1  SPILVERK   PJODANNA / ISLAND
99(SPOR)STCD 026
アイスランド、フォーク、ロック、オリジナルリリースは78年5作目。
当ブログでは4枚のアルバムを取り上げているが、5作目の本作に80年にもう一枚、更に97年に再結成盤?もリリースされてるみたいだ。ファースト、セカンドは英詞によるフォーク、トラッド色強い音世界で、アイスランド語で歌い始めたサード作よりバラエティーに富んだニッチポップなサウンドはアイスランドのスタクリッジとの異名を持つ。タイトルにジャケが母国愛に充ちたアルバムでオープニングはレイキャビクと歌われるほのぼのとした雰囲気、ノスタルジックでひねりのあるポップミュージック、美しい女性ヴォーカルもの、アイスランド語の語感、ちょい不思議感入ったモダーンロックの好盤!
















2  ANA   Y   JAIME / ES   LARGO    EL
CAMINO          (EL DISCO ES CULTURA)
AMORT 002
コロンビア、サイケ、ポップス、オリジナルリリースは69年ファースト作。
15才と17才のヤングカップルによるデュオグループの初々しさとイノセントな響きに溢れたファーストアルバム、時にファズをかましたファジーなギターにたなびくオルガンが南米の鄙びた雰囲気を醸し出すガレージサイケ歌謡、心浮き浮きのラテンダンス歌謡にプロテストフォークナンバー、全体に漂う哀愁が郷愁を生むどっかしら懐かしい音世界、瑞々しいヴォーカルが何とも微笑ましい、若さ故の無垢さが眩しい一枚!












3  CREAM / BBC    SESSIONS          03
(PORYDOR)B0000069 02
英、ロック、ブルース、66ー68ライブ音源集。
英国の国営放送BBCで放送された番組7編のソースからなるライブ音源集。時系列に沿った編集、BBCのライブ音源は数多くのアーティストがリリースされてるが、スタジオライブノーオーディエンス、番組MC、DJのしゃべくり、インタビュー等が随所に挟み込まれライブの醍醐味を削いであまり好みではない、本作も全くそうで演奏盛り上がって来たところでしゃべくられるとクールダウンしてしまう。時系列に沿った編集、曲がだぶらない選曲(本作は1曲のみステッペンアウトがたぶり)は良いのだが、総じてクオリティーは低い、観客無しのスタジオライブでは演者も乗れないのはしょうがない。しかし、資料的価値は高いアルバム、ファンは押さえときましょう!?







4  SUGARLOAF / BEST    OF           93
(CURB)D2 77597
米、ロック、70ー71ベストコンピ盤全9曲。
後にソロシンガーとしてAORシーンで活躍するジェリー コルベッタ、再結成フォーシーズンズにも参加した実力者が在籍していたグループシュガーローフは4枚のアルバムをリリース、本作はリバティーレーベルからリリースされたファースト、セカンドから選曲されたベスト盤で、ヒットシングルナンバー「グリーンアイドレディー」、「ドントコールアス、ウェルコールユー」収録。
コルベッタの巧みなキーボードワークを軸とした渋い音楽性、バッハの「トッカータとフーガ」を引用したハモンドがうねる9分越えのグルービーチューン、
ジャージーに時にプログレッシブに迫り来る展開が聴き応え充分、コルベッタ絡みという事でスルーしていたが、これは良い!


















5  AKA / HARD    BEAT           11(STRAWBERRY RAIN)SR 001        ペーパースリーブ
インドネシア、ハード、サイケ、ベストコンビ盤全15曲。
本盤は以前紹介済み、だぶり買いというわけ、枚数合わせの為、別物かと思って入手したが全く同じアイテムであった。コレクターあるある?
東南アジアで高い人気を誇るグループで10数枚のアルバムをリリース、ハードロックファンにはお馴染みのグループらしいが、CD化されるまでは全く未知のグループであった、ハードロック系には疎く、欧米以外のグループというとお手上げ状態。AKAは所謂大衆グループでハードロックから歌謡ポップス、哀愁バラッド系まで手掛けていて、本作はハード系のナンバーに焦点を絞ったコンピで、徹頭徹尾痛快なハードロックが堪能出来る。欧米ハードロックのメジャー処からの影響は顕著でそこに東南アジア的土着感が滲むという親しみ易さが良い、元来キンキン声のシャウターヴォーカル系が苦手でHR、HM系忌避の要因なのだが、近年耐性が付いたのか、あまり気にならなくなった、今回結構面白く聴けた。