2020年7月にブログに書いた近況・心境を読み返してみた。
『多趣味な自分だが、幸いあまりおカネのかかる趣味はほとんどない。
車やカメラは疾(とう)の昔にやめてしまい、オーディオや盆栽の趣味もない。
移動やグッズにおカネのかかるアウトドア(キャンプ、クルマ旅、トレッキング、バードウォッチング)は、興味も薄れて10年以上前にほぼ引退した。
目下の趣味はテニス、サイクリング、ガーデニング、クワガタムシくらいで、どれもあまりおカネがかからない。以下割愛』
果たして3年半で、現状はさらに大きく変わりました。
まず、健康への興味・関心は完全に崩壊し、糖質制限や少食生活は挫折して食生活が破綻しました。
活動面では、晩秋に腰痛(坐骨神経痛)が慢性化し、ラクナ梗塞(軽めの脳梗塞)の後遺症からサイクリングもしなくなり、週2回通っていたテニススクールも1回に減って散歩の頻度も長さも激減しました。
その結果、1年間で体重3kg体脂肪率3%ほど増えてしまいました。
脂肪が3kg近く増えたということは、それだけ多くの脂肪毒も発生しているはずで、血圧&腎機能ともに悪化しています。
大学時代の同級生が透析後に急変して昨暮に亡くなっているのに、友の教訓を活かして更生することもなく自分の健康度が阻害されるに至るなんて、彼にあの世で馬鹿野郎と罵倒されていることでしょう。
そういうわけで、テニスもサイクリングも縁が浅くなり、バラや高麗芝、クワガタの世話も疎かになって、自分の興味の対象は、専ら鉄道模型に向かうことになりました。
ついに妻も黙っていられなくなり、とくに生き物の命を粗末にすることは許せないみたいで、もうクワガタを増やすことは禁止となりました。
当然ですね!
ミヤマクワガタは72mmの繁殖♂一匹だけとなり、越冬中のオオクワガタ夫婦も安否確認できておらず、コクワ夫婦だけは元気で幼虫を5匹産んでいました。
ミヤマの繁殖には手が掛かるし、成虫も幼虫も温度管理が大変で、そもそも涼しい山にいるミヤマクワガタを暑い東京周辺で飼育することは虫にとっても幸せではないはず。
オオクワも温度管理こそ容易ですが、繁殖には手間もコストもかかるし、もうクワガタの繁殖はコクワだけに限ろうと思っています(何もいないとやはり寂しいので!)。
クワガタ趣味はどこかで続けていたいので、今後は生体の飼育ではなく、主に冷房飼育鑑賞ケースや標本のジオラマ製作に転向しようかと思います。
これは鉄道趣味にも同じ要素があり、レイアウトを走らせる”電車ごっこ”も楽しいけど、ジオラマ製作にも興味を惹かれるので、作品を販売する目的ではなく、自分のお気に入り車両の展示のためにちょっと齧りたいと思っています。
販売目的でなければ上手く作れなくてもストレスにはなりにくいだろうし、趣味のひとつとして純粋に楽しめるのではと期待しています。
動植物のように管理が出来なくて命を粗末に扱うようなこともなく、数さえ増やさなければ妻をイライラさせることも少ないのではと!
子どもの好きなブーブにクワガタ、そして今度は電車ですが、そんな退行現象のような還暦過ぎてからの興味ですが(他人が見れば幼稚な爺だと思うでしょうが!)、新しいことにワクワクして、手先を動かすことになる趣味が、少しでも老化防止に繋がればと期待しています。
とはいえ始めればいろいろ集めたくなるのがこの手の趣味なので、何時も年金暮らしだという自覚を忘れないよう言い聞かせなくてはなりませんね!