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7 LOS GATOS/LA BALSA (PAGINA)12
アルゼンチン、サイケ、ガレージ、オリジナルリリースは67年ファースト作にボートラ2曲付。
アルゼンチンロック界の重鎮リト ネビア率いた伝説のガレージ、ビートグループ、ロスガトスサルベヘスがロスガトスと改名してのファースト作。ブリテイッシュインベンションの影響色濃いのだが、安易にカバーに流れる事なく、全曲オリジナルで勝負してるのが偉い、1曲を除いてリト ネビア作、高いソングライティング能力は瞠目に価する。鄙びたオルガン、ピアノにカッテイングギター、弾むリズム隊、明朗なヴォーカル、ハーモニーに南米らしい哀愁が漂うビートサイケポップスナンバーがご機嫌!




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8 LEONARD COHEN/SONGS OF LEONARD COHEN 07(SONY)8 8697 04742 2 デジパック
加、フォーク、SSW、オリジナルリリースは67年ファースト作にボートラ2曲付。
レナード コーエンが亡くなった、82歳 、現役最年長ロッカーとしてまだまだ頑張って欲しかった。詩人、小説家として既に名声を得ていたコーエンが、SSWとしてデビューしたのは30過ぎであった、SSW、シンガー、パフォーマーとしても卓越した才能を持った真の天才であった、、、哀悼。
未聴の山からコーエンを聴く。一体何アイテム目になるだろうか、国内に米盤アナログ、プラケ、紙に本作CD、コーエンに関しては単にミーハーなのでしようがない?
「シスターズオブマーシー」「ソーロングマリアンヌ」「ゼイザッツノーウェイトウセイグッドバイ」の流れはいつ聴いてもゾクゾクする。今年7月にマリアンヌが亡くなった、そしてコーエンが、、、




9 ベアフットジェリー/キーズトウザカントリー・ベアフッテイン 97(MSI)MSIG0293
米、カントリー、ロック、オリジナルリリースは75年5作目と76年6作目最終作の2イン1仕様盤。
ナッシュビルの凄腕セッションメンによって結成されたエリアコード615はエリアコード一派とも称され、マスルショールズともリンクし、米音楽シーンの屋台骨を支えた重要なミュージシャン揃いであった。ベアフットジェリーはウェイン モスを中心に始動、カントリーを基調としたアメリカンミュージックの真髄、楽しさを伝えてくれる。




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10 SPECTRUM MURTCEPS/GHOSTS:POST-TERMINAL REFLECTION (RAVEN)RVCD18
豪、プログレ、71-74ベストコンピ盤全13曲。
スペクトラムと別ユニットマートセプスのベストコンピ盤。冒頭ナンバーはオムニバス盤収録のレアトラックで、カントリー、スワンプ調ナンバーに呆気に取られるが、シングルトラックに続く71年作ファースト「スペクトラムパートワン」、72年セカンド「マイルサーゴ」はどちらも当ブログで紹介済み、カンタベリー派にも通じるオルガンプログレ、ジャズロックサウンドでスペクトラムの真価を感じる事が出来る、ハーモニカ、リコーダーの味付けが良い。最後にマートセプス、スペクトラムの綴りを逆にしたもので、恐らくお遊び的なユニット、ややスワンピーな色彩を帯びた美メロが良い、単体でのCD化を望む。




11 V.A/マルグリット デュラスに捧ぐ (オーマガトキ)SC1109
英、ベルギー、NW、オリジナルリリースは85年、ベルギーのレデスクドクレプスキュールレーベルの企画アルバム。
仏女流作家、詩人、映画監督マルグリット デュラスに捧げられたアルバムでスキッズ、アーモリーショーのリチャード ジョブソンの朗読を中心に、ピアノでヴァージニア アストリー、セシル ブリュイノー、タキシードムーンのブレイン レイニンガー(ヴァイオリン)、スティーヴン ブラウン(クラリネット他)、ドルッテイコラムが参加。
ヴィニ ライリーの特徴的なギターの音色、クラシカルなピアノ、静謐な音の中、ジョブソンのトーキングヴォーカル調の朗読が演劇的でクレプスキュールらしい美しいアルバム!




12 MICK HARVEY/PINK ELEPHANTS 97(MUTE)MUTE9036 2
豪、NW、セカンド作、カバー集。
ゲーンズブル狂ミック ハーヴェイ、前作に続きゲーンズブルカバー集第二段、バースディパーティー、バッドシーズとニック ケイヴの片腕的存在、ケイヴファミリーの番頭として活躍。
二枚連続のゲーンズブル英詞カバー、一曲親分ケイヴに姉御アニタ レーンの「ジュテーム」、見事にはまり役、レーンは続く「メロディネルソンのバラッド」でハーヴェイとデュエット。ハーヴェイの歌は声量乏しく下手なんだけど、ゲーンズブルへの深いリスペクトを感じる好盤。