全米オープンテニス男子四回戦をWOWOWを観戦していたときのこと。

 

キリオスの相手は聞いたことのないスペイン選手だったけど、ぱっと見これはキリウスで決まりだな、なんて思ったんですが、いやいや回を重ねるうちに動きの速さや正確でパワフルなショットなど、タダ者ではない雰囲気が右肩あがりで増し、今世界が注目している新鋭だということを知ったわけです。

 

そして一昨日の準々決勝でヤニック・シラーを5時間半の死闘で下し、もしかすると優勝してしまうかもしれないなんて本気で思うようになったところ、今日の準決勝では、ナダルを破った24歳のフランシス・ティアフォー(24歳アメリカ)を6-7(6-8)、6-3、6-1、6-7(5-7)、6-3で退け、見事決勝に進出してしまった。

 

それが、カルロス・アルカラス、19歳(右打ち両手バックハンド)。

 

とにかく足が速く、決まったと思う相手のショットがことごとく返され(しかもエースで!)、とんでもない選手が出て来たものだと驚きました。

 

こんな横っ飛びで相手のエースを何度も防いできた!

 

往年の王者ジョン・マッケンローも、アルカラスはすぐにチャンピオンになる選手と評していて、実際今回の全米後にランキングもナンバーワンになる可能性が高い。(十代初?)

 

ゲームを観ていてこんなにシビレる、夢中になれる選手も少ないけど、強いだけでなくコートマナーも大変良いらしく、自分の中ではチチパスと並ぶ推しの筆頭となりました。

 

チチパスも強いしプレースタイルやルックスなどトップスターとして申し分ないけど、アルカラスは19歳にしてメンタルは鉄壁で完成されているというか、とにかく惚れ惚れするような選手です。

 

ネットに攻めるシラーの強打を背面ショットで返し、バックのパスで返り討ちにしたところなど、解説者も「信じられない反撃」なんて言っていたけど、運動神経というかアスリート能力がダントツに抜きんでているんでしょうね。

 

ジョコやメドベが強いといっても、ここまで超人的な(運動能力の)アルカラスは次元が違うようです。

 

 

人気が出ないはずはありませんが、これからも目の離せない、今後もぜひ応援していきたい楽しみな選手です!