御代田は軽井沢駅から3駅目で、西軽井沢という呼び方もされる町である。

8月最初の土曜日、 ハイシーズンの軽井沢のホテルはとりわけ高いので、御代田に宿を取ったのが初訪問の理由。

 

宿泊は明治屋旅館。「明治時代に開いたから、明治屋と祖母が名付けたんですよ。単純な名前の付け方ですよね」と親切な女将さんが教えてくれた。今後はここを軽井沢に来た際の定宿としよう。

 

 

旅館の朝食は文句なし。

 

翌朝、泊った旅館から少し回り道して駅に向かったら、SLが保存されていた。番号を見たらD51 787。今から半世紀前、SLファンだった私が中央西線で撮ったまさにその機関車だ。(下の写真のプレート番号で確認できる)

この機関車自体は御代田に縁はないが、かつてスィッチバックの駅があったことを記す意味からの保存らしい。ここはかつてレールが敷かれていたほぼ廃線跡。

しかし私には奇跡的再会!

 

半世紀前のD51 787。

 

旧中山道にはやはり古い建物がいくつかある。下は民家の様だ。

 

後から洋風に出窓を付けた?

 

続いて白壁に囲まれた立派なお屋敷があり、ちょうど庭にご主人がいたので中に入れてもらう。二棟あるうち、こちらは古い方の建物で、大正時代の建築とのこと。古い建物ファンにはたまらない。

 

こうして30分ほどで御代田駅へ。とても有意義な朝の時間だった。

駅舎はモダンで、待合室では無料Wi-Fiに電源もある。

しなの鉄道でまた軽井沢に戻ったが、車内は先の方から乗ってくる人の幾人かが隣の席に荷物を置いて寝ている。そして御代田辺りから乗る人は立って軽井沢に向かう。寝ている人に悪気はないとは思うが、、、

 

メインのホームページ「日瑞関係のページ」はこちら
私の書籍のご案内はこちら (アマゾン)

『続続 心の糧(戦時下の軽井沢)』はこちら