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1 SWINGING BLUE JEANS/DON'T MAKE ME OVER 98(ROCK IN BEAT)RB030 CDR
英、ビート、オリジナルリリースは66年セカンド最終作にボートラ19曲付。
カナダのみでリリースされ短期間流通したのみで回収されたという幻のアルバム、大量のボートラ付きの嬉しいCD化、ドイツのロックインビートレコーズ、怪しいレーベルだがマニアックなブツをリリースしていて有り難いがCDRなのが難。ブルージーンズといえば代表曲「ヒッピーヒッビーシェイク」のイメージで荒々しいビートサウンドの印象だが、実は端正なマージービートを聴かせる実力派グループ、本作には元エスコーツのテリー シルベスターが参加、この後ホリーズに加入、ソロアルバムはSSW系ソフロ名盤として有名。そのテリーがリードヴォーカルを取るナンバーも収録されたハーモニーポップな好盤!
ボートラはシングル曲を中心に未発表曲5曲収録。




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2 LAST STRAW/ALONE ON A STONE 94(KISSHNG SPELL)KSCD9591
英、サイケ、ハード、73ー76発掘音源集。
超マニアックな音源を続々リリースするマニア御用達レーベルキッシングスペルから幻のグループラストストロウの激レア音源。恐らく78年のシングル盤しかリリースされてないグループ、ツインリードにキーボード、プログレッシヴなハードサイケサウンドを聴かせる5人組、籠った音質にアングラ臭プンプンのサウンド、のっけから10分超の大曲、下手っぴなヘロヘロヴォーカルには脱力させられるが、スペーシーなキーボード、流麗なツインリード、時にエキセントリックに畳みかける展開にはニャリとさせられる。演奏始め全体に漂うB級感がアングラファンには堪らない!




3 MOVE/THE EARLY YEARS 92(DOJO)EARLD7
英、サイケポップ、初期コンピ盤全20曲。
奇才ロイ ウッド率いたムーブのコンピ、見掛けるとつい入手してしまう、本作で何アイテム目だろうか?シングル曲を中心とした編集、ラストの1曲を除き全てロイのペンによる、ロイ ウッドの天才的ポップクリエイター振りが堪能出来る名曲の数々。そして残りの一曲がジェフ リン作のヘビーな名曲「ホワット」、堪りません。類は友を呼ぶ、そして両雄並び立たず?




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4 HIGH TIDE/PRECIOUS CARGO 89(COBRA)003
英、サイケ、ハード、70年録音蔵出し音源。
リバティからの二枚の傑作アルバムで知られるハイタイド、元ミスアンダーストウッドの変態ギタリストトニー ヒルとサードイャーバンド、ホークウィンドの変態ヴァイオリニストサイモン ハウスを中心とするグループ。本作は80年代末にリリースされた三枚の未発表音源の1つでサードアルバム用のスタジオセッション、前二作に比して大人しめ、ヒル、ハウスのバトルがチロチロ妖しい情念の炎を生み、狂気がじわじわと沁みてくる怪作!
この発掘リリースを幾にヒルはハイタイドを再結成、90年代に三枚のアルバムリリース。




5 SMALL FACES/FROM THE BEGINNING 12(DECCA)278 134 1 2CD デジパック
英、ビート、モッズ、オリジナルリリースは67年セカンド作の二枚組デラックスエディション盤。一枚目はアルバム収録モノヴァージヨンにボートラ5曲付。二枚目は別ミックス、別ヴァージヨン等レアトラック集。
アイドル路線を嫌いイミディエイトに移籍してしまった為にレーベルが勝手にリリースした作品、シングル曲を中心にアウトテイク等で構成された編集盤的内容、ファーストと重複する曲も含まれた初期のベスト盤的側面を持つアルバム、名曲「オールオアナッシング」収録。ジャケもファーストの別ショットだし、いかにもレーベル側のやっつけ仕事だが、優れた楽曲と勢いのある演奏が本作をブリティッシュビートを代表する一枚たらしめてるのは、4人の若きモッズ野郎による音楽への情熱が生んだスモールフェイセズというグループが本物という証であろう、その事はすぐにイミディエイトがらリリースされた二枚のアルバムが実証している。