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1 NAZZ/NAZZ NAZZ INCLUDING NAZZ 3 THE FUNGO BAT SESSIONS 06(CASTLE)CMEDD866 2CD
米、ロック、パワポ、オリジナルリリースは69年セカンド作と70年サード作のカップリング二枚組。一枚目はセカンド「ナッズナッズ」にボートラ7曲付。二枚目はサード「ナッズスリー」にボートラ11曲付。当初二作目は「ファンゴバット」という二枚組でリリースされる予定であったが、結局一枚ものとしてリリースされ、トッドは脱退する事となる。ラスト作となったサードは前作に収録されなかった曲を中心に構成された、いわば没トラック集みたいなもの。とはいえ、元々は二枚組として構想されたもので、トッド主導の下に制作が進められたもの、クオリティは高い。ボートラにはトッドヴォーカルヴァージョンも収録され、トッドソロ作に通じる内省的なSSW作風で興味深い。




2 CHILLS/SOMEWHERE BEAUTIFUL 13(FIRE)FIRECD298 ペーパースリーブ
NZ、NW、ギタポ、何作目かは不明、ライブ音源。
近年音沙汰無く、知らないだけかもしれないが、とっくに解散したと思ってた、本作も知ってる曲もあるし、ベスト盤と思い手を出すと、11年大晦日のプライベートパーティーでのライブ音源でびっくり。一時期は我が国でも新譜がリリースされていてそれなりに注目されてたグループ、メイヨ トンプソンがプロデュースしてたしね。NZのロックシーンといっても馴染みが薄く、スプリットエンズに派生グループのクラウデッドハウスが有名処、コアなサイケファンにはヒューマンインスクテッドにジェシーハーパー、NWファンには本グループにクリーン辺りかな?
パーティーライブという事でリラックスした雰囲気の中、こなれた演奏が心地よい、OZの後期トリフィズをも思わせてなかなか良い!スタジオ盤も聴きたい!




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3 VIVA/AUTOMOVILE DOWNTAIRS (ESSENTIAL MEDIA GROUP) CDR
米、フォークロック、オリジナルリリースは77年唯一作?
カナダ出身のコンポーザー プロデューサーのジョニー キッチンは60年~70年代にかけて架空のグループをでっち上げ、多数のアルバムを乱発、税金対策の一環であった為、直ぐに廃盤、原盤はレア、タイガーリリーレーベルみたいなものかな、その中でもクレイジーピープル、ブルートレインはサイケファンに人気、ジャンルは様々でその時代のトレンドに合わせ、無節操に連発、というわけで広範囲な音楽素養を持ち合わせたなかなかなアーティストともいえる。広大なアメリカには変なアーティストがわんさかいてわくわくさせられる。あのルー リードやジョン ケイルも若かりし頃、ピックウィックという廉価盤専門レーベルでいんちき音源?をリリースしていた。ヴェルベッツという真っ当な?ロックグループを結成していなければ、、、
さて本作は取り立てて特色の無いフォークロック、収録時間25分にも充たないやる気のなさ(笑)。




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4 ROB JO STAR BAND 13(BORN BAD)BB052
仏、アシッドサイケ、オリジナルリリースは75年自主制作唯一作にボートラ2曲付。
この何ともなジャケにまず惹きつけられる、何かあるなと(笑)?いかれぽんちなフレンチ野郎によるぶっ飛んだ一枚。ストージーズミーツシルバーアップルズミーツピエールアンリミーツヴェルベットアンダーグラウンドとも評されてる。ストージーズ風アッパーなガレージサウンドに意表をつく奇妙な電子音が脳髄をビリビリと刺激する、強烈なアングラ臭とチープなやさぐれ感がナスティーなアングラサイケ!変てこサウンド好きにお薦め!