大学時代のゼミ友から、同期のT君が急逝した旨の連絡が入り驚きました。
透析治療からの帰りに急変し、そのまま帰らぬ人となったそうです。
T君は同期では最年少で、生まれた年も同じ。
滅多に会うことはなかったけど、毎年の賀状交換とSNSでのやりとりでお互い近況は把握していたので、最近までゴルフをしたり夫婦で観光・観劇を楽しんでおり、定年後を大いに謳歌しているとばかり思っていました。
同世代の友人知人で自分の近いところで不幸があったのは久しく、享年33歳でガンで亡くなった親友のA君、まだ40代で心筋梗塞で他界した前職の同僚以来のこと。
昔からスキーの上手い活動的な奴でしたが、あの元気なT君が透析していたなんて知りませんでした。
自分も後4年もしたらいよいよ70代。
きっと自分が知らないだけで、小中高時代の同級生でも亡くなっている人は何人かいるでしょう。
20代の頃から高血圧で、動脈もかなり傷んできているはず。
脳梗塞も経験していますが、同世代で活動的にテニスを続けている至って健康そうに見える人たちの中にも、T君のように人知れず健康問題を抱えているひともいるかもしれません。
自分もその一人です。
健康そうに見える他人を羨んでみても、それは愚というものですね。
いつ「えっ、あの人が!?」なんて言われないとも限らないけど、理想的な食生活を送れば誰もが丈夫で長生きするかといえば、それでも平均寿命より早く亡くなる人もいれば、大酒飲みのヘビースモーカーが百歳を超えてピンピンしていることもある。
それがひとの寿命であり、同じことをしていても寿命なんて人それぞれ。
だから刹那的に生きていいというわけではなく、健康に長生きできる可能性は、けっして遺伝形質だけに依存しているわけじゃないし、それなりに食生活や運動習慣に影響されるはず。
国木田独歩の言葉が、思い浮かびます。
「たとえ人生を棒に振っても、一日一日を有意義に過ごしたい」
糖質制限が徹底できなくなり、血圧もきちんと管理できなくなってきた最近。
半年前と比べて、健康状態は改善どころか低下していると思います。
病床に伏していよいよ先が見えた時に後悔して慌ててみても、時すでに遅し。
そんな最後の後悔だけはしたくないものです。
もう何度かイエローカードをもらっていますが、次にもらうときはいよいよレッドカードかもしれないしね。