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1 NEW WAVE/LITTLE DREAMS:THE CANTERBURY RECORDINGS 11(NOW SOUNDS)CRNOW26
米、ソフロ、オリジナルリリースは67年唯一作、ステレオ、モノの両ヴァージョンにボートラ5曲付きのコンプリート?盤。
僅か3枚のカタログを残すのみのカンタベリーレーベル、イエローバルーン、リサミラーに次いで遂に嬉しいCD化!
このグループに関しては筋金入りのNWファンだった20年位前、アナログ見掛けニューウェーブというネーミングに魅せられ手にするも、裏ジャケの垢抜けないルックスにNWじゃない(笑)とスルー、次に見掛けた時はVANDAのソフロ本に取り上げられ、プレミアアイテムと化し手が出せなかった、漸くCD化にて入手する事が出来た。
トミーアンドレとレイドキングによる男性デュオ、1曲のカバー除きソングライティングも手掛ける若き才能、プロデュースはレーベルオーナーのケンハンドラー、アレンジャーにジーンペイジ、バックにハルブレイン、キャロルケイにロンカーター、マイクポスト、ヴァンダイクパークスらといった布陣で奏でる究極のソフロワールド!
ジャージーで陰りあるフォーキーサウンドに流麗なストリングス、ピアノにハープシコード、ヴァイブにオーボエ、ヴァイオリンが彩りを添える室内楽的アンサンブルに、呟くようなヴォーカル、儚げなハーモニー、そこはかとなく漂うアシッド感、メロウサイケファンにも楽しめる一枚!
あの時、アナログを~という気に、というか今となればそんなの何十枚もある?!


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2 BANANA SLUG STRING BAND/DIRT MADE MY LUNCH 89(SLUG MUSIC)
米、フォークロック、カントリー、何作目かは不明。
スティーブゥ゙ァンザントといっても、もちろんマイアミスティーブンとは別人、こちらはソーラースティーブを中心とする4人組で、キーボードにギターのゲストが二人。そしてチルドレンコーラス隊にローターマン家族のコーラスに3人の女性からなるコーラス隊が、曲毎にフューチャーされ和やかでアットホームな雰囲気のカントリータッチのフォークロックが閑かにユーモラスに奏でられる。
日頃あくせく何かと忙しい我が身、たまにはのんびりしたいものだと、本作を聴きながら思う!



3 TRIO/DA DA DA (SPECTRUM)552 744 2
独、NW、コンピ盤全14曲。
ノイエドイッチェビレ最大?のヒット曲「ダーダーダー」、欧米でヒットを記録した、一度聴いたら耳について離れない変てこポップス、やる気のないヴォーカル、おもちゃみたいなピコピコシンセ音、安っぽいギターにドラム、何とも人を食ったいかした三人組、バンド名もまんまのトリオ!こいつらとにかく最高!
確か我が国のCMでもパクられてたと思う?
他にも「アナ」「サビンサビンサビン」といった名曲?収録、良い!



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4 MICHAEL YONKERS BAND/UNBROKEN 07(GO JOHNNY GO)GJG013
米、サイケ、何作目かは不明。近年はブラインドシェイクとの活動でも知られるヨンカース、本グループはジェドマヒュー、ディーンウィトモアによるスリーピースユニット!フリーキー、ノイジーに不協和音を撒き散らし炸裂するヨンカースのギターがただただカッコイイ!
リッター、ライトニングの伝説のギタリストジップカプランが一曲ゲスト参加!



5 GORKY'S ZYGOTIC MYNCI/TATAY 94(ANKST)047
英、ウェールズ、NW、サイケポップ、セカンド作。
06年に解散したゴーキーズの初期作品、奇妙なサイケデリック感覚に充ちたジャケ、裏にはバナナが散りばらまかれてる。60年代以降のあらゆるロックサウンドの影響を受けてると公言するグループ、本作ではカンタベリーミュージックの影響色濃く、特に初期ソフトマシーン、そのものずばりケビンエャーズなる曲もあり、ロバートワイアットの珠玉の名曲「オーキャロライン」のカバーもありで捻れたサイケミュージックをぶちまける。
英語とウェールズ語をちゃんぽんにした歌詞も摩訶不思議度を深めてる。