ポルトガルというとヨーロッパ諸国の中でもロック不毛の地、単に知らないだけなのかもしれないが、隣国スペインの豊穣なシーンに比べると極端に見劣りする。プログレとなると
ペトラスカストラスのファースト73年作、サーガの唯一作76年、タントラのセカンド79年作が知られてる。そして本作、ポルトガルを代表する一枚で最も有名と云えるプログレアルバム。
ジョセ シッドはポルトガルロック黎明期の代表グループクアルテット1111を率いたポルトガル音楽シーンの大御所、多数のアルバムをリリースする国民的シンガー。本作は思いっきりプログレへとベクトルが向いた異色作、タントラのデビュー作、ペトラスカストラスは5年振りのセカンドとポルトガルロックシーンはプログレブーム?又、隣国スペインでフォークシンガーリュイス リャックが前年プログレ指向の大作をリリースしたのも刺激を受けたのかもしれない。
ジャケや貼付されたブックレットのイラストからも伺いしれる様に地球を脱出して宇宙へと新天地を求めるSF的ストーリーに基づいたコンセプト作、シッド操るムーグ、メロトロン、ハモンドオルガン、ピアノ等による多彩なキーボードワークにマイク サージャントの伸びやかな泣きのギターワークが心地良い一大シンフォ作でキャメルが引き合いに出されるのも納得の一枚!













4  DAVID GRAHAME / EMITT ROAD 
02(DOG TURNER)  CDR

米、SSW、パワポ、4作目。
ビートルズの遺伝子を受け継ぐ男、宅録界のポール マッカートニーの異名を持つパワポ系SSWのナイスガイデビッド グラハム。
先達となるエミット ローズとアビーロードを引っ掛けたタイトルに裸足ジャケとマッカートニー、ローズへのオマージュ溢れる愛すべき一枚、これだけで思わず微笑んでしまうのだが、ビートリッシュなメロディーにフックの効いたパワポサウンドがご機嫌なアルバム、但し歌ものパートに続いて収録されてる15曲のインストパートが頂けない。打ち込み主体の凡庸なハウス、アブストラクトなトラックがダラダラ続くどうでも良い内容、恐らくマッカートニー御大のファイヤーマンにインスピレーションを得たのかもしれないが、下らない事は真似しなくていいの、歌ものトラックだけ聴いてスルーだな。




















5  SOFT MACHINE / TANGLEWOOD 
TAILS 14(SECRET RECORDS LIMITED)SECDD 102 2CD 

英、サイケ、プログレ、63ー70レア音源集二枚組全23曲。
ソフトマシーン関連の発掘音源も色々リリースされていてなかなか追いつかないのだが、本作はカンタベリーの始祖ワイルドフラワーズに初期ソフトマシーンのレア音源を纏めたコンピ、ブライアン&ヒュー ホッパー、ロバート ワイアット、マイク ラトリッジによる63年のホームレコーディング、ワイアット、ラトリッジ、ケビン エイヤーズにデビッド アレンによる67年スタジオレコーディング、ラトリッジ、ワイアット、エイヤーズによる67-69年ライブレコーディングス、ラトリッジ、ワイアット、ヒューによる69年ライブレコーディングス、
ラトリッジ、ワイアット、ヒュー、エルトン ディーンによる70年4月26日ライブレコーディングスからなるレアトラック集。劣悪ブート並みの音質も含まれてるのでマニア向け。











6  IGGY POP / GET THE MONEY 
ブート

米、ロック、79ー93コンピ盤。
坂本龍一とのコラボシングル、シングルB面曲、「ゾンビーバードハウス」のボートラ曲、サントラ「ファイナルナイトメア」「アリゾナドリーム」収録曲、オムニバス収録曲、オーストラリアのEP収録曲、プロモ盤収録曲等、そこそこのレアトラックをあっちこっちから一纏めにしたブート盤、自分で編集するのは面倒臭い人向け?