1  WITTHUSER    &     WESTRUPP / LIVE    ' 68 - ' 73         99(ZYX)OHR 69002 2
   2CD
独、アシッドフォーク、クラウトロック、オリジナルリリースは73年通算5作目最終作となるライブ音源。
ジャーマンロック界の大物ロルフ ウイリッヒ カイザーが主宰したレーベル、オール、ピルツ、コズミッシュミュージックはジャーマンロックファンには避けては通れないレーベルで数多くの名作がリリースされてる。
その3レーベル全てからアルバムをリリースしたのが、ベルンド ヴィットウーザーとヴァルター ヴェストラップのデュオグループ、70年ヴィットウーザーのソロ名義でアルバムリリース、ヴェストラップも参加した縁でデュオ活動、71年デュオ名義での最初のアルバムリリース、ピルツに移籍し二枚のアルバムリリース、本作はコズミッシュよりリリースしたライブ盤、68年から73年まで彼等の集大成的アルバムで最終作、二人の生ギターによる弾き語りを中心にリコーダー、シンバルも加え、シリアスな雰囲気が漂うアシッドフォーク、ゲルマンの深い森を思わせる神秘的なサウンドが秀逸!
















2  HAWKS / DOWN    ON    MY    KNEES           92(TWANG)TCD 5897
独、ガレージ、パワポ、何作目かは不明。
本作はジャケ買い、レーベルはトワングでガレージ系だし、ジャケもいかにもだし、米国のどこぞの田舎のローカルバンドかと思いきやドイツのグループであった。  
リードヴォーカルとハープのヤン ハウックを中心とするグループ、キーボード奏者を含む5人編成、やさぐれたヴォーカルに唸るハモンド、荒々しいガレージサウンドが痛快!








3  RACING    CARS / BBC    RADIO   1 LIVE    IN    CONCERT          92(WINDSONG)WINCD 015
英、モダーンロック、パブ、77年録音ライブ音源。
ウェールズの伝説のグループストロベリーダストのヴォーカルガレス モーティマーとギターのグラハム ウィリアムスにキムラタズのドラマーロバート ワイルディングを中心に結成、76年から78年までに三枚のアルバムをリリース。本作は77年4月26日と10月13日パリスシアターの公演を収録したライブ盤。
三枚のアルバムはアナログ盤で所持してるが、渋いパブロックサウンドと洗練されたモダーンロックを融合させた様なプレNW的サウンドが持ち味のグループとの認識であったが、ここでは非常に洗練された落ち着いたサウンドで、このグループがしばしAORの棚にぶちこまれていても成る程納得の音ではある。
















4  CRIME   &   THE   CITY   SOLUTION
/ ROOM   OF   LIGHTS         (MUTE) CD STUMM 36
豪、NW、オリジナルリリースは86年ファースト作にボートラ6曲付。
サイモン ボニーを中心とするグループでニック ケイヴの弟分といった存在でヴォーカルはもろにケイヴ風で、メンバーはローランド ハワード、ミック 
ハーヴェイ、エピック サウンドトラックス、ハリー ハワードとケイヴ一派が固めてる。ボニーはケイヴみたく破天荒ではなく生真面目さが漂うのが特徴で、落ち着いたバースディパーテイといった趣きのクライム&ザシティソリュージョンはヴィム ベンダーズの「ベルリン天使の詩」でのライヴシーンで有名、兄貴のケイヴ&バッドシーズも出演していた。
本作はファーストフルアルバムで前年リリースされたミニLP「ジャストサウスオブヘブン」の6曲から5曲、12EP「ダンシングマン」から1曲と中途半端なボートラが付されてる。尺は全然余裕あるので全部収録して欲しかった。アナログで持ってるから良いけどね!
そう言えばローランド ハワードも亡くなってしまったね、もう随分経つけど、大好きなギタリストだった、ジーズイモータルソウルズ、ニッキー
 サドンとのデュオにリディア ランチとのコラボ、、、等が思い浮かぶ。










5  マーク スチュワート / キスザフユーチャー  05
(BEAT)BRSJ 113  デジパック スリップケース付
英、NW、ポストパンク、ベストコンピ盤全12曲。
まさかの再結成でアルバムリリースしたポップグループの中心人物マーク スチュワート、NWシーン最高のカリスマアーティストの初のベストコンピでこれまでのキャリアを総括するポップグループ時代の3曲に新たに新曲3曲も収録した単なるベストに終わらない重要なアルバム。
79年「Y」、80年「ハウマッチアロンガー」、衝撃的なジャケアートも含め、この二枚のアルバムの元祖オルタナといえる革新的なサウンドはNW小僧の脳天を直撃し、以降NWの深い闇の世界に入り込み現在も迷子状態で彷徨している。ソロに転じてからもその先鋭性、革新性は鋭さを増し、クリエイションレベルのメンバーを中心とするマフィアを率いてのダブを大胆にミクスチャーした音響処理はブリストル音響派の礎となるもので、その圧倒的な存在感は他の追従を許さない。
マークのアジテートするヴォーカルが最高!