9  WOODSTOCK WORKBAND / ARMED AND DENGEROUS (ZYX)
ESP 2010 2

米、ロック、ファンク、オリジナルリリースは78年唯一作?
先頃、死去したチャールズ マンソン、エリカ ポメランス、ブルース マッケイ、エド アスキュー、パールズビフォアスワイン、ランディ バーンズ、ファッグス、ゴッズ、クロマニヨンetcといったアシッドフォーク、カルトサイケの宝庫ESPからアルバムを出してるジェリー ムーアを中心とするファンクロックグループウッドストックワークバンドも同じくESPからのリリース。ジャケからは白黒混合バイカーグループといった趣き、ホーンセクションをフイチャーしたファンクジャズサウンド、ゴスペルに弛いグルーブがジワジワくるメロウチューン、ヒッピーサイケの残り香も感じるESPらしい面白グループ!













10  THE WAY WE LIVE / A CANDLE FOR JUDITH 93(REPERTOIR)REP 4356 WP

英、フォーク、ロック、ブルース、オリジナルリリースは71年唯一作。
原盤はジョン ピールのダンデライオンレーベル、ヴォーカル、ギター、ベース、キーボード担当のジョン ミルンとベース、パーカッション、キーボード、フルート担当のスティーブ クレイトンのデュオグループウェイウイリブ、サウンドは内省的でアコーステイックなフォークナンバーとブルージーでエレクトリックなロックナンバーに大分されるのだが、一筋縄ではいかないアングラ感とごった煮的なフィーリングが70年代初頭のいかがわしいロック臭プンプンで堪らない。ラーガフォークインストナンバーにアシッドフォーク、ストレンジなプログレッシブフォークパートが味わい深いのだが、ミルンの伸びやかなブルースギターの響きが心地良いブルースロックパートも素晴らしく聴き応え有り、翌72年にピールの助言でグループはトラクターと改名し、ブルースロックに比重を置いたアルバムをリリース、こちらもブリテイッシュロックファンには外せない名盤!













11  WOODEN HORSE / Ⅱ  00(ELEGY)E 570/1

英、フォーク、オリジナルリリースは73年セカンド最終作。
アナログ原盤はレアフォークの宝庫ヨークレーベル、中でも本作は発売直後に回収の憂き目にあい、メジャー系英フォーク屈指の激レア盤として知られてる。
スーザン トレイラー嬢にデビッド マティアにマルコム
ハリソンの三声の男女ヴォーカルを中心とした5人編成に、新たにドラム、管楽器奏者を加えた7人がクレジットされ、プロデュースにストローブスのトニー フーパーがあたり、前作よりややロック色を強めたサウンドとなってる。アメリカンフォークにも通じる爽やかでキャッチーな心地良さに覆われたフォークロックサウンドに、英国的叙情性溢れる田園木漏れ日に充ちたトワイライト感覚もバッチリ感じられる名作。
この後、スーザン トレイラーはケニー ヤングのアルバムに参加した縁でヤング、ハービー アームストロング、ピート ソリー等とフオックスを結成、ヌーシャ フオックスと改名する。










12  JAMES / HEY MA 08(FONTANA)1766565

英、NW、ギタポ、スタジオ10作目。
かつてはスミスのライバルと目されたジェイムス、スミス亡き後は英国の国民的グループとして、高い人気を誇るのだが、我が国での人気はさっぱり、ビューティフルサウスも同様。
前作リリース後にフロントマンティム ブースが脱退、ソロアルバムリリース、その後の動向が懸念されたが、ティムが復帰して6年降りにリリースされたのが本作、今やすっかりハゲ親爺と化したティムのキャラクターが肝なので、やはりこの人が居ないとジェイムスは成り立たない。
相変わらずのジェイムス節炸裂で悪くないがこれといったものが無い、アルバムは安く転がってるのでとりあえずは押さえる。










  今週は14枚ゲット!