デザインに一目惚れし、いつか人生最後の愛車に迎えたいと思っていた「ロメオのジュリエッタ」が、我が家にやって来て2ヶ月弱。

 

500km少し走ったところです。

こんなファンタジックというか乙女チックな名前の小洒落たクルマは、前期高齢者の爺さんが乗るにはかなり小っ恥ずかしいものがあるけど、惚れちまったんだから仕方ない!

貯金も心もとなくなって致命的な故障も許されない状況なれど、そこは陽気なイタリア人よろしく「なんとかなるべ!」と、このイタリア娘と心中する覚悟で迎え入れたんです(汗)。


7年落ち1.4L170馬力のダウンサイジングターボ(グレードはスポルティーバ)ですが、固めの足にアルファTCT(デュアルクラッチのAT)の出来なんかも悪くなく、TEZZO?のマフラーに替えてあったのでパワーはなくてもエンジンフィールや排気音もゴキゲン!

シャシー剛性が高いのは運転すればよく分かり、所有してきた車の中でもナンバーワン。

FFだしカックンブレーキに馴れは要るけど、テクニックもなくて全く操れなかったロータス・エスプリより安心して気持ち良くコーナーリングできるし、運転しても楽しいジュリエッタです。

何度も振り返らないと駐車場を後に出来ない悩ましいルックスは、このデザインだけで利益の半分は稼いでいると言われても納得できるほど秀逸で、特にセクシーでグラマラスな斜め後ろ姿は、眺めているだけで缶ビールを3本は空けられそう!

はい、私にとってジュリエッタはデザインがすべてで、他のことはどうでもいいと思えるクルマです。



サイドスカートにドルフィンアンテナ、ドアミラー、リアデフューザーなどが黒に塗装されていたけど、リップスポイラーは装着されていなかったのでカーボンリップを自分で追加したところ、バランスが良くなってさらに男前になりました。

カーボン模様のよれた訳アリ品でしたが、遠目に粗は目立ちません。


それより想定外だったのが、前オーナーがサイドバイザーを装着していたこと。

ジュリエッタのデザインのお気に入りの一つが、ルーフに向かって絞り込まれたサイドウィンドーのラウンド形状にあったのに、4枚のバイザーがその見た目をぶち壊していたんです。

このサイドの絞り込みとキャラクターラインがデザインのウリだったのに。。。



数年間両面テープで圧着されていたので、外せばBピラーの樹脂とステンレスモールに跡が残るのは間違いなく、板金屋も勧めないとか。

さらに嫁も「雨の吹き込みを防いでくれるグッズをわざわざ外すなんて理解できない」と言うし、このまましばらく様子を見ることに。。。(窓を1cmほど開けても雨が吹き込まないのはありがたいし、目立たないのであまり心配なく駐車中に換気できます!)

たしかに嫁の言う通りでした!



イタ車も壊れなくなったとはいえ国産車と同じようには行かないでしょうけど、年金暮らしの爺さんをあまり悲しませないよう少しでも手が掛からないでいてくれると嬉しいね!