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11 ガスリートーマス/バッファロー 01(スライスオブライフ)SLCD1004
米、フォーク、SSW、オリジナルリリースは83年。
ガスリーといえばキャピトルから出た2作が有名でアナログ時代愛聴した、ノスタルジックなポップフィーリングが漂ってて聴く程に味わいが増す名盤で、以前VIVIDから2イン1仕様でCD化されたが、今ではプレミア付き。キャピトル以前にガスリーは2枚のプライベートプレス盤もリリースしており、オリジナルアナログは超レアで拝む事すら出来なかったが、我が国にて2枚組仕様の紙ジャケにてCD化、快挙!
さて本作はシンプルな素描同様、ギター一本で綴られていくガスリーのプライベート色濃い作品、滋味深いヴォーカルが生々しく響く!



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12 SHAG 05(GEAR FAB)GF216
米、サイケ、オリジナルリリースは69年唯一作。
フルート、サックス、管楽器を大胆にフューチャーしたブラスロック的展開に、メンバー全員が打楽器を手掛けるダイナミックさにパワフルなヴォーカル、躍動感溢れるサウンドは格好良し!
全7曲30分に満たない収録時間ではあっという間、もっともっとという気になる!



13 PORT O'BRIEN/THE WIND AND THE SWELL 07(AMERICAN DUST)DAD103
米、ポストロック、ファースト作。
ややうるさいオープニングに意表つかれるが、後は思った通りのうたものポストロック、これといったものに欠ける凡庸さも今日的といえるかもしれない。



14 TEENAGE FANCLUB/DEEP FRIED FANCLUB 03(FIRE)SFIRE017CD
英、ギタポ、オリジナルリリースは95年コンピ盤全12曲。
初期シングルを中心に編纂、「ゴッドノウズイッツトゥルー」「ソーファーゴーン」といった代表曲に、ビートルズ、ニールヤング、アレックスチルトン、ビートハプニング!のカバー収録。
プロデュースの大半をボール、ガムボール、ベルベットモンキーズのドンフレミングが手掛けてる。
今どうしてるんだろう?



15 MICHAEL CARPENTER/ROLLING BALL 04(NOTLAME)NL100
豪、パワポ、6作目。
パワポファンにはお馴染みのマイケルカーペンター、ほとんどの演奏を手掛けるマルチプレーヤーでプロデュース業も手掛ける才人!
甘酸っぱいヴォーカル、フックのあるメロディー、爽やかなコーラスハーモニー、どこを切っても典型的パワポサウンド!
前に取り上げたデビッドグレアムをメジャーにした感じ。



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16 TASTE OF BLUES/SCHIZOFRENIA 10(TRANSUBSTANS)TRANS027
スウェーデン、サイケ、オリジナルリリースは69年唯一作。
黒人シンガードンワシントンをフューチャーしたティストオブブルース、同時代の同じく黒人シンガーが率いたキングジョージディスカバリーとは違いゲスト的な扱いか、ジャケにはグループ名の後にウイズドンワシントンと記してある。さぞかしパワフルなヴォーカルを披露してくれるかと思いきや、グループ名の如くブルースティストな歌唱で迫力は無い。私的にソウルフルにぐいぐい来られるのは苦手なので丁度良い、それに全編に渡ってフューチャーされてるわけではない。
ドン歌唱のブルージーサイケサウンドにサックス、フルート、チープなオルガンメインのグルービーなモンドインスト、ストレンジなエレクトロSE、更に
メロウでドリーミーな雰囲気に、フリークアウトしたアングラ感漂うあたりも、まさに60年代末期の混沌とした空気を伝えていて興味深い!
先々週に取り上げたハンドグジョルトも良かったし、スウェーデン侮れず!





今週は25枚ゲット、連れと一緒に回った楽しい猟盤であった、お互いに刺激しあい新たな知識も得る事が出来た、感謝!
今月末に一緒に回るけど爆発しそうな予感?!